動楽亭昼席(4/6)

2014年4月6日(日)動物園前

桂 二乗  「強情灸」
桂 雀五郎 「貧乏花見」
桂 まん我 「替り目(半ばまで)」
桂 千朝  「植木屋娘」
~中入り~
桂 紅雀  「宿替え」
桂 文之助 「景清」


まさかの宿替え!でした。
たっぷり聴けて良かったです。
そして落語会前後のお喋り楽しかった~。(T▽T)




この日は、ソニーボーイでランチをしてから、
動楽亭昼席へ。
まん我さんが子供好きという話題で盛り上がりました。
さきさんも私も「へえ~っ」って感じで、
シャイな噺家さんのイメージがあっただけに驚きです。

そんなまん我さん情報を教えてくれた
にこさんの動楽亭昼席の感想を、
どうぞお読みください。

違った感想を持ったのなら、
感想を書こうと思ったのですが、
読んでみると、うんうん、その通り!と共感する
内容だったので、
今回は、感想を割愛させてもらおうかなと
思いました。

でも、やっぱり少し書かせてもらおうかなと
思います(どっちやねん)。


二乗さん凄い。
いや、久しぶりに聴いて吃驚しました。
成長されたというか、何と言うか。
前座の口上がとても滑らかで、
かつ気遣い溢れる言葉でした。
前日も携帯が鳴ってしまったこと、電源を切って下さい、
ということ。
エアコンを今切ってますが、熱い寒いがあったら、遠慮なく
仰ってください、と。落語の合間にメクリを変えに来ますから、
その時でも言っていただけたら、と。
前座さんの口上でこんなに感動したのは久しぶりです。
 マクラは、砂金にはまっているお父さんの話を。
じわじわ可笑しさがこみ上げてくる私好みの内容でした。
ずっと前聞いた時もお父さんの話だったような。
その時は、息子(二乗さん)の職業を勘違いしていた話
だったように思います。笑 あれお兄さんの話だったかな。
 それから落語なんですが、
ずっと以前も「強情灸」を聴いたことがあって、
感想が、「南天さんと違う」という誠に落語感想として
どうなんだという内容を書いてしまいました。
今回は、「違うけど、良いじゃないかッ」と強く思いました。
特に「ブチブチブッチン」と堪忍袋の緒が切れる音、
南天さんの言い方じゃないと満足できない体になっていると
思ってましたが、二乗さんのも良いなあと思いました。
特徴のある言い方ではないと思うのですが、
リズムに嵌ってて良かったと思います。
 他の場面も、「こうしたらいいんじゃないかなあ」と、
思える所が無くて、二乗さんの成長ぶりにただ圧倒されました。
落語から温かな人柄が伝わってくるような内容で、
若木と思っていたのに、いつの間にこんなに大きくなったのと
いうのが今回の感想です。もう葉っぱもかなり茂ってますよ。
しかも私の頭上に、ふぁさっと生えているイメージです。
本当にもう吃驚しました。


お次は、雀五郎さん。
マクラは無しで、すっと「貧乏花見」へ。
桜シーズンに相応しい噺ですね。
ああ、落語っていいなって思いました。
 母娘の着物の額を聴いた一人が、
「ペッ?!」って言って驚いたのですが(笑)、
この擬音(?)、雀喜さんの「遊山船」でも聴きました。
師匠の雀三郎さんも使うのでしょうか。
 春らしい噺だなあと思ったのですが、
思い出そうとしても、桜が出てくる場面が思い出せません。
そういう描写があったのでしょうか(ど忘れしたのかな・汗)。
 禁断の柿の種は、初耳でした。
イヤー
あれは、その、想像すると…やばいシロモノです。
私の中で、「貧乏花見」という落語の演目名から、
「柿の種」という演目名になりました。
出来れば、次は外してくれたらなと思うのですが、
どうなんでしょう…(^^;)
 でも二つ目からたっぷり聴けて良かったです。
たっぷり感が得られたことは良かったです。
メモ:女房連中の腰巻が顔にかかるところ、
綺麗な空色の手拭いでした。


