道頓堀太郎寄席~紅雀しん吉ふたり会~
2013年8月8日(木)道頓堀
桂 しん吉 「三人旅」
桂 紅雀 「いらちの愛宕詣り」
桂 しん吉 「決戦・日本シリーズ」
~中入り~
桂 紅雀 「口入屋」
三味線 はやしや律子
紅雀さんの口入屋、PLの花火級に面白かったです。(*^-^*)
職場の人、連れて行って良かった…。
桂 しん吉 「三人旅」
桂 紅雀 「いらちの愛宕詣り」
桂 しん吉 「決戦・日本シリーズ」
~中入り~
桂 紅雀 「口入屋」
三味線 はやしや律子
紅雀さんの口入屋、PLの花火級に面白かったです。(*^-^*)
職場の人、連れて行って良かった…。
↓
↓
※2013年8月18日(日)に感想を書きました。
8/8(木)口入屋
・マクラなし。高座に上がるなり「定吉はまだ戻らんのか?」と。
手伝いに来ていた米紫さんに「口入屋をします」と言ったら即「マクラなし!」
と言われたらしい。「羽織も無し」とも。「手足をもがれたようです」と。
『いらちの愛宕詣り』の時点で羽織が無かった。凄い。
・基本的なテキストは米二さんと同じように感じた。
(ということは枝雀さんと米二さんのテキストが近いのか?)
ただ、表情がもの凄い豊か。あれは同業者から嫉妬されると思う。
・すけべな番頭の色んな表情が楽しめた。
(仕事をまともにしているところも含めて)。口入屋の番頭も布屋の番頭も、
すけべだが別人だとはっきりわかる。
・口入屋の番頭の周りで群がる女子衆、紅雀さんは三人に的を絞って話しかけていた。
米二さんもそうだったが、女子高のような賑やかさがあった。台詞の何が違うのか不明。
・定吉が可愛い。「こわ~、おっさん手相見て」とか。
・イヨーっ(ポン)←口を開けて、手のひらで叩いた音。
米二さん、こんなんしてたっけ。凄い衝撃。
・綺麗な女子衆の表現が上手い。
女子衆の演技だけじゃなくて、周囲の人間の反応で、綺麗な娘だと分かるやり方。
特に番頭は、びっくりして定吉に五銭追加で渡す場面あり。(他の人もやっているのか?)
・(自分が寝間に忍び込んでも)心の中でドガチャガして欲しい、と言う。初耳。
・紅雀さんがドガチャガと言うところ、お客さんが引き込まれているように感じた。
何となく「うわ~、紅雀の“ドガチャガ(口入屋)”や~!」って感じ。
・おもよどん、前よりも美人に感じず、ほっとした。
へちゃな女子衆という設定なので。番頭が振られた腹いせにそう言ってるのか?
・綺麗な女子衆の髪の匂いを嗅ぐ場面は健在。(やった!)
これが無くなったら、悲しい。
・立て弁(というのか?)、以前と同じところでちょっと詰まった。ハラハラする。
あとは、さ~っと上手いこと綺麗に言えてる。
・定吉が「あんたの手水場(ちょうずば)鎧兜でっせ。(略)目ぇ噛んでイタイイタイ」
めっちゃツボ。畳み掛ける感じ。
・「目見え(めみえ)」の晩から女子衆が泊まると聞いた番頭の目の色が変わった。
ここまで表現できる紅雀さんがこわい。笑
・「はよ食え、噛むな」笑。(以前は無かった台詞?)。
定吉がそろばんする場面無し。水を撒く場面も無し。近くの店の常吉に、今夜うちで
すごい音がすると話しかけ、五銭で聞かせると言う。
・『仔猫』の中で、若い衆が、誰が好きかという話題になるが、
そのくだりがあった。ぼて屋の女子衆は、ぼろくそに言われる。粉ふいてるのが
好きなら、大福抱いて寝ろ。『野崎詣り』で、水がめ抱いて寝ろ、と言う台詞がある。
そのアレンジバージョンか。
・夜、手さぐりで前に進む場面、凄く面白い。手つき、宇宙遊泳みたい。面白い。
膳ダナをかかげるのは一瞬。がらがっしゃん。「ばっ」と手を横へ。上へあげる。
その一瞬の仕草がすごい。皆、笑っている。紅雀さん、思ったよりずっと腕が長い。
・番頭「上でまだ音がしていない」(←リアル)。また、膳ダナかかげる。
弾力ある腕の動き。
・ターザンの人、井戸にはまっているポーズ、すごい決まってる。
「西瓜の夢を見ておりました」とは言わず。
・ごりょんさん、「井戸から変な音がする」※いびきの音。
ターザンの人を説教。泳げないと知ってる。誰か人を、と、辺りを見れば…。
「宿替えの夢を見ております」。引越しの夢、とは言わない。
・拍手、高座を下りても、しばらく鳴っていた。大音量の拍手じゃないけど、
落語ファンの温かな、ねぎらいの拍手だったように思う。
※
音源しか聞いたことはないけど、枝雀さんのよりもエロいと思います。
紅雀さんの底力を見た思いがしました。
↓
※2013年8月18日(日)に感想を書きました。
8/8(木)口入屋
・マクラなし。高座に上がるなり「定吉はまだ戻らんのか?」と。
手伝いに来ていた米紫さんに「口入屋をします」と言ったら即「マクラなし!」
と言われたらしい。「羽織も無し」とも。「手足をもがれたようです」と。
『いらちの愛宕詣り』の時点で羽織が無かった。凄い。
・基本的なテキストは米二さんと同じように感じた。
(ということは枝雀さんと米二さんのテキストが近いのか?)
