第255回TORII寄席 米朝一門の精鋭たち 「今が旬」の若手競演!

2016年10月1日(土) 難波・千日前/トリイホール

桂 鞠輔    「兵庫船」
桂 吉の丞  「ふぐ鍋」
桂 米紫     「厩火事」
~中入~
松浪 千粋   「上方唄演奏」
桂 紅雀     「向う付け」
桂 歌之助  「寝床」


かなり前の席で、大迫力!! の落語会でした。



とみしんさんのブログの感想の方が、
ずっとしっかりしていますので、
まずそちらから目を通していただいて、
私の何だかよく分からない感想に
触れてもらえたらと思います。


トリイホールは初めてでした。
小ホールといった感じ。椅子がふかふか。
お客さんいっぱいで、
知らない人ばかりと思っていたら、
落友さんとバッタリ!
お陰さまで大変良い席に座ることができました。


まずは鳥居さんのご挨拶。
TV「よ~いドン」で見たことがある人。
大阪を国際文化都市にすべく、色んな活動を
されているそうです。
千日前は昔刑場で、さらし首が並んでいて、
その人たちを供養するお寺があった。
今は無いので復活させたいとのこと。
歌舞伎や文楽で千日前の刑場は沢山出てくるらしい。
落語はどうだったかなあ。
「らくだ」でちらっと出て来るかな。


開口一番は、鞠輔さん。
高座に座る時、一瞬不安そうな顔を見せたので、
まだ腰の痛みが残っているのかなあと、どきり。
でも落語はそれを払拭するような内容。
・兵庫船、半ばまで(最後まで行くかと思った)。
・お坊さんが「糸のもつれたん」と言うところまで(うろ覚え)
・米紫さんではお女中が言う。何となくお坊さんの方が落語の型として古そう、と勝手に想像。
・喜六がとても良い表情。目をぎゅっとつぶってしゃべる顔とか可愛い。食べ物に執着するところも。
・清八はツッコミ以外の、ややあきれた表情(またアホなこと言っとる)がもう少し欲しい。米紫さんの清八はツッコミを言う前から可笑しかった。喜六が変なことを言うたびに(ハア?!)←段々クレシェンド。もうやめとけ! みたいな。実際言ってたかもしれないですが。
・ちょっとハードルが高い注文を書けてきたのが嬉しい。


吉の丞さん、何だかとっても久しぶり。
高座に座る前、わくわくした表情で歩いてきた。
マクラのはじめの方、お客さんの反応が薄くて、
「もしもーし、電波届いていますか?」笑
「クジラは賢いから食べたらあかんっておかしいでしょ。あそこにいる●●ば君とかどうなるんですか。イルカよりあほって言われてるんですよ。あいつは食べてええんですか」大笑(うろ覚えです)
「ふぐ鍋」は、こなれてる、やり慣れている感じ。
力を持て余しているような印象も。
もっとじっくりした噺聴きたい。稲荷俥とか肝つぶしとか天神山とか。
この番組の2席目で出すネタじゃないですね。


米紫さん、マクラはネットで書かないように、とのこと(笑)。
それにしても、ざこば師匠は、紅雀さんのマクラにもまん我さんのにも、
米紫さんのにも出てくるけれど、切り口が違うだけで、
「本当にこういう人なんだなあ」と思わせるくらい、
同一人物のスポットライトがガシャッと一致する。
 久々に聴いた米紫さんの厩火事、聴いてびっくり。
芸風は違うけど、紅雀さんのにちょっと似てる。
紅雀さん、米紫さんに噺を教わりに行ったのかな。年季が近すぎるから違う気がする。
「愛してる」とか、一緒や~! って思いました。
(その前の台詞は、紅雀さんは無くて違うけど)
 兄貴をずいっと、前に出してきて、
おさきさんもずいっと、前に出してきて、
竹やんもずいっと、前に出してきて、
人物を前に押し出すやり方。演劇に近い。
ひろばさんのは噺っぽくて印象が違う。
 米紫さんの高座に出てくる女性、
もっと見たいなあと思っていたら、どんぴしゃの噺が来て大満足です。


