直木三十五の本

昨日、中之島図書館に行きました。
直木三十五の『大阪物語』に、
玉造を語るページがあって、
何と、「万屋寒子」の話がちょろっと載ってました。

『大阪春秋』の上方落語特集号を
開いたら、たまたま載ってたんですよ。
しかし、新聞に連載していた話だったらしく、
ルビが間違ってる。
「よろずやかんし」だって。中国の偉人みたいな名前になってる。
それを略して「萬寒(まんかん)」。中国料理だよ。
三十五さんが付けたルビじゃないでしょうね。
天誅組のメンバーの名前ルビも間違ってたから、
多分、新聞社の人が打ったルビだと思うのですが。



ネットで調べると、
大阪物語は、1931年に刊行されています。
昭和6年。
新聞社の人がルビを間違うということは、
その人が若い人だったにせよ、
「よろかん」さんを知らない世代が既に居たことになります。

4年後の『上方』という雑誌に、
「よろ勘」が載っているので、
年配世代にはまだ通じる言葉だったのかもしれません。

直木三十五の世代はOKということですね。
彼の世代以前の、大阪の小説家の本を
探してみようかな。宇野浩二とかどうだろう(^^)



今、日本の民話ブームが来ています。
山陽地方の民話、面白いですよ。
桃太郎さん、桃太郎さん、
お腰に付けたキビ団子、ください。
って、臼(うす)とか、蜂とか、牛糞が来るんです。
さるかに合戦やん。

確かに、桃太郎の家来、犬猿雉の
戦う場面はちょっと面白くない。
犬が噛みつくやら、猿がひっかくやら、
雉が目玉をつつくやら、でしょ。
戦う場面は、さるかに合戦の方が面白い。

だから、上でご紹介した民話の
桃太郎さんの鬼退治は、
屋内で行われます。
宝物は、ふつうに倉にありました。



それから、落語の「野ざらし」「骨釣り」の
民話版を見つけました。
「野ざらし」は、幽霊の娘の死んだ経緯が
分かりませんし、
「骨つり」は、意に沿わぬ縁談で、川に身を投げたと
言うそうですね。
(「天神山」は、心中ですけれども)
民話の方は、洪水で村が流されて・・・
と言ってました。つまり溺死です。
その骸が、河原に。
リアルすぎる…!
しかし、まあ、民話なので、ほっこりした雰囲気でした。
(ほんまかいな)。

「ぎょうせい」という出版社の民話は、
とってもお勧めです。
語り手の口調を、そのまま文字にしてますから、
速記本なんですね。

民話の中に、
まるっきり落語と同じ内容のものがあるのですが、
読むと、つくづく噺家さんって凄いなあと思います。
始めはみんな小さな話だったと思うんですよ。
それがあんなに大きくなるんですね。

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