『太平記』の中の「鉄砲勇助」っぽい場面~ちぎっては投げ~

今、「太平記」を
寝る前に読んでいます。

鎌倉時代末期、南北朝時代の
楠木正成の部下の誰かが野田城を
作るのですが、その場面まで中々到達しません。
本当に「太平記」に書かれてあるのでしょうか…。

ちなみに野田城のくだりを読みたい理由は、
最寄りの駅が北野田駅だからです。(つまり地元)



「太平記」を読んでいたら、
「鉄砲勇助」にそっくりな場面を見つけました。


『太平記』巻第三
「六波羅勢笠置を責むる事」


(略)
官軍は劣勢になって、すこし散り散りばらばらに
なりかけたところに、
奈良の般若寺から、読んだ経典の巻数を知らせに
来た使いの僧で、
本性坊(ほんじょうぼう)という大力の律僧がいた。
その僧は戦(いくさ)の様子を見て、
(略)(意訳:見ておれぬ、官軍の味方をしよう!)
と言って、
僧衣の袖を結んで背にたくしあげ、
(ここだけ「八五郎坊主」っぽい)
木戸口から外に進み出て、
そこにあった大岩を、
鞠の大きさに砕きながら、
(どうやって?!)
二、三十続けざまに投げつけた。
数万の寄せ手は盾の板を粉々に打ち砕かれ、
少しでもこの石に当たった者は、
皆死んだり怪我をしたのである。

(略)



「上方落語メモ」の「鉄砲勇助」より抜粋

●これが向こぉの名物でね「瓢箪岩」ちゅうて、こぉ真ん中のとこが細ぉなって……
■そんな都合のえぇ岩あるか、お前?
●さぁ、その細ぉなったところへヒョイと小脇に掻い込んで、この岩をばちぎっては投げ、ちぎっては投げ、山賊どもはコブだらけ
■岩がお前、ちぎれるか?
●出来立てでんがな
■餅みたいに言ぅてるなぁ。


どうも、読み物として人気のあった太平記
に対するツッコミから、このくすぐりが生まれたように思います。


---------
上記の『太平記』巻第三
「六波羅勢笠置を責むる事」 部分は
『新編 日本古典文学全集54 太平記1』(小学館、1994年刊)
P132の現代語訳より抜粋しました。
ただし黒字は私の心の声です。

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