第13回 紅雀の

2014年2月21日(金)鶴橋・雀のおやど

桂 あおば 「ろくろ首」
桂 紅雀  「茶漬間男(二階借り)」※ネタおろし
桂 ひろば 「仔猫」
桂 紅雀  「不動坊」


真央ちゃんの最高の演技を見た後で、
紅雀さんのネタおろしの会へ父母と共に出かけました。
幸せすぎてこわいです…



女子フィギュア・フリーを見た後(録画)、
この落語会へ行ったら、翌日、偏頭痛になってました。
目を使いすぎたのでしょうか…。
今も若干残ってますが、
父母が出かけている間に更新したいので、
ちょっと粘ってみようと思います。


この日は、お昼ご飯を軽く家で食べて、
父の車で鶴橋へ行きました。
タイムズ? に車を止めて、夕ご飯を食べるまでに、
真田幸村の抜け穴で有名な「三光神社」へ行きました。
そんなに遠くなかったです。
神社の由来を書いた看板を見ても、何故、「三光」神社というのか、
分かりませんでした。鳥居は、空襲で大破した古い方と、
再建された新しい方を並べて建ててあります。
 真田山小学校の近くの公園は、子供たちでいっぱいで、
子育ての町って感じでした。


夕方5時に、夕飯を取る予定だったのに、
余りにお腹がすいて、4時ごろ、お店に入ってしまいました。
いつもの「とんがらし土井」っていうお店です。
母は石焼ビピンバを頼んでいました。父は味噌チゲ。
私は普通のビピンバを。
取りあえず、母が満足してくれたようなので、
ほっとしました。
 その後、父と私はブックオフへ行き、
母は鶴橋の商店街へ。
細長い道が続くこの商店街、母はお気に召したようです。
韓国スイーツばかり置いているお店を発見したと
言ってました。鶴橋に何度も来ている私は、
全くお店の存在を知りませんでした。


ようやく開場時間になって、いざ「雀のおやど」へ。
(ゴルゴ31を一冊読んでしまいました。)
いつもよりお客さんが多めで、
満席にはなりませんでしたが、8.5割くらい埋まってたような。


開口一番は、あおばさん。
何だかお久しぶり。
マクラは、テレビのお仕事で京都マラソンに参加して、
隣に、安田大サーカスの「くろちゃん」が居た、というもの。
人柄がにじみ出ているような話っぷりに、好感。
 彼の話す「ろくろ首」は初めて聴きました。
明るく陽気な、弾けるようなボケ役の演じ方は、
ざこばさんを思い出しました。師匠よりも弾けているかも。
だから、ちょっと弾けすぎかなあと、いう印象が。
何となく、弾けていない部分の台詞に抑えた口調がもっと欲しい。
抑えがあって弾けるから、リズムが生まれる気がするんです。
ずっと前聴いた、「宿屋町」の、化け物みたいな女子衆さんの描写、
あれは地の文でしたが、とても抑えが利いていて引き込まれました。
 抑えとリズム、うーん、バランスの問題なんでしょうか。
まだ手がけたばかりっぽい感じがする。これからどう成長されるのか
楽しみにしましょう。


お次は、紅雀さん。
マクラはオリンピックの内容で、それ以外もあったのですが、
もう度忘れしました。帰り道、人と喋る機会があると、
こういう記憶は失われがちです。
えーと、マゼという選手が、めちゃくちゃ美人だと言っていました。
何の競技の人か忘れました。カーリングのロシア選手団のことは、
何故か触れませんでした。「あそこでコケて残念でしたね」と
振りつつ、私の知らない競技名を次々と言っていく紅雀さん。
でも、最後にやっぱり真央ちゃんの話題も。
最終グループで滑っていれば、フリーの得点はもっと伸びていたはず、
と言ってくれました。さすが紅雀さん!!!!(号泣)
スポーツの祭典が好きな人(特にフィギュアを贔屓していない人)が
言ってくれると、なんか、説得力があるような。
 話題はコロッと変わって、昔の人は、気軽に浮気してた…
という流れになって、「茶漬け間男」(二階借り)を。
二つ名があるとは知らず、別々の噺だと思ってました。
 小気味良く話が進んで行って、佳品っていう印象です。
紅雀さんのネタおろしは、完成度が高い気がする。
間男が「したいの!」って二三回、言っていましたが、
米朝師匠はこういう台詞を言っていたのでしょうか。
まさに紅雀さんならではの台詞のように思えました。
(実は、紅雀さんが入れたくすぐりだと思っていたものが
枝雀師匠のCDに入っていたことがある)
 以前、艶っぽい噺を余り持っていない…と言っていましたが、
これで一つ増えたんじゃないでしょうか。