お次は、まん我さん。
出てきたばかりの時、妙なアウェー感を感じてしまったのですが、
(※私は基本的に空気が読めないので勘違いかもしれません)
まん我さんともなれば大樹の域です。
酔っぱらったおっちゃんのマクラでお客さんを引き込んでから、
「替り目」へ。
ずっと前、堺の北野田で聞いた時よりも、
深く酔っぱっている感じがしました。
落語を出すたびに酔いの深さはきっと違うんでしょうね。
顔の赤さもくっきりはっきり。
北野田の時は、夜の会でそこまで思いませんでしたが、
ひょっとして落語って自然光の下で聴くのが良いのかも。
マイクは絶対無い方がいいです。
ぼそっと言った噺家さんの声が、動楽亭だとちゃんと綺麗に聞える。
 紅雀さんの「替り目」とは、酔い方も奥さんの絡み方も、
かなり違うのですが、「わ~良いなあ」と思ってしまいました。
草むしりの仕草が出た時は、茶瓶の蓋が出ないのかなと
何故かそう思ってしまって、でも出てきてよかったです。
茶瓶の蓋のくすぐりは大好きなので…!
(米二さんの刷り込みが強烈だった)。


お次は、千朝さん。
マクラは、フォークダンスの思い出でした(笑)。
好きな子と踊れる直前になって音楽が変わってしまう、と。
私は体育の時間にフォークダンスが無かったのですが、
何か「わかるわかる」と思ってしまいました。
神様はいじわるなんですよね。
何の噺かなと思ったら、何と「植木屋娘」。
聴くのは初めてです。
噺家さんが独演会などでネタ出しされてますよね。
一体、どういう噺なのかなと(粗筋は知っていたのですが)
聴いてみると、
おやっさんが凄い。
私、千朝さん、今日はやけにハイテンションだな~と、
思っておりましたが、そういう性格の親父さんなのだそうです。
ちょかの慌て者っていう設定なんですね。
私てっきり、千朝さんが乗りに乗っておやっさんがそういう性格に
なってしまったのかと。
(いや乗りに乗ってましたけども)。
 千朝さんが、ばっと耳横に腕をつけて手を上げる仕草、
ええ~?! 紅雀さんの仕草や!!
(※たぶん枝雀さんの仕草だと思います)
と、思い、
千朝さんの演じるおやっさんが、「てぇい!」と
お上さんに言ったりするところも、
こ、紅雀さんや…と思い、
(※たぶん、紅雀さんじゃなくても演ってる人が割といるのかも)
妙にダメージが深くて、
ああ、千朝さん、ハイテンションや…と噺の後半から、
思っていました(噺を聴いていたのか)。
 何なんでしょうかね、私の中で「ハイテンション」が
受け入れられるのは紅雀さんしか居ないのでしょうか。
じゃあ、千朝さんファンが、紅雀さんのハイテンションな部分を
聴いたら、受け入れられないのかな…(しょんぼり)。
いやほんと、耐性が付いていないだけなのだと思います。
今まで千朝さんの落語って、静の中に動(ハイテンションな仕草)が
入って来て、私の心の中で「じゅわっ」と響いていたのですが、
そうではないネタもあることが分かりました。
次はきっと耐えられると思います。(多分)
※メモ おみつちゃんは、やっぱり「お光」じゃなくて、
「お満」なんでしょうか。


中入り後は、紅雀さん。
マクラは引っ越し屋さんと値段交渉をした話を。
終わりに、奥さんが出来て「何て良いオチだ」と思いました。
(ファンの欲目)
レトロなプッシュ音の出る携帯電話で話す紅雀さんが可愛い。
 よくよく考えたら、「宿替え」も、
春らしいネタですね。
でも、真冬に「宿替え」を紅雀さんが出すときは、
ちゃんとおかみさんが火鉢にあたっている描写があるんですよ。
今回は春なので、火鉢は出てなかったと思います。
 最近は、噺の冒頭に「あねさんかむりして、割烹着きて」と
言ってるような。割烹着が流行っているせいでしょうか(笑)。
枝雀さんは何て言ってたかな。
「あねさんかむりして、ほっかむり(?)して」…?
以前、このおかみさんの恰好を言わない時があって、
枝雀さんのように、おかみさんの恰好を言って欲しいと思いましたが、
最近言葉は違えど恰好を言ってくれて嬉しいです。
 べにてんで得た収穫を、動楽亭でお披露目する形になった
のかなと、聴いていて、そう思いました。
針刺しはちゃんと荷物の中に入れてたし(笑)、
漬物の石を持ち上げて、力強さをアピールしたり、
あと、おかみさんが「同県」で笑ってました(嬉しい)。
 漬物の石を持ち上げる仕草は、べにてんの方が長く、
その分、笑いも多かったですね。あと2~3秒粘って欲しいです。
 お祭り行列は割愛しつつ、
事情があって…みたいなことを言ってくすぐりにしてました。
おかみさんとの馴れ初めも無かったので、
隣家のおかみさんが「ちらっ」と出てくるところが
無かったように思います。(あそこ大好きです)。
 いつも思うのですが、「以前、隣に住んでいた男も、
変な男だった。変な男が住むようにできている」と、
隣家の男がぼやくところ、
これって、別の噺と世界観がリンクしているのでしょうか?
ちょっとした謎が残るところもまた気になります。


