めいぷるごにんばやしの会

2014年5月20日(火)箕面・メイプルホール

桂 ひろば 「真田小僧」
桂 吉弥  「ホース演芸場」(桂 吉弥 作)
桂 紅雀  「崇徳院」
~中入~
桂 まん我 「浮世床」
桂 米紫  「天神山」

三味線 はやしや律子

やっぱり紅雀さんの崇徳院が一番好きです。
もし自分の死ぬ日が分かるのなら
その前日に紅雀さんの崇徳院を聴きたい。
願わくば~って西行の歌がありましたね。



実は、紅雀さん以外のメンバーの
落語感想メモを失くしてしまいました。
これが愛情の差なのでしょうか。
布団の中で一生懸命書いたものは、
夢だったのでしょうか。

という訳で、記憶をふり絞って、
何とか書こうと思います。


この日は、にこさんとミスドで晩御飯を食べました。
飲茶シリーズを食べるのは久しぶり。
ミスド1号店は、意外と狭く席数も少ないです。
でも、そんなに混雑していなかったので、
ゆっくりお喋りできました。


メイプルホールの大ホール入口前で、
受付に立っている紅雀さんを発見し、
柱の陰で誕生日プレゼントと称したお菓子を
渡す準備をしました。
雨が降っていたので、荷物がぐちゃぐちゃでした。
にこさんに一時荷物を持ってもらった気がします。
渡すときに緊張してスタンプカードを落とし、
吉弥さんに拾ってもらったという…
やっぱり何ともはやな思い出が残りました。
でも、無事(?)渡せて良かったです。


開口一番は、
痩せて格好良くなったという噂のひろばさん。
気付いてくれたのは、吉弥兄さんだけだったと(笑)。
以前よりも目鼻立ちがはっきりしているように見えました。
噂にたがわず、です。すぐ結婚できそうと思いました。
 ネタは「真田小僧」で、
「~~~残念ッ!」と言う所が印象的でした。
奥さんの色っぽい声が短めだったのは、客席に居た
男の子たちが居たせいかな。
(帰り際、寄せ書きサインを貰いに行ってました)
 もう少し徐々に彫りが深くなる感じが欲しかったのですが、
開口一番と言うことで、あっさりめにされたのかもしれません。


お次は、吉弥さん。
ひろばさんが痩せてしまったので、
ひろばさんの後に高座に上がると、痩せて見えるという
効果が無くなってしまったと嘆いてました。
吉弥さんも痩せたと思うのですが。
 ネタはご自身作の「ホース演芸場」。
独演会でも出していたような気がします。
若い噺家さんが、演芸場で修業をする、という内容で、
昔懐かしの漫才師さんたちが出てきて、
それぞれ持っているテーマソングを歌っていきます。
 年代が違ったせいなんでしょうか、
一組も分からず。orz ジョウサンズって、
男の漫才師さんだと思ってました。
 拍手をする場面がけっこう入ってきたので、
それがちょっとしんどいかなと。
だったら拍手をしなければ良い話なのですが、
空気に飲まれてしまいました。
 サゲは、なぞかけ落ち(と言うのか?)で、
意外とあっさりしたものでした。


お次は、紅雀さん。
メモには残っていないのですが、
「待ってました!」って声がかかった気がします。
(別の会と勘違いしているかもしれません)
 マクラは「皆さん恋をしてますか?」と
言っていたと思うのですが、その後が思い出せず。
奥さんの好きな家電の話をされたのかな?
 噺の始まりは、何と、熊五郎の
「ほたら何でやすかいな、わしが若旦さんの思いごとを
聞きだしたらいいんでやすか」(※うろ覚えです)
という台詞からスタート。
天下茶屋のくだりをカットしました!!
衝撃です。前々から、ちょっと遠すぎると思っていたのですが。
熊のおかみさんが夫を呼びに天下茶屋までやって来る、
というのも、ちょっと不自然な気もしてたんですね。
急いでいるなら女の人より、男の人が行った方が早いと思うので。
 それから、お医者さんの描写、
「お年が若いが、上手なお方」と言っていて、やったーと
思いました。お年が若いがっていう所に却って名医の匂いが
するのです。これは五代目松鶴のテキスト由来で、
米朝さんはお医者さんの年まで言いません(多分)。
 あと「綺麗な手ェで…」と。
字のことを「手」と言う人はもうかなり少ないと思います。
落語は死語が蘇る世界なので、古い言い回しをしてくれると
ウキウキしますね。
 兎に角、熊五郎が面白かったです。
笑いの多い一席で。
 お嬢さん側の棟梁風の男が出てくる場面は、地の文を言わず、
台詞だけで登場しました。45、6の棟梁風の男って言っちゃうと、
想像の幅が削がれますので、それを演技で大体表現できるなら、
確かに無くても良い所です。
 最後、探している相手が見つかった時は、
仮面ライダーの変身ポーズを左右対称にしていたような、
ちょっと変わった踊り(?)手づかみする仕草なんでしょうか。
そこも印象的でした。見台とサゲは無しです。
 後半ちょっと、ガソリンが尽きた感じもしたんですが、
(エンジンではないところがミソ)、
色んなの崇徳院を聴きすぎて、もう楽しめないと、
思っていたので、本当に嬉しかったです。


