べにてん

2014年11月27日(木)鶴橋

南天さんのご挨拶
桂 紅雀   「米揚げ笊(いかき)」
林家 花丸  「鉄砲勇助」

~中入り~

アンケートを元にしたフリートーク
1.国会議員になったら何をする?
2.寒い思い出
トーク出演者は、
紅雀さん、花丸さん、生喬さん、南天さん。



お客さんいっぱいいっぱい入りました。
花丸さん効果すごい。

南天さん、私服姿で立ってのご挨拶。
膝のけがの経緯と現状を。
大事を取って花丸さんに来てもらった、とのこと。
 話の途中、お遊びっぽい?ヤジ。
「べにてんをなめとるんか~」
南天さん「今、何て言いました?」
「あ、いや、その、もういいです(小声)」
南天さん同じことを聞き返す。
「すいません、今、何と…?(あなたの)滑舌が、ね」
もう一度、言ったのかどうか忘れましたが、
今度は「金返せ~」、と。
南天さん「返しませんよ~。この小屋に入った以上は。
そら返しません(笑)」
やじの人、お金のくだりは、噺家さんとこういうやり取りが
したかったみたい。なめとるんか、は、どういう切り返しを
期待していたのか分からないけれど、会を盛り上げようとしたのでは。
小声が耳について離れません。

南天さん、わざとなのか本気なのか何度も「聞き取れない」と。
こういう対応の仕方があるんだなあと思いました。


開口一番は、紅雀さん。
赤茶で、細い縞?の着物。初めて見ます。マクラは、無学亭の四人噺の会で、鶴瓶さんが紅雀さんの出番の前に高座に出たお話などなどでした。この四人噺の会は、厩火事がとても良く感じられたのですが、ご本人も120%は行かなくても、107%(?)105%(?)と言ってて、へえ~と思いました。落語は、客側が聴いて感動したと思っても、本人は納得できていないケースが多いように思うので、これは珍しいなあと思った次第です。「米揚げ笊」は、久しぶりに聴きました。めいぷるで初めて聴いて、前のべにてんで一度聴いたか聴いてないか、そんな回数しか聴いていません。「七度狐」を思わせるテンポの良さ。枝雀さんに教わったのかなあと思うほどです。根っこ部分からテンポが良いと思いました。変なこだわりを持つ主人公が本当に板に付いています。紅雀さんの中の「こだわり男レベル1」を最高レベル9まで押し上げた感じです。それでいて、表情もちゃんと9付いて来ています。どうやってお稽古しているのでしょうか? ボケ役の主人公が「この、うっかり者(あわて者?)」と相手にツッコム所が可笑しかったです。途中、手拭いを舞台から落としてしまい、最前列のお客さんに拾ってもらって「ありがとう」と答えて、ちょっと噺が途切れました。どこの場面で落としたのか、思い出せません。でも、けっこう良い内容だったように思います。


