「ねずみ穴」の元ネタ

昨日のべにてんは、
私服姿の紅雀さんが凄く格好良く見えました。
そして落語は、いつもと違った感じで
余り笑えず…。うーん、温め直している所、
なんでしょうか。
フックとアッパーが飛んでくるような、
畳みかける様な感じが無かったんです。

まあ、べにてんは、
テーピングを巻きなおす作業っぽい
ところが見れるところが一つの魅力なのかも
しれません。
南天さんも、ネタの「虫干し」できる会って、
言ってた気がしますし。

それは兎も角、
落語「ねずみ穴」の元ネタの一部を発見しました。
井原西鶴の「世間胸算用」でした。衝撃です。



江戸のお金の物語」という本を読んで
発見したことで、まだちゃんと、
原典を見て確認しておりません。
でも、嘘を書く必要もない箇所なので、
多分合っていると思います。


井原西鶴『世間胸算用』の、
「北浜に箒(ははき)の神をまつる女」。

<ここから本の文章を抜粋します>

……全国から米が集まる大坂では、
米を蔵入れ・蔵出しするときに米俵を竹筒で突いて
少量の米を取り出して品質を改めました。
そのときにこぼれ落ちた米(筒落米(つつおごめ)を
掃き集める「筒落掃き」という商売がありました。
ある老女が北浜の九州米の荷揚げ場で、
コツコツと筒落掃きに励み、
二〇年あまりのうちに一二貫五〇〇目の銀を
溜め込んだ話があります。

 話の本番はここからで、
この老女の息子は、
九歳の頃から捨てられた米俵の蓋から集めた藁で
緡(さし)を作り、
それを両替や問屋に売って作った銭を元手にして

銭両替を経て本両替にまで成長したという
トントン拍子の出世談が描かれています。
第1章でも述べましたが、
この緡というのは銭の穴に通して束ねる麻や藁で作った
細い縄のことです。

<抜粋はここまでです>


「ねずみ穴」のごく一部ですが、
下線部が元ネタかなあと思う箇所です。


この本、やたら漢字が多くて、
ちょっと読み飛ばしぎみに読んでいたのですが、
落語に関係ある話も時々挟み込んでくるので
あなどれません。
それにしても、落語の「ら」の字も出てないのに、
こういう原話ネタのアンテナだけは高いんですね。


井原西鶴って、
センセーショナルな書き方を自覚して、
それを売りに書いている感じがして、
正直好きになれない作家だったのですが、
落語の元ネタになった(かもしれない)話を
書いていた、ということで、
好感度が上がりました。
これから嫌でも読まないと、損しそう(笑)。

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