お次は、文之助さん。
紅雀さんがたっぷり話したので、怒ってたらどうしようと、
(いったい何の心配をしているんだか)
そう思ったのですが、「景清」を出すと分かった瞬間、
笑いが少な目のネタなので、紅雀さんの笑いの多いネタと、
上手くバランスが取れた形になったんじゃないかなあと思いました。
 マクラは、春になって阪神が負けている話をしていました。
それから、ステッキという単語から「杖」になって、
目の見えない人の杖のつき方になって、「景清」へ。
何故か「ステッキ」が頭にこびりついて離れません。
他の人は景清する前に言わない気がします。インパクト大。
 私、文之助さんは、おちゃめな仕草を、
なんの噺であれ、入れてくるのかなと思っていたのですが、
よく考えたら、「牛ほめ」の時も思い出せないし、
今回も、そういった仕草のない硬派な内容だったように思います。
 今から思えば、定次郎はもう少し若い感じが出ている方が、
いいのかなと思いました。ちょっと自棄になってる感じというか。
米二さんの「景清」を聴いた時に、
私は、定次郎の物語ではなく、若い人が夢に破れて、それでも何とか思い直して、
再出発する噺…というメッセージを勝手に受け取ってしまいました。
だから、この噺は、定次郎の物語で終わっちゃいけないと思っています。
人が自棄になった時、どうもがいて立ち上がろうとするのか。
文之助さんほどの年季の方なら、定次郎の物語で終わってはいけないことは、
十分承知されているはずです。個人的な感想ですが、
定次郎の物語を超えようとされているけれども、ちょっとまだ重たいかな、
という印象でした。
「口しか開けへん」ていう台詞の時、顔の前に何度も手をかざしていたので、
口が空いている様子が分かり辛く、ここはくすぐりにするつもりではないのかなと、
思ってしまいました。ここでちょっと面白い顔をしてお客さんをほっとさせても
良いのでは。米二さんの影響でそう思ってしまうのですが、どうなんでしょう。
噺の解釈は人それぞれなのですが、もうちょっと明るい文之助さん表情を
この噺に織り込んでくれたらなあと思いました。
※メモ この日の翌日か翌々日に、文之助さんが東京の噺家さんと
二人会をされるという新聞記事が載っていた。
その会で「景清」を出すという内容。
枝雀さんに薦められたか、稽古をつけてもらったか覚えていないが、
師匠がらみでこのネタを手掛けることになったらしい。
この日聴いた「景清」は、その会への調整のために出したのだと思います。
※メモ2 この日、三味線のおっしょさんの声がとても綺麗で感激した。
「景清」で定次郎が坂を下りるところ?上るところ?で、
「きよみず~♪」という声が聞えてきて、本当に衝撃的でした。
ハメモノも息が合っていた、ように思う。
(雨のバラバラという音だけ若干出てくるのが遅く感じた気がするが)
あと、紅雀さんの出囃子が、三味線の人によって微妙に違うけど、
特にこの日は、特徴的な違い方。覚えておこうっと。



落語会が終わった後、すだちさんを引き留めて、
にこさんとさきさんと四人でお茶しました。
すだちさん、面白すぎ。
電車に乗る時間、延ばしてくれて有難うございました。

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動楽亭昼席 4月席(第6日)

<本日の演目> 桂二乗  「強情灸」 桂雀五郎 「貧乏花見」 桂まん我 「替り目(半ばまで)」 桂千朝  「植木屋娘」      -中入-     桂紅雀  「宿替え」 桂文之助 「景清」 まん我さんは薄緑のお着物に黒のお羽織。

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