馬生集成の目次

ネットで検索しても出てこないので、
こちらでメモしようと思いました。
(後日、検索したら出て来ました^^;)

『金原亭馬生集成』という本の目次です。
一巻から三巻まで出ています。

この本、本当に文庫化して欲しい。
稀少な本になっています。



一巻
・長屋の花見
・王子の狐
・花見の仇討
・笠碁
・夏の医者
・千両みかん
・たがや
・目黒のさんま
・松山鏡
・二人書生
・抜け雀
・佐野山
・今戸の狐
・二番煎じ

・芸談余話
■非常時に噺家になる ■初高座は『道灌』 ■最初から二ツ目で ■若手は全部で四人だけ ■噺を教えてくれた先輩達 ■芸にはウソも必要 ■芸名を変える ■志ん生(おやじ)は満州へ ■芸のどん底時代


二巻
・錦の袈裟
・幾代餅
・文違い
・大坂屋花鳥
・おせつ徳三郎
・お見立て
・付き馬
・明烏
・首ったけ
・お富与三郎 木更津
・  〃   稲荷堀の雨
・  〃   島抜け

・芸談余話
■(色々見出しがあったが、ひっくるめると、何故、九代目馬生を襲名したのに、十代目を名乗っているのか、という理由を述べた内容 →過去に東西で馬生を名乗る噺家が居たため、整理するとそうなった) ■真打になってから ■“志ん生の息子”なんて関係ない! ■マスコミの芸をすてる ■落語家としての誇りを持って


三巻
・もう半分
・ぼんぼん唄
・水屋の富
・江島屋
・臆病源兵衛
・子別れ
・怪談 おさんの森
・葛籠(つづら)
・柳田角之進
・鰍沢
・船徳
・淀五郎

・芸談余話
■色んな恩人たち(文違いで女を殴る所作について、三味線(?)の師匠から「あなた女の人をぶったことがあるの?」と訊かれたこと) ■趣味を楽しむ(絵について)(パッチリ倶楽部(写真))(待った倶楽部(将棋))


メモ

サゲが無いのは、
二巻の「幾代餅」「大坂屋花鳥」「お富与三郎」。
三巻の「ぼんぼん唄」「江島屋」「怪談 おさんの森」「柳田角之進」。

上方落語は、人情噺を講談師の方へまかせてしまった
風潮があるらしく、
関西圏に住んでいるせいか、
噺家さんが「柳田角之進」をするっていうのは、
すごく意外な感じします。

東京の落語は人情噺を講談師さんの方へ
まかせたりしてないんですね。(?_?)

住み分けをしてないのに、
東京の方が講談師さんが多いって言うのは、不思議です。
しない方が良かったのかな。

馬生さんの目次を見ていると、
落語と講談の未分化ネタがあって、
面白いと思います。
 「オチが欲しい」と思う気持ちの強さが、
上方落語から人情噺や怪談噺を遠ざけたのかも
しれません。
 でも、上方落語の中には、人情噺っぽい部分や、
怪談噺っぽい部分が入っている噺(ネタ)が多くあるので、
必ずしも笑いに特化している訳ではないと思います。
こっちはこっちで未分化な部分があって面白いですね。


後世に引き継がれていなさそうなネタで、
もしそれが本当なら、とても惜しいと思うもの

馬生さんの
・「崇徳院」あんなに面白いのに何故だ
・「江島屋」めっちゃ怖い。トイレに行けなくなる
・「子別れ」上中下を、まとめた内容。
下だけの子別れって、人情噺になりすぎて、聞いていてしんどいなと
思うときがあります。馬生さんのはあっさりしていてすっと入ってくる。
熊五郎がしくじった過程も入っているし、
熊五郎に感情移入できます。ひょっとして関西人向きの内容かも。
落語の中に人情噺っぽい部分があるという点で。

コメントの投稿

非公開コメント

子別れの通し

そうそう、子別れの(下)は結論めいていて、長い話になんとか「結」を付けるのが目的のような気がしてなりません。
JALの機内で古今亭志ん輔さんの「子別れ」を再三聴いたのですが
子供の感情移入が強すぎて、ちょっと引く感じになりました。
さきさんごめんね!
上で、なぜ熊さんは居続けすることになったのか、ってところをきっとやっていくことで、この噺は成り立っていくのだと思います。
女の子別れだと、その前不利がなくても、喋りのおばちゃんの狂言回しで、噺が上手く、無理なく進むように感じるのですけど。

両方いっぺんに聴いてみたいな。

子別れ(下)は

思うに、子別れ(下)は、
生で聴かないといけないものだと思うんです。
音源や速記だけでは、感情移入しづらいかなあと。

戦前の「子別れ」の速記を読んだら、
熊五郎が完全にDVで引きましたよ。
奥さんはただ耐えて、それが貞女だって。女の鏡だっていう
空気に本を破りたくなりました(図書館の本です!耐えました!)。
これは、生で聴いても大丈夫じゃなさそうです。
 六代目松鶴の「子別れ」も、妻はこうあるべきだという空気があって、
聴いていて、ちょっとしんどかったです。

戦後の馬生さんの「子別れ」の良いところは、
夜遊びした熊五郎がバツが悪くて家に入りにくそうにしているところがいいですね。あと、奥さんに手を上げたりしない(奥さんは熊五郎を叩くけど>それはいいのか?)。奥さんは、ただ耐える女性じゃなくて、これが私の限界(離婚)ラインっていうものを明確に持っていて、それを破られて家を出て行きます。戦前の子別れは暴力に耐えかねて家を出て行ってますよ。切ない。
あと子供の台詞でしめっぽくならないところも良いなあと思います。

「女の子別れ」が上方で普及したために、
関西で受けそうな馬生さんの「子別れ(上~下)」が、
入ってこなかったのかなあと思うと、ちょっとつまんないですね。
米朝さん、どうして馬生さんの型の「子別れ」をしなかったんだろう。
天狗裁きは馬生さんの音源を参考にしたって言ってたのに。
六代目の「子別れ」に対抗するには馬生さんのしかないと思います。
今からでも、上方に移植して欲しいです。

志ん輔さんの子別れ

ぴーまさん・・・・・許しましょう。
さきは寛大ですw
プロフィール

湖涼

Author:湖涼
ブログ管理人(湖涼)の連絡先
jaimo.koryou★gmail.com (★を@に変えて下さい)
@koryou_ツイッターです。
2つのアクセスランキングに参加しています。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 落語へ
↑にほんブログ村

最新記事
最新コメント
リンク
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
月別アーカイブ