馬生さんの法要

ぴーまさんのツイッターで知った、
十代目馬生さんの法要記事
(前編、後篇と記事が二つあります)。
CDブックに載っていた、
亡くなる最後の日、体の調子が良くて、
行こうと思ってたお鮨屋さんは、
このお店だったのかな。



この間、五街道雲助さんの「干物箱」を
テレビで見ました。
馬生さんの「干物箱」をCDで持っていたからです。
謎が色々解けました。
若旦那の身代わりをする本屋の善さんが、
なぜ親旦那に嫌われたのか、
よく分かってなかったんです。

若「で、お前、 俺の声色(こわいろ)、できんだろ? 」
善 「できるんだろ、じゃありませんよ。
あーたの声色が上手いばかりに、
あーたのお父さん(を)しくじったんですから。ええ、あの、
ウエハルの二階で、ふざけて、若旦那の声色を使って。そしたら、
いきなり、ガラッと開けて、大旦那が「ばか野郎がっ、
こんな所にいんのかっ。どこだ! 」「へぇ、あたしです」。
ただいきなり、ぽかっと殴られた。それっきりしくじっちゃった。
それほど良く似てんです、あたしてえものは」
十代目馬生「干物箱」より)


本屋の善さんが、ウエハルの二階で、
若旦那の声色を使っていたら、大旦那に怒られた。
何故怒られたのか、ピンと来なかったんですね。
 雲助さんは、
大旦那が若旦那に用事を頼んでいたのに、
ウエハルの二階から声がしたから、
こんなところで何をしてるんだ! と、
大旦那に言わせていました。

他にも、雲助さんは、馬生さんのテキスト上の穴を
埋める台詞を言っていたように思います。

馬生さんって舌足らずやなあと、
改めて思いました。
でも、それが馬生さんの出せるリアルさだったんだなあと。
雲助さんが馬生さんと同じテキストを使っても、
そのリアルさは出せません。穴を埋めたテキストが、
雲助さんの力を最大限に引き出せるものなんでしょう。


噺が面白い時の馬生さんのテキストの穴は、
良いですよ。勢いが良いから生まれる穴なので、
特に印象に残ります。
何だか分からないけれど、面白く感じるというのは、
理屈じゃないんですね。

ペンキがたっぷりついたローラーを、
床に付けて、ばーっと走る。
すると、ところどころ塗れてない。
勢いが良いから、塗れてない部分の
形が綺麗なんです。
例えると、そんな感じ。
紅雀さんの落語もそういう所があります。

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本日の感想(^^)

湖涼さん、こんにちは
ペンキがたっぷりついたローラーの話、うまいこと言わはるなぁ!!と、感服致しました。

キャッチしてもらえましたね!

そうそう、湖涼さんにキャッチしてもらおうと思ってリツイートとしたのに、その後すっかり忘れてました。
ペンキいいですね!

ペンキ

にこさんへ

こんにちは。
にこさんから褒められるとホント嬉しいです。
寿命が延びる心地がしました。
落語を聴いている時、テキストの空白が印象に残る部分って
一体何だろうなあと思った次第です。


ぴーまさんへ

更新しようと思いつつ、機会を逃していたのですが、
ようやく記事を書くことが出来ました。
あれは見逃せないリツイートでしたよ。
ペンキ、思いの外共感してくれる人が居て、
ちょっとびびってます(笑)。
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