漫画本と義亮の新聞記事

友達から漫画本&手紙が届きました。
内容も面白い上に手紙の気遣いも嬉しかったです。

普遍的なものにぐっとくる感覚、
忘れてたなあ。



1部と2部に分けて、
主人公二人の視点からそれぞれ分けて描いてくれた
ことが凄く良かったなあと思いました。

また他の友達に貸してみよう。(^^)



佐々木義亮(よしすけ)が、格好良いなあと
思った新聞記事を抜粋します。
読みやすいように句読点を勝手に付け、
現代送りがな&漢字の置き換えを
しているので、原文ではありません。
何処となく講談っぽいなあと思います。

明治17年(1884年)12月19日
大阪朝日新聞3面

昨(日)十八日午前三時過ぎと思しき頃、
府下東成郡玉造岡山町に
豪家と聞こえたる佐々木義亮氏方の裏口より
七八名の強賊、いずれも抜刀にて押し入り、
台所の方に、いぎたなく【?】熟睡して居たる下女まつ(33)を
呼び起こし、「主(あるじ)の寝間は何処(いずこ)にや。早く案内すべし」
と、明晃々的(だんびら)を鼻の先へ突きつけ、
四方(よも)より取り囲みて脅迫する暇に、
一人(いちにん)の賊は次の間へ踏み込み、
(以前当鎮台の騎兵伍長を勤めし者にて今は同家に雇はるる)
大谷次郎(33)の寝たる上にまたがり、咽喉(のんど)を
締め上げんとするを、大谷はたちまち目を覚まし、
賊と見るが否(いな)、覚えの手練をもって賊を跳ね返し、
組(くん)ず転(?)んづする折から、

次の間に寝て居し石金澤鉄三郎(36)とて、
以前奈良県の警部を勤めて居りし者(同氏は此夜(このや)
偶然同家に泊まり合わせしなり)、
賊入(い)りぬとの声を聞くより其儘(そのまま)岸破(ガバッ)と
臥床(ふしど)を起き出(い)で、枕元に有り合わせたる赤樫に
鉄鋲(てつびょう)打ちたる八角の棒をオッ取って出(いで)来たり。

大谷と争ふ賊の後ろより、骨も砕けと打ち下ろせしに、
賊は背骨と腰の辺りを甚(いた)く打たれ何(か)じかは
もって堪(たまり)べき一声「キャッ」と叫びつつ、
思わず力を緩めしところを、
大谷「得たり」とはねっ返し、
台所の方(かた)へ投げ飛ばせし はずみに、
行燈(あんとう)は倒れて暗がりとなりしかば、
大谷金澤の両人は、一間の小口に身を構へ、
瞳を定めて彼方(かなた)を窺(うかが)ひ賊の挙動を考え居るに、
多くの賊は刀をかざし目当てもなしに切り込み居り。

さて、此家(このや)の主人といふは
先年伏見町の宅(たく)にて老年の身に勇ましくも
強賊と戦って遂に追ひ返したる佐々木太郎氏の男(だん)にて、
幼年のみぎりより剣道を学び、その術に秀で居るのみか
身の量方(めかた)三十六貫目もありて、
彼(か)の魯智深(ろちしん)も三舎(さんしゃ)を避(さく)るばかりの
大入道なるが、最前(さいぜん)よりの物音に眼を覚まし、
日頃豪胆の気象(きしょう)とて、直ぐ傍(かたへ)にありし杯洗(はいせん)に
八合ばかりの酒を酌(くみ)て一口に飲み干し、
いささか気力を付け置き、
片手に村正の一刀(かたな)を引っ提(さ)げ、
片手に手燭を高く捧(ささ)げ、
「シッカリ行け行け」と声掛けながら、
徐々(しづしづ)と出で来たりし。
その挙動の尋常ならぬに賊はたちまち
臆病風を吹かし、我一(われいち)と逃げ出(いで)し後より、
金澤大谷の二人は追っかけ行かんとせしを
主人は、
「長追ひ無用なり」
とて、これ(二人)を呼び止めし上(うえ)、

そこらを取調べ見しに、
何一点失せたる品はあらず。
却って賊の首巻や下駄の残りありしと。

また大谷は右の耳より頬にかけ、
一か所浅傷(あさで)を受けたれど、
物に屈する人ならねば、
蚤に喰われたる程にも思ハず、
そのまま天王寺警察署へその旨(むね)訴え出(い)でたるハ
勇々(ゆゆ)しくも又愉快なる有様にてありしといふ。


格好良いなあ! と思った台詞を
大きいフォントにしてみました。(^^)

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