中入り後は、まん我さん。
マクラは、これからするネタは、何ていう事は無い
ネタですと、いうような事を言ってました。
男女の出会いとか無しだと。
「浮世床」は、確かに、男たちの暇つぶしの情景を
描いたものです。でもそこが面白い。
 ひょうたん型の湯沸し(ヤカン?)に映る
自分の顔を、ひょうたん型ではなく普通の顔に見えるよう、
顔をあっちこっち歪ませてるところから、
うわ~やられた! と思いました。まん我さんの面白い顔って
こんなに連続して見たことないかも。
 あと両方の鼻に噺の中で何かを差し込んでいたのですが、
扇子をぶらぶらされている所も凄いなあと思いました。
 火鉢の掃除?をしたり、割木屋のおじさんをいじったり、
何だかほのぼのしました。
将棋では、「王」を獲ったのに、ゲームを続行している
くすぐりの所で、一瞬きょとんとしてしまい、
(周りの人が何で笑っているのか分かりませんでした)
やっと気づいた時は噺が先に進んでました。^^;
次はきっと大丈夫です(多分)。
 衝撃的だったのは、顎で怒って額で謝る表情でした。
まん我さんの底力、凄いです。噺家さんって喋る職業だと
思ってましたが、違いました。仕草と表情もかなりのウェートを
占めているのだなあと改めて思いました。
メモ:姉がカワラケ妹がすっぽんぽんって、
割木屋のおやっさんが言ってた。カワラケの意味がやっと
分かりました。


お次は、トリの米紫さん。
薄ピンクの着物でした。春らしいですね。
「天神山」は、兎に角、吉の丞さんの印象が強い噺。
初めて噺を聴いた噺家さんです。後は、出丸さんや、
最近だと文之助さんですね。
 へんちきの大将の源やんが、
一心寺で花見ならぬ墓見をしに行きます。
(どうでも良い話ですが、一心寺の場所が知りたくて
検索したら、一心寺のHPが出てきて、
「ごめんなさい」とトップページに書いてあって衝撃でした)
 小糸ちゃんの声がとても綺麗でした。
あと、彼女の死んだ経緯を告白するところ、
日本語っていいなあと思う文体です。
江戸時代から、台詞が変わってなければ良いのですが、
本当の所はどうなんでしょう。「おのれ、やれ」とか、
古いなあ(ワクワク)と思うのですが。
 あと、メスギツネを手に取る場面が衝撃でした。
今まで見てきた噺家さんは、客席に向かって、
手を下にして輪を作り、それをちょっと広げた感じで、
キツネを表現していたのです。
米紫さんは、手を上下にずらし、かなり立体的な
キツネを表現していました。
他の人は大人しいキツネやなあと思っていたのですが、
米紫さんのは、キツネの動きが野生動物みたいでした。
 キツネをわしわし、なでたりとか、
毛が生えている動物感が半端なかったです。
あとキツネを逃がした後、着物が毛だらけやと言ってました。
これは動物が好きでないと言えない台詞です(多分)。
 サゲは無しだったのですが、
キツネの奥さんが障子に残した歌が、
他の噺家さんと違っていて、
「(私を)恋しくば、何とかの森に訪ねて来なさい」
というものではなく、春の情景を詠んだような歌でした。
新鮮。


帰り道、ぴーまさんが美味しいシュークリームの話を
していたのですが、大阪の北の方だったので、
トンネル頭になりました。でもシュークリームだけは
覚えています。有名なお店があるんですね。

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第68回めいぷるごにんばやしの会 @箕面市立メイプルホール

5/20(火)18:30開演 <本日の演目> 桂ひろば 「真田小僧」 桂吉弥  「ホース演芸場」作:桂吉弥 桂紅雀  「崇徳院」      -中入り-        桂まん我 「浮世床」 桂米紫  「天神山」  三味線 はやしや律子 まん我さんのお召し物はモスグリーンの対。 

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死の前日

昨夜はお疲れ様でした。
いろいろとおおきに(^_-)-☆
なるほど~!
私は死ぬ前の日に何を聴きたいかなぁ…と考えるとめっちゃ迷います(^^ゞ
ベスト3も選ばれへんのやもん、ベスト1はもっと選ばれへんわなぁ。。。
これからもっともっと聴いて、自分の中で厳選して行きたいとは思うのやけど、聴けば聴くほどわからなくなって行くような気もします。
そやかてファンになった後の1~2年は多分ベスト1が決まってましたもん。

お疲れさまでした

先日は、沢山おしゃべりできて楽しかったです。(^^)

にこさんは、ベスト3も選べないくらい
まん我さんの噺で好きなものがいっぱいあるんですね。
確かに、ファン1~2年目は、印象強いものばかりで、
どんどん、ベスト1が上書きされていきました。

紅雀さんと崇徳院の組み合わせが好きなのは、
どちらも一番好きだから、相乗効果が凄いという(笑)

それはそうと、まん我さんの「浮世床」、
久々に聴きましたが、本読み以外の場面でも、
顎で怒って額で謝るところ凄く面白かったです。
演じ手が少ないようですが、若手の子がまん我さんに
お稽古をつけてもらえればいいのになあと思いました。
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