get's 待っツ 動楽亭

2011年2月14日(月)

桂 ひろば「子ほめ」
桂 紅雀 「始末の極意」
桂 吉弥 「親子酒」
~中入り(フリートーク)~
桂 吉の丞「狸賽」
桂 佐ん吉「へっつい幽霊」


今日のチラシに五人のサインをしたものを頂きました。^^
ひろばさん、テンポが速くて中々噺の中に入っていけませんでした(;;)
この間の「狸の化寺」がとても素晴らしかっただけに残念です。脇から腕がにょきっと出てきた所は面白かったかな。まだあおばさんの「子ほめ」方が聴き応えがあったかも。。紅雀さんの「普請ほめ」より優々さんの「牛ほめ」の方が面白く感じてしまうのですが、これは一体何なんでしょうか。技術は確かに先輩の方が上なのですが、凄く切れ味の良い包丁をまな板の上でちゃんと使っていない感じがするんです。赤ちゃんのお腹を、高い位置から手でぎゅっと押さえすぎでは?竹やんの子が…!(アンケートにも書けずじまいです)


紅雀さん、珍しくテンションが低い?出だしでマクラが始まりました。バレンタインデーやクリスマスには良い思い出が無いと。お父さんがサンタになってくれたかったという話から、ラジオの番組でクリスマスに何故か着ぐるみをかぶってお仕事をされた思い出なんかを語ってくれました。嫉妬や何かに対して納得できないというマクラは時折耳にするものの、過去に起こってしまったどうしようもない事、ぼやきっぽいマクラは初めてかもしれません。「始末の極意」は初めて聴きました。侍が出てくる噺かと思っていたのですが、違いましたね。前半は、主人公とご隠居っぽい人が二人で会話をしているという極シンプルな落語スタイルで、場面転換の多い紅雀さんの噺に慣れている所為か、けっこう新鮮に感じました。素焼きのような味わい。後半は、主人公が片腕一本で木の枝にぶら下がる場面が山場。頑張りすぎて白目を剥くところが面白かったなあ。「松っちゃんを超えたい~!」という叫ぶ場面も(笑)。全体的にはよくまとまっている感じでしたが、ダメ押しにもう一発何か欲しかった。もう少しだけ木にぶら下がっている時間を引っ張って欲しかったのかな。。


吉弥さん、珍しく赤裸々な落語への思いを告白。「枝雀カムバック」という枝雀さんの映像の寄席がこれから開かれるのですが、「ああいうことされたら、敵いませんよ」と。こちらも少しぼやきモードで。吉弥さんは、枝雀さんと同じ舞台を踏めた噺家さんで、若い頃、前座を終えて、楽屋で仕事をしている時に、枝雀さんの出番が来たのか、「ドンッ」「ドンッ」という花火が上がったような笑い声が響いてきたのだそうです。それまでは、「ワ~っ」という笑い声だったのに。同じ時代に生きた噺家さんはずっと「枝雀さんには敵わない」という思いを持ち続けるのでしょうか。「昭和の名人」シリーズで、枝雀さんの「親子酒」がCDとして発売されるそうで、そこであえて「親子酒」に挑戦してみよう、と。自らハードルを上げてしまいましたがと仰って始まった親子酒。初めて聴いた噺でしたが、どうも吉弥さんらしくないような…(枝雀さんの所為?!)。主人公とうどん屋さんのやりとりで笑いのピークが来ると思うのですが、私の中で笑いの波が中々大きくうねって来ないのです。いいところまで来るんだけど、とどめの笑いが出ない。住吉駕籠のこともあるし、好みの問題なのかしら。


~中入り(フリートーク)~
 バレンタインの思い出の話になるのかなと思っていましたが、主に天候の話でした(たぶん)。凄い雪が降りましたねと、皆さんで。特に堺市は凄かったと佐ん吉さん&紅雀さん。豊中とか箕面は意外と積もらなかったそうです。吉の丞さん、天気の悪い日に、なにわ探険クルーズの案内役をつとめる事に。大阪城の見えるポイントに来ても、霧がかかって視界がまっ白だったそうです。「何にも見えんって言うのは言いすぎやろ」と、どなたかがツッコミ。少しくらい見えてたんやろと言われると、吉の丞さん笑いながら黙って俯いてしまいました(笑)。「サンキョウ?兄さんに似て来たなあ」と紅雀さんか吉弥さんが。何でも大げさに言って笑わせる人らしいです。雨男と言えば二乗さん、という話が持ち上がりました。九州に吉弥さんとお仕事に行った時の事。移動中の車内で二乗さんが景色を見る方向(左を見れば左に、右を見れば右に)霧か雲のようなものが山にかかってその先の視界が悪くなったそうです(^^;)。これは受付にいるマネージャーさんも同行されていた仕事で「ほんまです」と証言。仕事を終え、二乗さんと吉弥さんたちが飛行機に乗って飛び立つと、眼下で九州地方にかかっていた雲がさ~っと晴れたそうです。凄く面白い話でした。この後、先代の歌之助師匠が落語会を開く日に不吉なニュースが流れるという話もされたのですが、こちらは割愛を。


