馬生集成 一巻の音源の特定

『金原亭馬生集成 一巻』に収録された
噺の音源の特定についてのメモです。

落語音源データ 金原亭馬生<10>全
というホームページを元に音源の特定をしようかなと
思うのですが、
どうもそのページを見ても音源が分からないネタも
多々あるようです。


一巻(1976(昭和51)年11月25日発行)

・長屋の花見 (以下、噺の出だし)…音源特定できず
「銭湯で上野の花見の噂ばなし。花見というものはまことにぎやかなものでして、」

・王子の狐 (以下略)…音源特定できず
「われわれのほうでよく狐、狸は人を化(ば)かすなんてことを言いますが、ええ、狸というものは」

・花見の仇討…音源特定できず
「えー、江戸と云った頃は、花見というのは年中行事の一つでございまして、江戸ッ子は全部浮かれだしたという。」

・笠碁…【東京落語会(180)/1974.6.14/イイノホール/Po/CD】
「碁、将棋に凝(こ)ると、親の死に目に逢えない、なんという諺がございます。勝負事の面白さというものは、また格別でございまして、お金を賭ける。」

・夏の医者…音源特定できず(リストに演目自体載っていない)
「えー、お医者さまという、ご商売、人の命を助け、苦しみを和(やわ)らげて、えー、これで商売になるんですから、」

・千両みかん
…音源特定できず(胸の内に栓がある、という言い方は、上方の崇徳院にも出てくる)
「えーまぁあの、夏の寄席というものは昔からお客様がおいでになりません。えーこういう会をやりましても、ほとんどおいでがなかった。えーいまはこの、ありがたいことに冷房というのもがございます。」

・たがや
…音源特定できず(このテキストと出会うまで、たがやという噺は嫌いだったが、それが払拭された。音源元が分からないのは悔しい)
「夏になりますと、いろいろな風物がございます、この風物詩のなかで、わたくし、いちばん好きなのは花火でございます。」

・目黒のさんま
…音源特定できず(今まで聴いた音源は、あの鳥は弁当を持っているかというくすぐりが入り、それが音だけで聴くと、余計なくすぐりのように感じる。集成に収録されたテキストはそのくすぐりが無い。この音源を聴いてみたい)
「むかしはお大名というものが、大変に威張(えば)っておりまして、まあ、先祖は戦陣のなかをかけめぐって、」

・松山鏡…音源特定できず(リストに演目自体載っていない)
「うぬぼれ、ということを申しますが、うぬぼれのない人はございません。われわれがお喋りのできるのも、これもうぬぼれで、」
※追記 1965年・文化放送で流れた「松山鏡」の音源があるらしい。
落語の蔵「大正製薬 天下たい平! 落語はやおき亭」HP参照。
2011.5.29にその音源が「落語蔵」にて放送されたようだ。 

・二人書生(ににんしょせい)…音源特定できず(リストに演目自体載っていない)
「今は、学士さまなんてえいうと、そこらへんにゴロゴロしていまして……昔はあの人は“学士さま”だよ、へえーえらいもんだねえ、なんて尊敬の念でひとさまが頭を下げましてナ、」

・抜け雀…音源特定できず
「……昔と今とではいろいろなものが変ってまいりまして、そのうちで、えー、この乗りものというものがたいそう変りまして、」

・佐野山…音源特定できず
「相撲というもののお話を、われわれはよくいたします。お相撲さんというものは残しておきたいものでございますな。ええ、あの型がよろしゅうございますね。」

・今戸の狐…【TBSラジオ/1968.3.29/演芸まわり舞台/Te/CD】
「ええ、よく、われわれのほうで道楽ということを申し上げますが、ま、いろいろとお道楽はあるもので、むかしは、このう噺家という商売も、こらあ一つの道楽でございます。」

・二番煎じ…【東京落語会(152)/1972.2.18/イイノホール/Po/CD】
「ええー、今年は、あー、大変にこの火事というものが多いようでございますが、しかし、火事ぐらいもったいないものはございませんで、みんな消えてなくなってしまう。」


二巻1977(昭和52.2.28)

三巻1977(昭和52.8.28)
一~三巻全て旺国社発行

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こういう探し物はいたって好きなので、ちょこちょこ探しています。
国会図書館の「歴史的音源」で馬生を検索したら、10代目ではなくその前の9代目かな?の音源が出てきました。残念!

『十代目・馬生師匠の「松山鏡」は文化放送で1965年に放送された音源で貴重なものです。』って書いてあるページを発見しました。
2011年に「大正製薬 天下たい平! 落語はやおき亭」っていうラジオ番組で放送された音源らしいですが、残念ながら音源そのものは残っていませんでした。
http://www.joqr.net/blog/rakugonokura/archives/2011/04/post_171.html

ご参考まで!

探しもの

馬生さんは、いっとき9代目を名乗っていたので、
なんだか気になる音源ですね。
国会図書館で「歴史音源」の検索ができるとは、
知りませんでした。
※追記 今調べたら1935年の音源で、十代目馬生の
ものでは無いと思います。

それから「松山鏡」の音源についても、
フォローありがとうございます!
追記さしてもらいますね。
 「馬生集成」は音源元がはっきりしないネタが多くて、
速記者の方がご存命でしたら、伺いたいくらいです。
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