中入り後は、松浪千粋さん。
浅野美希さんって名前がプログラムにあってびっくり。
よく名前を目にする、おはやし(三味線)の人。
初めて見るお顔。こういう人だったんですね。
着物も含めて品があってどっしり構えていて、
何だか凄い。
三味線のバチ、思ったよりずっと大きかったです。
昔のはやり唄、とくに芸者さんがお座敷でお酒の席を盛り上げるような唄。
「団子え」・・・まんじゅうを針でつついたら、あずきが飛び出してきて、あずきを針でつついたら、まんじゅうが飛出してきて。
とてもシュールな唄でした。ノリの良い唄。
「十日えびす」・・・えべっさんの笹についている縁起物を言い連ねた唄。3番になると明治の風物が出て来て「車に乗った芸者さん、プップクプー」(うろ覚え)
「なにわの四季」・・・「京の四季」はネット上でさわりだけ聴いた。どう違うのか楽しみでワクワク。
千朝さんが若い頃、出囃子で使ってたそうで、今も独演会では2席目とか3席目で使うらしい。それは寄席囃子としてアレンジしたもので、アレンジ前の唄を聴かせてくれました。
 夏の唄の終わりに、花火の打ち上がった音が入る。
「ヒューーーーー・・・ポーン」みたいな。
落語「遊山船」も花火の擬音が入る。こちらはもっと派手だけど。
 冬の唄は、雪の風物を並べて、
最後に、雪にさわって「おーちべた(冷た)」という台詞で終わる。
とても艶のある、いいお声。じーんと来ました。
 またどこかでお目にかかれますように。


紅雀さん、マクラは松浪さんの初舞台を、
舞台袖で、ぐーっと、りきんで見ていた、とのこと。
やっぱり女性の演者さんが居るといいですね、
華があって…等々。
「向う付け」は久々に聴きました。
最前列は迫力がありすぎて、
ひょ~~~って感じ。
主人公が上手(かみて)を向くたびにドキドキ。
 そういえば、向う付けの主人公、
私が聴き始めた頃は名前が無かったような。
いつからか、ごりょんさんが「喜ぃさんかい」
と言うようになった。
その前は何と言ってたんだろう。
お客さんの笑い声が心地いい一席でした。


歌之助さん、マクラはカラオケ。
すばるを歌う素人さんのマネがやばかった(笑)。
「どこまで飛んで行くんですか」(うろ覚え)
「やっぱり本人の歌が聴きたいですね」
としみじみ。
「寝床」は衝撃のテキスト。
他の人と違う。かなり違う。
どの師匠にお稽古付けてもらったのだろう。
 まず冒頭に番頭が出て来て、
会の準備の指図をする。(他の人では聴いたことが無い)
町内を回って来たのは久七。(ここは皆と一緒)。
 すねた旦さんをなだめるのも番頭で、
何だか、やり手っぽい。
他の人の「寝床」の番頭さんって、
お酒に弱くて、あと耳栓用意して、最後寝ていて旦さんに起こされる役、ちょい役っぽい。
歌之助さんの番頭さんはキーマン役っぽかった。
 あと、旦さんの義太夫の唄(?)がすごい。
他の演者さんは首を振って「オガオガオガ~」って言うけど、
歌之助さんのは、見台に手を付いて、腰は中腰、肩をゆする。
大げさに言うとUSJのゾンビみたいだった。
(※私はUSJのゾンビをTVのCMでしか見たことがありません)
他に違ったところは、
熊さんが、観音講じゃなくて高野山に行くという設定。
 サゲが自然でとても良かった。
メモ:幽霊のたのもし。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

湖涼

Author:湖涼
ブログ管理人(湖涼)の連絡先
jaimo.koryou★gmail.com (★を@に変えて下さい)
@koryou_ツイッターです。
2つのアクセスランキングに参加しています。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 落語へ
↑にほんブログ村

最新記事
最新コメント
リンク
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリ
月別アーカイブ