めいぷるごにんばやし

2013年11月19日(火)箕面・メイプルホール

桂 米紫  「つる」
桂 まん我  「おごろもち盗人」
桂 紅雀  「高津の富」
~中入り~
桂 ひろば 「天災」
桂 吉弥  「化物つかい」


まさかの中トリ!
しかし、たっぷり話せたから、かえって良かったのでは。



紅雀さんが話している間に、吉弥さんが到着して、
米紫さん、まん我さんは、吉弥さんが間に合うよう、
たっぷりめに話していたような気がする。
トリって意外とあっさり終わらせないといけない
空気が流れてますよね。とはいえ、今後の会で、
吉弥さんが大トリを紅雀さんに譲ることを祈っています。


※長い感想は書きませんので、あしからず。


この日は、少し偏頭痛の予兆があったので、
ラジオ体操で体をほぐしてから出かけました。
痛くならなかったので、効果バツグンですね。

阪急の梅田の駅で、寄り道してたら、
宝塚行の特急電車の中で、にこさんとばったり!
思いがけなく良い席に座れました。
あれこれお話して、あっという間に箕面へ。
私が行きたいと言っていた、
オムライスのお店「フェリーチェ」に行きました。
半熟卵が苦手だと言っていたにこさんでしたが、
完食してくれて、ほっとしました。
こういうお店に誘って悪いなあと思っていたのですが、^^;
水曜日定休のお店なので、
めいぷるの会が火曜日か水曜日開催ということもあり、
行けるチャンスが少ないと思いまして。

オムライスが出てくるのを待っていたら、
何とぴーまさんが店の前に通りかかり、
私たちを発見して、入店してくれました。
あれこれ落語の話をして、
開場時間を過ぎてから、メイプルホールへ。
とても広い会場なので結構間際まで食べてます。
(どんな落語会場でも間際まで食べてる私…)。
兎に角、空腹時に落語を聞くと、集中できなくなるので、
腹ごしらえして行きます。食べられなさそうな時は、
コンビニでカロリーメイトを買っています(笑)。


開口一番は、米紫さんの「つる」。
吉弥さんがダブルブッキングをして、
演目の順番がチラシと変わっていることを説明されました。
米紫さんの「つる」を聴いて思ったことは、
古典テキストからはみ出た部分(仕草)が面白いなあと
思ったことです。台詞自体は古典っぽいんだけど、
しゃきしゃきとした動きが特徴的ですね。
ぱっと振り返ったり、手をせわしく動かしたりと。
一番印象強く残っているのは、
ご隠居が、主人公に「何でも聞いてええで」、
と言ったとき、「南京虫は脚気わずらうか?」と言わずに、
「吉弥くんは間に合うんでしょうかね?」と聞いたことです。
贅沢な前座噺を聴かせてもらいました。


お次は、まん我さん。
受付でマスクをされていたので、大丈夫かなと
思っていたのですが、いつもと変わらぬ声にほっとしました。
マクラは、「さん(3)ぼう」のお話で、
じわじわと笑い声がお客さんから広がってきたので、
流石だなあと思いました。
(泥棒の話をする前の、けちん坊の話で、くすくす聞こえてきた)
この話をする前は、最近は、言ってはいけない言葉が多くて、
大変です…。と言っていたと思います。
「女子衆(おなごし)」は、女性蔑視や、というお叱りも
受けることがあるとかで、話している本人はそういう意識がなくても、
受け取る側が不快に思うことがあるというのは、何も落語に限ったことでは
ないように思います。難しい問題ですね。
言葉の前後をよく聞いて、判断しないといけないと思います。
 まん我さんの「おごろもち盗人」は、本当に久しぶり。
5~6年前で聴いた雀の学校では、見台があったように思うのですが、
いかんせん、うろ覚えです。今回は見台無しでした。
あの時は、もっと犬と絡んで欲しいと思ったのですが、
この日はそんな風に思いませんでした。
 泥棒が、急に強気な声を出すところは、
南天さんのほうが、漫画ちっくですね。まん我さんの方は、
強気ながらも、どこか間が抜けているように感じ、可愛いなと思いました。


