お月見落語会

2013年9月27日(金)堺市・山口家住宅

服部みどり先生の堺線香のお話。
堺は高級品なんだそうです!
香料が入ってくる港で、お寺が多いという環境が、
堺線香を生んだのだとか。京都も奈良もお寺が多いけど、
海が遠いですね。(大阪市はどうなんだろう?)。
10分ほどでしたが、
コミカルな話し方で、面白かったです。
時間が無いせいか、
ちょっと早口で聞き取りにくかったですが。

そして紅雀さんの落語。「向う付け」と「親子酒」。
広い土間の真ん中に高座があり、服部先生も、
そこへ上って、講義されておりました。



「向う付け」の前に、
コンビニで傘を買った話パート2の方を、マクラとして
話されていました。けっこう長くて、これで準備運動をしているのだなと、
しみじみ思いました。
 今年で2回目の落語会ですが、前回来たお客さんは、
凄く少なくて、拍手もまばらでした。リピーター率が低い…。
なんたることでしょう。きっと、恥ずかしくて手を叩けない、
お一人様が多かったのだと思います。(ファンの思い込みって凄い)。
 「向う付け」も「親子酒」も、話すテンポがちょっと、
いつもより早めでした。(なのに時間オーバーしてた、衝撃。)
ご新規が多いお客さんの前では、紅雀さん、早口になるのでしょうか。
誰でもそうなるのか、それともいつも聞いている会場が、
紅雀さんにとっては、リラックスできている場なんでしょうか。
 鉄板ネタで、内容も良く感じましたが、
ちょっとハラハラして聴いてました。
お客さんも段々笑い声が大きくなって。


それから、落語中に衝撃の出来事が。
ここに書かないと死んでも死に切れません(大げさ)。
『親子酒』の冒頭、親父さんが、浄瑠璃か何かの歌を口ずさんでいて、
最後に「…絶好調やな」って、ぼそって言うんですね。
そしたら、私の後ろに座っていたお客さんが、ツボにはまったのか、
「もう一回」って、小さな声でつぶやいたんです。
落語中だから、声も響きますが、みんなの笑い声の中にあって、
言われた言葉だから、そのまま流れるものだと思っていました。
そしたら、紅雀さん、演技をしながら、「今ので最後」って、
親父さんの酔った声で、ぼそっと応えんたんですね。
本当に凄いなと思いました。
どんだけ耳が良いのかと。
そして瞬時に反応できる、反射神経。
紅雀さんは、噺家になるために生まれてきたんだなあと、
しみじみ思いました。

ほんとは、落語中に噺家さんに話しかけるなんて、
ご法度ですよ。先の台詞を言うのも落語を台無しにします。
思わず言ってしまう気持ちも分かりますが、
一人で聴いているんじゃないんですから。
でも、あの「もう一回」っていう声は、
何だか許せちゃうような、そんな声でした。


紅雀さんの落語の後は、「トーク」コーナー。
めくりに達筆な字で「トーク」と太々と書かれてありました。
服部みどり先生と、紅雀さんが高座に上がって、
紅雀さんが先生から堺線香を勉強するというかたちを取っていましたが、
ふたを開ければ、先生、ぼそぼそっと、色っぽく紅雀さんに話しかけて、
(言葉は、お線香に関する内容ですが)、紅雀さんは、
「ちょっともドキっともせんわ」と突っ込むような、ざっくばらんな
内容でした。本当はちょっとドキッとしてたんちゃうかなあと、
思ってます(笑)。堺線香のお話もされてましたよ。
紅雀さんが質問して、先生が色っぽく答えるというような。
先生は、眼鏡をかけてとても賢そうに見えるのですが、
おちゃめなお人柄のようです。
 途中で、前回のトーク?に登場した、真言宗の和尚さんが、
紅雀さんに呼ばれ、客席から高座へ上がっていきました。
声がとっても大きくて、面白い話し振り。噺家さんみたい。
生喬さんに似てるかも。^m^
 お墓に供える線香と、仏前に供える線香は、大分お値段も
違うようです。良い線香は、安い線香と、こんなに違うんだ!
という話で盛り上がり・・・。
先生「(和尚さんのお寺では)どこのお線香を使ってはります?」
和尚「いやいや、お線香の業者さんもここに来てるんでしょ。
   たぶんそこと違うんで、言いづらいですわ」
先生「(扇子を顔の前で広げて)じゃあ、内緒で…(と耳を傾ける)」
和尚「(こそっと言わずに)七道(しちどう)の…ね、あそこですわ。
   分かります? 」
先生「(胸を両手で押さえて頷き)分かりました」
紅雀「そういう話は楽屋でやって下さいよ」

 もっと沢山、お三方のトークを聴きたかったのですが、
時間が来てしまい、お開きになりました。
来年は息の合ったお三方でイベントをして欲しいです。
先生は、お線香のお勉強タイムでは、
もうちょっと語数を減らしてゆっくり話してくれたらなあ、
なんて思っています。

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もれなく

やはり向う付けが出ましたか。予想通りですね。(*´∀`)シメシメ
最近、ある仲間では、「紅雀さんを呼べば、もれなく親子酒が付いて来る」というフレーズがはやっているので(←どんな仲間やねん?)綾子酒が出て当然かも知れませんね。ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホ
来月は紅雀見学があると思っていましたが、春蝶やら福笑やらのお誘いがあり、どうしようかと考え中です。┐( ̄ヘ ̄)ウーム

予想的中

もずさん、予想的中おめでとうございます。
実は私もそんな予感がしていたのですが、
ナイショにしておりました。笑

立ち切れ線香は、ちょっと暗いお話なので…
と仰っていたので、これからもすることは無いような、
そんな気配を感じました(がっかり)。
(20年後にするかもしれないと思っておきます)。

落語は、向う付けだけだと思っていたので、
「親子酒」が出てきて嬉しかったです。
高座にかかる回数が多いというのは、
愛着のあるネタなんでしょうね。

来月の落語会について、あれこれお悩みのご様子ですが、
気まぐれなもずさんのことですから、当日になるまで
どうなるのか分からないものと思っています。笑
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