お次は、ひろばさん。
長めの噺をされることを気遣ってか、マクラは殆ど話さず
ネタに入っていきました。
たぶん、ひろばさんの「仔猫」は初めて聴きます。
今度3月の箕面のめいぷるの会で出されるのを知って、
楽しみにしておりました。というのは、阪南市で聴いたひろばさんの
皿屋敷がとても良かったので、同じ怪談テイスト噺だったからです。
 もっとぞっとするのかなと思っていましたが、
そこまでは至らず。皿屋敷は多分、講談テキストが入ってきていて、
語るリズムが生まれやすいのかもしれません。仔猫は、台詞が主なので
怪談っぽさを出すには間延びしやすいのかも。くすぐりも入りますし。
皿屋敷は、怪談話がネタの一部でしかないのに対し、
仔猫は、ネタ全体が怪談話になっている点も違います。
 ひろばさんの持ち味は、しっとりした語り口調だと思ってます。
描写に風情があるというか。(「尻餅」もそうでした)。
ご本人もそれを自覚されているのか、小拍子の音が本当に綺麗でした。
はっきりした大きな音から、中ぐらいの音、小さな音まで色んな音を、
使い分けていた気がします。かといって、粋がっている感じもしないので、
そこが好感が持てるところ。
 一つだけ、気になったのは、
旦さんが、おなべの「葛籠(つづら)」を、開ける時、
上に持ち上げて、ぐっぐっと、何度かチャレンジしてから、
「蝶番(ちょうつがい)がかかっておる」
って言うんですけど、これって、
葛籠を開ける前から蝶番が付いているかどうか、
分かることですよね。昼間のことですし。
旦さんは、老眼で、蝶番が見えなかったのでしょうか。
そしたら、番頭どんが「蝶番付いてます」って言うはず。
うーん、南天さんやまん我さんの「仔猫」の時には
気付かなかったことです。
 アンケートに書こうと思ったのですが、とても時間が無くて。
めいぷるの時にも同じ違和感を感じたら、書こうかなと思ってます。
 あと、古い上方弁をいっぱい使ってくれたので、
落語ファンとしては嬉しかったです。「さいな」とか、
「暖簾(のれん)」のことを「のうれん」と言ってました。


お次は、紅雀さん。
マクラは無いと思ってましたが、
思いがけなく嬉しい話は舞い込んでくるもので…
の後、少し色々話していた気がします。
私が父母を連れてきたのは、「不動坊」が出るからで、
これなら間違いなかろうと思い立ったのでした。
 以前、文之助さんの「不動坊」を聴いた時は、
あっさりしたテキストで、こういう感じでやっても楽しめるのかと
しきりに感心したのですが、ぴーまさんのツイッターで、
紅雀さんの不動坊を指して「ますますリアリティに拍車がかかる」と
書いてあって、ああ、描写が細かいから、文之助さんのと
感じが違ったのかと気付かされました。(今更すぎる?)
 ネタおろしに精を出されたのか、不動坊は、ちょっと怪しい所が
あったのですが、(単に台詞が出てくるまでに時間がかかっただけで、
トチったという訳ではない)、お風呂場あたりから、エンジンが
かかってきた感じがしました。
(すごく細かいけれど、お風呂へ行く道中で、「寒い!」って縮こまる
場面があるのですが、あれは大通りに出て北風に晒されたからそうなる
のでしょうか。いつも唐突やなあと思うのですが)
 お風呂場での新発見は、「これがこうなって、それがそうなって」と、
「お滝さんが35円の為だけに身を任すなんて」という台詞をくっつけた
(前からそうだった?)ところです。段々笑い声が起こって、やったー
って思いました。
 あと、鏡のある場所から、湯船まで距離があるのに、
えらい上手くドボンとはまったなあと、ここは落語ファンには大受け。
確かにそうですよね。ってか、菊丸さんがこの噺を作った時、
鏡の場面あったのでしょうか? 明治時代の人ですが…。
別の噺家さんが後の時代になって入れた場面なのかも。
 だから崇徳院も、最後に割れる鏡を出すなら、余り古い時代に設定しては
いけないんですね。だから鏡を出さない人がいるのかなあ。
 兎に角、お風呂場の場面はよく受けてました。手を打って笑ってた人もいたくらい。
徳さんが、誰が鰐皮のひょうたんや? と利吉を脅しにかかる時も、
顎を何度も上下させて面白かったです。男の人の怒鳴る声が苦手なので、
こういうくすぐりに救われました。
 後半からは、私の中でアイドルと化した「ゆうさん」の登場です。
本当に可愛くて仕方ありません。喜六を少し幼くした印象。
「あんころ」のくだりで、隣にいた母の笑いが止まらなくなりました。
今まで吹き出す程度だったのに…。
私は「寒さで耳がおかしくなったんかな」の方が好きですが。
でも、「あんころ!(にこっ)」って笑顔を見せる所も好きです。
 ゆうさんが「言うてしもたもた」って言う所もええなあと思います。
この日は、あめちゃんではなく、おせんべいでした。
 そうそう、今回のカルタ先生は、お酒のお替りもしてくれて
良かったのですが、ちょっとボソボソとした声で、いつもとキャラが
少し違ったように思いました。紅雀さんに何か思惑があるんでしょうか。
 最後、利吉が、人が変わったように男前になってしまう所は、
「お滝さんが来てくれたから」と、ちゃんとくすぐりっぽい理由を付けて
くれていまして、何だか嬉しかったです。これは初耳。
 本当にたっぷり楽しませてくれた一席でした。


次回の「紅雀の」は、本来は、4月にあるのですが、
独演会があるので、お休みのようです。

チケットも無事手に入れまして、K上さんに感謝感謝です。
父母が傍にいて、ご挨拶し損ねてしまいました。すみません(>_<)

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