お次は、紅雀さん。
めいぷるの会は、長く続いているので、
とても気合が入る会だと言っていました。
まして大トリの日は、と未練も少々覗かせて。
マクラは割とフレッシュなものを話してくれます。
いつもの落語会では見られない紅雀さんの一面が見れて
嬉しいです。
「高津の富」は、先月の「紅雀の」会で出した噺。
ネタおろしではないのですが、私はその時初めて聴いたので、
頻繁には高座にかけていないネタだと思います。
ひょっとして「崇徳院」よりも確率が低いかも。
先月の会のものと自然と聴き比べ。
ふらっと宿屋にやってきた主人公が、
自分がどれだけお金持ちなのか自慢するところは、
以前よりも丁寧に感じました。でも、ちょっと固かったかな?
真面目に話しすぎたように思います。
もう少し遊び心を忍ばせてくれたらなあと思いました。
冒頭のテキストは、この話のどこが面白いのと、
思われそうで、怖いところです。楽しそうにしゃべる主人公に、
もう少し渋みが加われば良いのかなあと思いました。
 紅雀さんの作った工夫かどうか分かりませんが、
宿屋の主人を、物凄く「人の話を間に受ける」人に描いていて、
すごく面白かったです。
 それから、宝くじを買ってしまった主人公が、
「(二分の一の確率の)丁半博打ですっからかんになったのに、
富くじなんて、当たるわけあれへんやろ!」と、
言っているところで、思わず笑ってしまいました。
この二つは、先月の会で聞いたときには、発見できなかった
ところです。
富くじが当たって、「どこが違うの?」と言いだすまでの、
引っ張る間合いは、先月の方が良かったかな。
時間を気にされたのかなと思います。
 紅雀さんのこの噺を聞くと、とっても運気が上がった
気がします。幸せをもらった気持ちというのでしょうか。


中入り後は、ひろばさん。
「お手てつないで」の出囃子は、メイプルホールに
不思議とよく響きますね。
高座に上がるなり、「吉弥兄さんが到着しましたので、
大喜利は無くなりました」という報告を。
そうそう、米紫さんはマクラで、
「吉弥くんが間に合わなければ、全員で大喜利をします」
と言っていました。
「さっさと(高座から)降りて来いと言われていますので」
と言いつつ、「天災」を。
 これはもう、染弥さんの印象が強くなってしまった噺です。
染弥さんはトリネタだったので、
ひろばさんのものよりも、自然と長く感じました。
ひろばさんは、主人公が母親を殴るところは手(拳?)で、
染弥さんは蹴りだったかな。心学の先生が、主人公と手紙を
交互に見るあたりも、さっぱりしてました。
 何となく、ひろばさんのは、モタレネタではなく、
前座ネタなのかなと思います。
そうばさんのは、中ネタだったか大ネタだったか忘れましたが、
もう少し長く感じました。杏仁豆腐はひろばさん出しませんでしたね。
そうばさんの工夫なのかなと思いました。


最後は、吉弥さん。
大阪マラソンで、完走したあと、
紅雀さんとひろばさんから(だったかな?)メールが。
おめでとうというお祝いの内容かと思い、感激しつつ
開けたら、ダブルブッキングをしているという内容だった
そうです(苦笑)。完走の喜びは激減したとか。
「化物つかい」は、ずっとまえ、
吉の丞さんのものを聴いて以来です。
こんな内容だったかなと。同じ一門なので、きっと似ていると
思うのですが、化物が出てきて面白いということしか
覚えていませんでした。口入れ屋にいた、田舎から出てきた男が、
雇い主に向かって、解雇される日に辛辣な言葉を言うところは、
本当に覚えていません。吉弥さんは、こんなにも仕事を言いつけられる、
と分かった時と、男が雇い主の旦那さんに辛辣な言葉を言った後に、
いやみの「シェー」の仕草を出したのですが、他の人は恐らくやっていないので、
皆さんはどうされているのかなと思いました。
南光さんとも内容が違うそうです。型が二つあるのでしょうか。
 針仕事をする娘(のっぺらぼう?)が、妙に色っぽくていいなあと
思いました。旦那がどういう風に使用人を使っていたのかが
伺えて、まるで昔の情景を見ているようでした。
「子どもの手は、肩のツボにはまって、ええな」とか。
わりかし、あっさりとした内容で、すっと高座を降りられたように
思います。