ただ、表情がもの凄い豊か。あれは同業者から嫉妬されると思う。
・すけべな番頭の色んな表情が楽しめた。
(仕事をまともにしているところも含めて)。口入屋の番頭も布屋の番頭も、
すけべだが別人だとはっきりわかる。
・口入屋の番頭の周りで群がる女子衆、紅雀さんは三人に的を絞って話しかけていた。
米二さんもそうだったが、女子高のような賑やかさがあった。台詞の何が違うのか不明。
・定吉が可愛い。「こわ~、おっさん手相見て」とか。
・イヨーっ(ポン)←口を開けて、手のひらで叩いた音。
米二さん、こんなんしてたっけ。凄い衝撃。
・綺麗な女子衆の表現が上手い。
女子衆の演技だけじゃなくて、周囲の人間の反応で、綺麗な娘だと分かるやり方。
特に番頭は、びっくりして定吉に五銭追加で渡す場面あり。(他の人もやっているのか?)
・(自分が寝間に忍び込んでも)心の中でドガチャガして欲しい、と言う。初耳。
・紅雀さんがドガチャガと言うところ、お客さんが引き込まれているように感じた。
何となく「うわ~、紅雀の“ドガチャガ(口入屋)”や~!」って感じ。
・おもよどん、前よりも美人に感じず、ほっとした。
へちゃな女子衆という設定なので。番頭が振られた腹いせにそう言ってるのか?
・綺麗な女子衆の髪の匂いを嗅ぐ場面は健在。(やった!)
これが無くなったら、悲しい。
・立て弁(というのか?)、以前と同じところでちょっと詰まった。ハラハラする。
あとは、さ~っと上手いこと綺麗に言えてる。
・定吉が「あんたの手水場(ちょうずば)鎧兜でっせ。(略)目ぇ噛んでイタイイタイ」
めっちゃツボ。畳み掛ける感じ。
・「目見え(めみえ)」の晩から女子衆が泊まると聞いた番頭の目の色が変わった。
ここまで表現できる紅雀さんがこわい。笑
・「はよ食え、噛むな」笑。(以前は無かった台詞?)。
定吉がそろばんする場面無し。水を撒く場面も無し。近くの店の常吉に、今夜うちで
すごい音がすると話しかけ、五銭で聞かせると言う。
・『仔猫』の中で、若い衆が、誰が好きかという話題になるが、
そのくだりがあった。ぼて屋の女子衆は、ぼろくそに言われる。粉ふいてるのが
好きなら、大福抱いて寝ろ。『野崎詣り』で、水がめ抱いて寝ろ、と言う台詞がある。
そのアレンジバージョンか。
・夜、手さぐりで前に進む場面、凄く面白い。手つき、宇宙遊泳みたい。面白い。
膳ダナをかかげるのは一瞬。がらがっしゃん。「ばっ」と手を横へ。上へあげる。
その一瞬の仕草がすごい。皆、笑っている。紅雀さん、思ったよりずっと腕が長い。
・番頭「上でまだ音がしていない」(←リアル)。また、膳ダナかかげる。
弾力ある腕の動き。
・ターザンの人、井戸にはまっているポーズ、すごい決まってる。
「西瓜の夢を見ておりました」とは言わず。
・ごりょんさん、「井戸から変な音がする」※いびきの音。
ターザンの人を説教。泳げないと知ってる。誰か人を、と、辺りを見れば…。
「宿替えの夢を見ております」。引越しの夢、とは言わない。
・拍手、高座を下りても、しばらく鳴っていた。大音量の拍手じゃないけど、
落語ファンの温かな、ねぎらいの拍手だったように思う。
※
音源しか聞いたことはないけど、枝雀さんのよりもエロいと思います。
紅雀さんの底力を見た思いがしました。