落語「けんげしゃ茶屋」くすぐりメモ

私は「けんげしゃ茶屋」を生で聴いたことがないのですが、
米二さんのCDで度々耳にしています。
(年末年始の噺なので今うってつけですね)

主人公の旦さんが、正月からゲンの悪いことを
言い放題、し放題の痛快なお話です。
冬の風物詩の描写もしっかり入っているので、
聴いていてええなあと思います。



この噺、ちょい役で、
一竜(いちりょう)さん、芝竜(しばりょう)さん
という芸者さんが出てきます。

彼女たちの名前は、
主人公にゲンの悪いことを言わすクスグリのために
作られたものです。

明治末頃「間がいいソング」という歌が流行し、
その中に「芸者は万竜」と出てきます。

一世を風靡した芸者の名前にあやかって、
一竜(いちりょう)、芝竜(しばりょう)という
芸妓さんがいてもおかしくない、
そんな時代に、彼女たちが登場する工夫を
噺家さんがこしらえたのではないか、と。

だとしたら、このくすぐりが作られたのは
大正期くらいかなあと思います。


ちなみに米朝さんは、
「この話は橘ノ円都師に教わりましたが、
私の師匠米團治の演り方も随所に加えてあります。
初詣の件りは米團治の創作です。」
(『米朝コレクション』1より)

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