浄光寺寄席

2013年9月14日(土)JR尼崎駅 徒歩15分

お客さんと演者さん、スタッフさんも含め
全員で童謡を唄いました。「もみじ」と、
「村祭(ドンドンヒャララという歌詞があるもの)」

桂 紅雀 「親子酒」
桂 鯛介 「みかん屋」
桂 紅雀 「饅頭こわい」


紅雀さんの落語を2席も聴いて満足したはずなのに、
帰りに図書館へ寄ってしまいました。^^;



JR尼崎駅の改札で、
もずさんと待ち合わせをしていたのですが、
改札前の駅周辺地図が、
私の持っているグーグルの地図と大分違うのです。
焦りました。
駅を間違えたのかと…。

尼崎の駅って、三つくらいあるんですよね。
阪神と阪急とJRと。
地図が違うので軽くパニックになりました。
壁の地図と手元の地図とをにらめっこすること10分。
駅の地図は、北が左を向いていることが分かりました。
(ふつう上ですよね)

そしてもずさんが到着。
遅刻魔の私は30分早く来ていたのでした。
そしてトンカツ屋さんではなく、
隣の韓国料理屋さんでランチを。
この日、晩御飯にコロッケが出てきたので、
韓国にして良かったと心から思いました。

駅ビルを出て、線路沿いに歩いたのですが、
建物が殆ど無くて、めっちゃ暑かったです。
薄曇りだったのですが。
汗だくになって15分歩きました。

浄光寺の入り口には、
ピアノの形をした木の看板が掛っており、
「ピアノ教えます」と。
何か可愛かったです。
 そこからお寺の内側に入りましたが、
落語会をやってます、という貼り紙が中々見つからず、
もし、お寺を間違っていたら、
完全に不審者だなと思いました。
 正面に大きな階段があり、
その裏側に受付と会場の入り口がありました。
(落語会の貼り紙もよく見たらありました)
 受付で、案内ハガキを持っていないことが明らかになり、
住所を書くように勧められましたが、
堺と奈良(遠方)から来ているし、紅雀さんのファンなので、と、
丁重にお断りしました。すみません^^;

お寺の住職さんは気さくな方で、
ちょっと面白い人でした。
落語会が始まる前に、歌を歌わなければならないと、
聞いた時は、宗教色あふれる歌を歌うのかと
思ったのですが、違いました。
童謡でした。
しかも、歌う理由が、
お客さんが笑いやすい体にするためとかで、
噺家さんに対する気遣い、もとい、会を成功させる秘訣だったのです。
 久々に歌うと気持ち良かったです。
頑張って歌ったけど、もずさんからは「聴こえない」と
言われてしまいました。(もずさんの声はちょっぴり聴こえた)。
そして、紅雀さんと鯛介さんも一緒に歌ったのですが、
「この声だ!」っていうのは聴こえてこなかったです(笑)。
でも、「一緒に歌うんですか? 何か恥ずかしいですね」と笑っていた紅雀さんが
見れて、ちょっと幸せでした。


高座の上に、お寺の天井に沢山ぶら下がっている、
金色の提灯のようなものが、ずらっとありまして、
雰囲気が出ていました。高座の後ろは屏風ではなく、
障子風の屏風…のようなもの(名前が分からずスミマセン)。
 噺家さんには、スポットライトを当てず、
それでも、不自然に思いませんでした。
スポットライトって、要るのかなあ、と思う会もあれば、
ちょっと欲しいなと思う会は・・・あんまり無いですね。
すぐ目が慣れるので。
 スポットライトを当てると、噺家さんとお客さんの
体感温度がもの凄く違ってしまい、エアコンの温度設定が難しくなります。
無い方が冷え性にとっては嬉しいですね。