何だかんだ言って、結局、長い感想を書いてしまいました。^^;


(2013年11月23日に感想を書き終えました)

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第65回めいぷるごにんばやしの会 @箕面市立メイプルホール

<本日の演目> 桂米紫  「つる」 桂まん我 「おごろもち盗人」 桂紅雀  「高津の富」      -中入り-     桂ひろば 「天災」 桂吉弥  「化物つかい」  三味線 はやしや律子 まん我さんはたぶんグレーベージュのような色に深い赤紫の細かい縞が入ったお着物に黒のお羽織。

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大トリ

連日のレポ、ご苦労様です。
大トリだと、時間がなくて、やむなく簡単に済ます事ありますよね。
昔の落語会で、大トリが六代目松鶴師の時の話ですが、前の落語家達が盛り上がって時間が超過、終演時間をオーバーした所で、高座に上がった松鶴師。何をするかとおもっていたら、なんと「十徳」。10分ぐらいで、落ちになり。本来の落ちが「たたんでとっとく」なのに、「時間がないので、今日はこれで、おりとく」だったそうです。
それを聞いて、前にしゃべった落語家達は冷や汗を流したと申します。

それにしても、紅雀氏の高津の富は早く聞きたいです。

そんなことが

ねぎらいのお言葉、有難うございます(ToT)。
 六代目松鶴のエピソード、面白いですね。
後輩の噺家さんたちは、六代目が怖くなかったのでしょうか。
時間を忘れてしゃべってしまうというのは。
お酒が入る時以外は穏やかな人だったんでしょうか。
 トリの難しさは、お客さんの気持ちをくまないと
いけない所で、長い噺を聴くのがしんどそうだったら、
あっさりした噺に仕立てて、まだ聴く元気があったら
たっぷり話して…といった判断力が必要だと思います。
中トリは、お客さんが長い噺を聴いていない段階で
高座に上がるので、その分、気が楽じゃないかと思うのですが、
やはり会の内容を印象づけるトリは花形ですよね。
 紅雀さんの高津の富は、べにてんや12月の動楽亭昼席で、
出てくるかもしれません。5年くらい封印しないことを
祈らんばかりです。

空腹。。。

こんばんは
めいぷるではどーもでした(^^ゞ
「長い感想」を書いてくれはってよかったわ。
私は空腹で集中力がなくなるという自覚が無いのですが(無くなっているのかも知れませんが)、公演中にお腹が鳴るとマズイので何か軽く入れておきたいとは思います。
でも仕事の後の移動でギリギリということも少なくないので、もっぱら栄養補給用のゼリー飲料を愛用しています。
吉弥さんが大トリを紅雀さんに譲りはる瞬間に、私も立ち合いたいです。

こんばんは

めいぷるでは私の趣味のご飯に付き合ってくれて
本当に有難うございました。
オムライスを平らげてくれて嬉しかったです。
空腹になると集中力も切れるのですが、
仰るとおり、お腹の音が鳴るのも怖いというのもあります。
にこさんはゼリー派でしたか。
私は吸い過ぎて舌を怪我しそうになるのと、冷え性なので、
もっぱら固形物です(笑)。
 吉弥さんが紅雀さんにトリを譲るとき、
めいぷるに馳せ参じないといけませんね、本当に。
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