吉の丞さん、この日はちょっぴりご機嫌斜め?「~ですわ」という語尾が少し気になります(^^;)。トリの前の出番は「もたれ」と云って、余り笑いを取ってはいけないのだと教えてくれました…(前座もそんなポジジョンなんかなあ)。この月末亭は、2009年7月から始まった会で、何気に凄いんです、と。メンバーのみなさんは、自分の持っているネタを一度高座にかけたら、同じ噺をまだ一度も出していないのだそうです。そうなると、持ちネタが少ない人は不利でして、だんだん切羽詰ってきたというような事を仰られて、持ちネタだけど、滅多に高座にかけない「狸賽」をしますと言いました。
 噺の始まりから、仔狸が出てきます。けっこう声が大きめで、もう少し可愛い仔狸を、と思ってしまいました(汗)。吉の丞さんは強弱の「弱」が苦手なのかな?吹奏楽でも、小さくてよく通る綺麗な音は、大きな音をパーンと出すよりずっと難しいのです。遊び人は、ばくちが好きそうだなあという感じが良く出ていました(^^)。オチは何と「ペンギン」!ざわめく客席…。ちょっと投げやりな感じ(^^;)<本命の娘からチョコがもらえなかったのかと勝手に想像。。
 

佐ん吉さん、狸賽の「ペンギン」オチは、米朝師匠もしてましたからね、と吉の丞さんをフォロー?客席は、冗談だと分かった人は笑ったのですが、私のようなご新規さんはぽかんとしてしまい、「嘘ですよ」と。「冬の寒い時期ですからね、ええ、まあ幽霊の噺をしようと思います」と仰って始まった「へっつい幽霊」。これもけっこうな大ネタだと思います。月末亭は佐ん吉さんの「しごく会」のよう(笑)。吉の丞さんが、同じネタを重複して出していない会と仰ったので、「花筏」の時の様に目くじらを立てず、出来立てほやほやのネタを楽しもうと思いました。本当に楽しめた噺だったから、そんな事が書けるのかな(^^;)。確かに言い間違えた部分はあったのですが(「おーい、熊はん。…あ、熊はんはワシや」とか笑)噺のそこかしこに佐ん吉さんの良さがにじみ出たような内容でした。特に、熊五郎が面白かったです。佐ん吉さんの体型的には若旦那の方が近い気もするのですが、荒っぽい仕草の内にも、熊五郎の魅力(人の良さであったり博打好きであったりという)がいっぱい詰まっていたように思います。実は、一度CDで別の噺家さんの「へっつい幽霊」を聴いた事があるのですが、その時は、遊び人の熊五郎が余り好きになれませんでした。若旦那のお母さんからお金を騙し取ったように思えてしまって。今回は、そういう事も感じず、するっと噺を楽しめました。バリバリと戸を破って若旦那を助けに行く熊はんが可笑しかったです。


月末亭メンバーのサインが入ったチラシを、帰り際、受付の方から頂きました。
頑張って持って行って良かったです。^^
月末亭メンバーのサイン入りチラシ
上から順に、吉の丞さん、紅雀さん、吉弥さん、ひろばさん、佐ん吉さんです。

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わっ!

え~な~!
チラシにサイン♪
それってチョコのお届けをした人にだけ?

にこさんへ

こんばんは!
佐ん吉さんの出番の後、月末亭のメンバーの方々が出てきはって、「受付のマネージャーさんにサイン入りのチラシを預けておくので、チョコを渡してくれた人は帰りに受け取って帰ってくださいね」と。本当は、客席を立って、直接噺家さんからチラシを受け取るカタチだったのですが、皆さん恥ずかしいのか、中々席を立たないので、そういう事になりました。笑

随分昔の映像で、雀々さんが弟子入りした直後に、枝雀さんに「始末の極意」の稽古をつけてもらっているシーンを見た事があります。
枝雀さんは、枝にぶら下がった時のしぐさをリアルに演じるように、厳しく指導しておられました。
紅雀さんも、そのシーンは多分厳しく指導されたのではないですか?
リアルさを増す工夫として白目をむく演技を挿入したとも考えられますね。
彼らしい工夫で、なかなかやるなって感じです。(  ̄o ̄)。oO

こんばんは(^^)

 もずさんは、貴重なビデオをいくつも持っているんですね。吃驚
雀々さんの若い頃となると、相当古いものではないですか?
 白目をむく演技は確かに紅雀さんらしい仕草だと私も思います。他の噺家さんは白目をむかないんですね。白目をむかずに、どんな表情をするのか想像もつかないです(笑)。
 「始末の極意」は枝雀師匠から直接教わったネタなのでしょうか?生喬さんのまるかじりの会で、師匠から教わったネタを十本すらすら~と仰っていたのですが、五つしか聞き取れていなくて(^^;)「青菜」「兵庫船」「子ほめ」「七度狐」「かぜうどん」…他に心当たりがあるネタがありましたら、是非教えてくださいませ(^q^)
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