トップバッターは、鯛介さんではなく、
紅雀さん。マクラは、聴き慣れたものから、
最近耳にしたものまで、バリエーションに富んでいました。
コンビニで傘を買った話は、パート2のもの。
それとはまた違う話で、奥さんがちらりと出てきたので、
良い予感がしました。これはちょっとしたジンクスです。
 会が始まる前、もずさんと二席目は「親子酒」ではないか、
と言っていた(ような気がする)のですが、一席目がそのネタでした。
あげさんや天ぷらのくだりは無くなってましたね。
今度はお酒ではなくお水になってました(笑)。
 このネタをする前、若い人の酔い方は、
「伊勢海老が税務署に税金を納めに来る」というポーズで…
という説明があり、それは極端な動きなのですが、
今まで、「親子酒」の息子との共通点を見い出していませんでした。
この日やっと見つけました。ちゃんと両手をぶんまわして歩いてますね。
伊勢海老ちゃんと入ってるわ~なんて思って見てました。
 ちょっと気になった台詞を発見したのでメモしておきます。
息子が、酔って他人の家の戸を叩くと、
「その声は、前田さんとこのボンと違いますか。
あんたの家は、西へ三軒目だっせ」
と言う声が返って来ます。
で、息子は三軒ずれて、家の戸を叩くと、どいつじゃい、という
男の声。
息子は「どいつじゃいとは、どいつじゃい」
男「その声は前田さんとこのボンと違いますか。
あんた西へ行かなならんのに、東へ来てまんのや。
あんたの家は西へ六軒目だっせ」と言う。
この家の男は、前田さんのボンが、何も言っていないのに、
“あんた西へ行かなならんのに~”と言っているので、
一回家を間違えたくだりを知っている口ぶりに聞こえ、ちょっと違和感を
覚えました。もずさん曰く、他の演者さんは、
ボンは一回家を間違えたことを、男に説明するくだりがあるそうです。
(そのくだりは聴いた事が無いけれど、言ったら言ったで、
説明口調になるから、現実離れしている気もしますね)。
 あと、前回くらいから、親父さんが、
玄関の上がりがまちに腰をかけて、「息子の姿が見えませんが…」
と言うようになりました。私は今まで、居間へ上がってから、
言っている想像をしていたので、おやと思いました。
息子がつまづくのは、玄関が良いと思われたのでしょうか。
でも、玄関よりも居間へ上がってから「息子の姿が…」と言う方が、
自然な気がします。あと三回くらい聴いて、納得できないようなら、
手紙がアンケートに書きます(もはや口癖)。
(何か、出さないような気もするけれど)。


お次は、鯛介さん。
以前、金毘羅さんの会で、兵庫船か何かを聞いて以来。
その時よりも、ずっとしっかりした噺家さんに成長しているように思いました。
マクラは、中学校で「社会人とは」という講師をつとめた話を。
学校で振ってはいけない小咄をうっかり言ってしまい、
それが一番受けたと言っていました。
 みかん屋は、本当に良く出来た噺ですね。皆優しい人ばかり。
しゃべりババの疑いをかけられた辺りは、
もう少し笑いたかった気もします。


お次は、紅雀さん。
1時間の予定が、あと10分しかないと言ってました(笑)。
そこから、「饅頭怖い」です。一体、何十分オーバーしたのでしょうか。
しかし、動楽亭と違って、時間を気にしなくても良い(のか定かではない)環境が、
紅雀さんの落語をのびのびとさせていたのかもしれませんね。
狐のくだり、怪談のくだりも入っているフルバージョン。
この噺、紅雀さんが端折っているところを見たことが無いような気がします。
いつもは、見台があるように思うのですが、今回は無し。
 怪談のくだりは、濡れ草鞋が尾行(つ)けてくるところ、
やっぱり笑い声が上がってきます。ここを、音源だけで聴いたら、
聴いた人は、変に思うでしょうね。はじめは笑っていいのかなあと
思っていたのですが、紅雀さんの顔が面白いから仕方ない(笑)。
ただ、怖いなと思って聴いている人と、思わず笑っちゃう人と、
半々居ればいいのになあと思います。最近は、笑う人が増えた気もしますが。
紅雀さんは、取り立てて、やり方を変えていないように思います。
そうそう、お賽銭箱から幽霊が、ず~っと出てくる辺りも、
お客さん、笑ってました。「さっき助けてやろうと言ってくださった、お、か、た」
という声が、笑い声で殆ど聴こえず、これは紅雀さんだけなのでしょうか。
米二さんの本だと、お客さんが怖がって悲鳴を上げる人も居るとか。
このままだと、一文笛とか、立ち切れ線香とか、人情噺をしたとき、
爆笑ものになってしまわないか、心配です。(何となくしそうにないけど)。
それはそれで、いいんじゃないのかなと。
笑うのも泣くのもお客さんの勝手ですしね。気は確かに散りますが。


