米朝さんノート

『桂 米朝 私の履歴書』という本を読んでいたら、
米朝さんの持ちネタにまつわる話がわんさか出てきて、
ネタ一覧と内訳を書いた表を作りたい!
という気持ちが出てきました。

上方落語のどのネタが古いのか、
新しいのか、米朝さんに噺を教えてくれた師匠名を書き込むと
分かるような気がするんですね。
戦後になって復活&再構築した噺や新しく作られた噺もあります。

※4月9日に「まめだ」の項、追記しました。
※4月21日、「除夜の雪」と「まめだ」の項、修正しました。



本来は、米朝さんの著作本、CD、DVD全ての解説文に
目を通して一覧表を作るべきですが、
今回は『私の履歴書』から得た情報を主に
まとめて行こうと思います。


★米朝さんが師匠連から教わった噺

・四代目桂米團治 師匠から
宿屋町、親子酒、崇徳院、不動坊など八つほど。
(「内弟子」より P73)
→師匠から教わったネタを丸まま引き継いでいる
訳ではないと思う。少なくとも「崇徳院」は米朝さんが加えた工夫がある。


・橘ノ円都 師匠から
げんげしゃ茶屋(但し米朝さんは米團治師匠の工夫を後年少し加えた)
口入屋、宿屋仇、近江八景、軒つけ、夏の医者、
てれすこ、三枚起請、胴乱の幸助、ふたなり。


・四代目桂文枝 師匠から
鯉舟、へっつい幽霊、釜猫、不精の代参、七度狐。


・文の家かしく 師匠(のちの笑福亭福松)から教わったネタ
地獄八景、愛宕山、替り目。


・二代目桂小南 師匠から
四人癖。
(米朝さんは代わりに七度狐を教えた)


・桂南天 師匠、桂 右之助 師匠から教わったネタがある。
(ネタ名は本に書かれていない)


・怪談噺は三遊亭志ん蔵 師匠から教わった。
(ネタ名は本に書かれていない)


・五代目笑福亭松鶴 師匠から
池田の猪買い(『米朝コレクション』より)
→五代目から教わったネタは他にもあるのかもしれないが、
私が今把握しているのは、この噺だけ。


★米朝さんが復活&再構成した噺

・算段の平兵衛・・・昭和35年5月6日 初演
・げほう頭・・・昭和36年3月3日 初演
・天狗刺し・・・昭和36年7月15日 初演
・地獄八景亡者戯
・持参金・・・(初演日は不明だが昭和36年7月15日以降、同37年頃までの間)
・はてなの茶碗


★米朝さんが口演した新作落語

・一文笛・・・米朝さんが三十才の時に作った
・除夜の雪・・・永滝五郎 作
・まめだ・・・三田純一 作

「除夜の雪」は、
かなり手を加えて膨らまし、サゲも変えた、とのこと。
「まめだ」はサゲを変えたとは書いていませんでした。


参考:去年の11月に三田さんの直筆原稿が見つかった。

朝日新聞の「落語名作「まめだ」の直筆原稿発見 桂米朝さんが初演」記事

赤字は追記した文


★米朝さんが拵えたクスグリが入った噺

骨つり、天狗刺し、質屋蔵、替り目など。
→「替り目」は女の子が帽子を持ってくる場面か。



六代目松鶴さんの持ちネタと比較すると、
内容が違うものがあるかもしれません。
噺を教わった師匠が違うのなら、そうなっても
不思議はないのですが…。

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