五代目文枝さんの「軽業講釈」メモ

だいぶ前に書いた走り書きのメモが箪笥から
出てきたので、ブログに転記します。



五代目文枝さんの「軽業講釈」は、
ソニー版と、ビクター版があります。
CDが出された年は一年違いですが、
内容がものすごく違います。


【ビクター版】(2006年)
・1963年(昭和38年)の音源
・17分
・笑い声が少ない(遠い?)
・まったけが無い
・お客さんの描写から始まる。旅の一部ではない。
・さあお入りお入りお入りお入り~♪
(お囃子)
・おっと危ない、が無い
・講釈のハリセンの音が軽い
・サゲは「こうし(好事)門を出(い)でずじゃ」
(善い行いは、とかく世間には伝わらない)

まだ作ってる最中かなあ、といった印象。


【ソニー版】(2005年)
・1980年(昭和55年)
・25分
・マクラが長い。
お囃子さんの数が少なくなって…という内容。
・東の旅(の説明?)から入る。暗峠。
・阿か枝さんより声が低い
・南都は奈良で見物。宿に泊まって翌日。
・まったけ、しめじ同様
・その陽気なこと 「伊勢で持つ~♪」
・村はずれ
・べんつり提灯
・らいらいらいらいらいらいらい~♪
(お入りお入り~♪)
・ハリセンの音が強め
・かるわざぁ~、かるわざぁ~!!
・「ます」「むぁ~す」、口上の人、「むぁ」が凄い。
・この太夫、絶対落ちん。鉄板
・「おっと危ない」が無い。
・かるわざぁ~、かるわざぁ~!!
・見せん手ぇなら、しもとけ。
・「先生言うことが無いもんやさかい、
「悪事千里を走る」。」(サゲ)

阿か枝さんの独演会で聴いたのは、
ソニー版の方が、やはり近かったです。



上方落語は戦前と戦後とでは、
内容がだいぶ変わっている噺があります。
「崇徳院」もその一つです。
「軽業講釈」もそうなんでしょうか。

ビクター版とソニー版とを聴き比べると、
噺の成立の過程、変遷が見えてくるような気がします。

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