紅雀さんの落語を二席も聴いて満足したはずなのに、
帰りに図書館へ寄って、万葉集の本を漁ってしまいました。
他のジャンルに気を奪われる暇(いとま)を与えない、
びっくり落語をして欲しいです。(我侭ですみません)。



額田王の謎の歌(難訓歌)が気になって気になって。
“よろかん”もそうですが、謎が無いと私は生きていけないのでしょうか。
紅雀さんの落語も、何が出てくるか分からない、
何を伝えようとしているのかと思う所が最大の魅力だと思います。

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紅雀さんの立ち切れ聴きたい!

こんにちは。
今日は、出勤日ですが午後休をいただいて家に居ます。
間もなく南森町へ差して向かいます。
夫婦で二日連続の繁昌亭は、初めてじゃないでしょうか?
たま独演会に、円丈さん来演の予定ですが、新幹線は動くのでしょうか?

さて、紅雀さんの親子酒、最近やたらかかってますね。
次の米研も親子酒ですね。
プログラム見て、あちゃーと思いましたが、もう一度挑んできますw
まるで、寝床の久七みたいになってますが(・_・;)

それから、紅雀さんの人情噺いいですねえ。
人情噺と言っても落語なんで、笑かしてもらわんと損した気分になるものです。
でも、筋と関係ないとこで笑かそうとするんじゃなくて、一生懸命やってて笑けるのが理想です。
紅雀さんの立ち切れやったら、味のある、おもろい立ち切れになりそうです。
おもろうてやがて悲しき鵜舟かな。
大阪の笑いって、そんなとこが好きですねん。

ですよね

今度27日に、線香の学芸員さんも来る落語会があるのですが、
そこで立ち切れをしたら面白いやろなあと思っています。
したら吃驚ですけど(笑)。

今から繁昌亭へ向かうとのことでしたが、
桂川が氾濫というニュースを聞いて、ぴーまさんは
大丈夫なのかなあと思っておりました。
ご夫婦で出かけるということは、大丈夫そうですね。

亀屋寄席の方は、来週に延期になりました(^^;)。

おもろうて~は、芭蕉の句ですね。
さっき調べました。
関西弁使うから、蕪村かと思いました(笑)。
基本的に笑わして欲しいと思うのは、同感です。
句の境地までは思い至りませんでしたが。
怪談話で笑わせてくれる紅雀さんなら、
立ち切れも、他の人には見られない、あっと驚くような内容に
なると思います。

ご心配ありがとうございます。

ご心配ありがとうございます。
うちは、山の手(というと聞こえがいいけど結局山の上)なので
川の氾濫の影響はありませんでした。

同じ西京区でも桂川に近いところでは、浸水の被害が出ています。
嵐山も西京区側の被害が大きかったようです。
一時、川の水位が渡月橋を乗り越えて、旅館街が浸水していました。

平安の昔、権勢をふるった白河院が、儘ならぬものとして
「鴨川の水、双六の賽、山法師」と詠んだのを思い出しました。
なぜか、後白河院を演じた松田翔太の顔とともに(>_<)

桂から伏見に至る桂川沿岸では、最近も浸水被害はありましたが
鴨川や嵐山があんなになるのは初めて見たような気がします。
やはり、異常気象なんでしょうね。
それも、だんだん異常じゃなくなってくるのかな。
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