お次は、花丸さんの登場です。
拍手の量が凄い。厚みがあります。「いよっ大将」っていうかけ声、やじの人っぽい? こういうお声は大歓迎です。マクラがたっぷりで落語をしないまま降りるのかと思いました。花丸さんをきちんと見たのは2012年1月のラクゴリラで「道灌」(どうかん)の時、2013年9月のべにてんの飛び入りフリート―クの時だけです。今回のマクラで覚えているのは、出番前に「紅雀くんより僕が先に出るわ」と花丸さんが言ったら、紅雀さんが「あほなこと言いなはんな。僕が先、兄さんが後でしょう」(※うろ覚え)と言うと思いきや、実際は、紅雀さんが言い詰まって「あほ」で止まったことでした。それから5年前草野球で足を怪我をした時、こごろうさんに「大変」お世話になった思い出を語っていました。現在49歳だとも。5歳は若く見えます。宝塚が好きで「すみれの花~♪」とワンフレーズだけ歌ってくれました。受賞が決まった時のどたばた話も。「鉄砲勇助」は、紅雀さんも持っていますが、ちょこちょこと違う箇所があって楽しめました。まず甚兵衛さん?が「徹底的に突っ込むで」と宣言しているところ。主人公の嘘に冷た~い視線を送って、その表情がよく受けてました。山賊が一列に並ぶ場面は、主人公が色んな声色を使って再現。猪の金玉の捻り方が片手で約一回転(紅雀さんは多分両手でぐりぐり回す)。北海道で各家を繋ぐ竹の筒には「おはよう」が凍ってる。(紅雀さんはここまでしない?)。春になると色んなおはようが出てくる。お婆さんとお爺さんの声の対比が面白かったです。おしっこをするそばから凍る。「トンカチ」で打って壊していく。「荒縄」で束ねて売る。「くぎ抜き」は冬国素人用。サゲは「キリが無い」というもので、本当に「キリ(道具)を用意していない」というものでした。花丸さんは所作がとても綺麗で、芝居噺が凄そうだなと思って見てました。木曽路で、先に進む主人公。人差し指を肩に置いて(お婆さんの引き留める声を背に)、後ろを指した状態から、ふわっと人差し指を天井から前方へ指す(前に進む)という仕草が、ええなあと思いました。


中入り後は、アンケートを元にしたフリートークの時間です。
いつもは紅雀さん、南天さんがトーク衣装を着て座るのですが、今回は、パイプ椅子が四つ出て、皆さん着物姿でした。舞台に向かって左から、紅雀さん、花丸さん、生喬さん、南天さんという並び方です。何と豪華な顔ぶれでしょう。フリートークは四人でわやわや~っと楽しく進みました。1、国会議員になったら…という質問に、アンケートは「一夫多妻制を作る」という答え。これは昔からべにてんにお越しのお客さんですね。南天さん、紅雀さんは「大変やで」と。しかし生喬さん、花丸さんは「1番目で埋めれないものを2番3番目が埋めてくれたらどうする」と言ってました。いつもは南天さんと紅雀さんの意見がぶつかる(あえてぶつけてる?)ことが多いんですが、今回は顔ぶれが違います。アンケートは全部紅雀さんが読みました。思い出せるのは、

・生喬さんが弓道部に入っていた過去が判明。構える姿を見せてくれた。
・フリートークの時、生喬さんの手がタヌキ(ケモノ)の手になっていた時があった。花丸さんは「これやってる時は気持ちがアヤシい時です」?とか言ってた。嘘をついているとか、動揺している時などでしょうか。指摘された生喬さんが「まいったなあ」という顔をされていてちょっと可愛かったです。
・花丸さんにお稽古つけて欲しい人がアンケートにメルアドを書いていた。花「いいですよ。そこら歩いている時につかまえてもらったら、その時に」。生「いや、絶対素通りするで。聞かんかったふりする。男?女?」。花「男か女かで態度決めへん」。南「オレは絶対に(客に)稽古なんか付けへんからなー」(※台詞は全てうろ覚えです)
・アンケートに、議員になったら、廊下に貢物を並べて、顔半分笑う?という内容がありまして、紅雀さんが実践。前のお客さんかなり笑ってた。悪代官のよう。漫画から抜けて出てきた感じ。
・アンケの2の「寒い思い出」に関して、冬のレジャーの話題になった。生喬さんが「スキーもスケートもしたことがない」と言うと、紅雀さんが「冬、何してたんですか?」と凄い突っ込み。お客さん、わっと笑ってた。生「三重県の●●(失念。故郷名)はな、そういう遊ぶ場が無かってん」
・由瓶さんがフルスイングする話。南天さん「何でテレビやのにあんな話したんや?」。由「兄さん、あれ鉄板ですよ」。何だかんだ言って皆から愛されている噺家さん。
・花丸さんの落研は、ものすごく厳しくて「英語とゼミ以外は授業に出たらあかん」というルールがあったらしい。南「よう卒業できたなあ」。花「うん。ノートとか見せてもらって。冴えててんな」

 もうちょっとメモが残っているのですが、余り書き連ねるとドン引きされるので(今更?)、そろそろ、この辺で止めておきます。いつもより終わる時間は遅く、10時前くらいでしょうか。今回、久々に落友と会うことができました。嬉しかったです。

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No title

Twitterで散々ボヤキましたが
「最低」な奴ですわ!
近くに座っていたら喧嘩になってたと思います
いくら冗談としても
(冗談の方が余計にタチ悪い)
「場」の雰囲気を壊す事は一番やったらアカン事ですし
落語が出来なくて悔しい思いを押さえ
事情を説明しているのに
暫くはムカムカが収まりません(怒)

k上さんへ

こんにちは。
k上さんのツイッターを見て、ドキッとしまして、
こんなに怒っておられるんだなあと。
私の感想で、少しでも緩和できればと思い、
ちょっとこまめに書いてみました。

落語をできない南天さんの悔しい気持ちを考えれば、
あのやじは矢張りNGでしたね。
小声が本音だったものの、何度も聞き返され、引っ込みが付かなくなったことを思えば、ちょっと可哀想な気もします。

ひらの寄席

ひらの寄席で、紅雀さんが厩火事を演じた時は、非常に良い出来で、最後に皿を割った時、亭主が妻を気遣った発言をしたら、会場から拍手が巻き起こりました。無学でも、拍手があるかなと期待していましたが、そこまではありませんでした。無学も良い出来には違いないが、そこらが紅雀氏自身は不満なのかと推測しています。

崇徳院でも、最後に相手が見つかった時、拍手が巻き起こったのは、雀三郎師(繁昌亭)で経験したことがあります。

今回は詳細かつ迅速なレポでありがとうございます。
ついでにいうなら、可朝師が昔参議院に立候補された時の公約は、一夫多妻制と銭湯の男女のしきりをなくすと言うものでした。
落選しましたが、師の面目躍如でした(笑い)

花丸師は絶好調ですね。じゃあ、今日と明日は花丸師見学に致します。あはは

ご無沙汰しましたw

湖涼さん、こんにちは。
ひっさしぶりにお会いできて嬉しかったです。
紅雀さんの落語も、実はひっさしぶりでした(笑)。
べにてんを休むと、湖涼さんにずっと会えないってことは
南天さんと紅雀さんって、意外にコラボってないってこと?
次はもっとゆっくりお話できる時間があるといいですね♪

1700円では安かった

レボお疲れさまです。あのヤジの時は南天さんの血管がブチブチっと切れる音がして、冷や汗もんでした。なんとか上手くしのいでくれてホッとしたのに、被せるように金返せって┐(´д`)┌金返しますけど、一生忘れませんって紅雀さんが言ってくれたので、ちょっと気持ちが収まりました。
この事を除けばほんまえぇ会でしたね。1700円では安すぎる。倍の3400円払ってもエエぐらいでした。
払わんけど(笑)

コメありがとうございます

もずさんへ

ひらの寄席の厩火事は、そういう場面で拍手が鳴ったんですね。遅くなりましたが、噺の良さに気づくことが出来ました。無学でその端緒に触れることが出来て良かったです。


さきさんへ

鶴橋での初めてのべにてんは忘れがたいものになりましたね。確かにコラボ率、低いかもしれません。コラボを他に見れるのは動楽亭昼席と、私が行かないホールの落語会が多いように思います。今度お会いする時はお茶出来たら良いですね。


ぴーまさんへ

南天さんの血管の切れる音、私には聞こえませんでした。(にぶすぎ?) あと紅雀さんが、どうしてもという方にはお金をお返しします、と言った時は冷汗が出ました。もう過ぎたことを蒸し返さなくてもと思ったんです。私は2500円くらいの値打ちやなあと思いました。払わんけど(笑)
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