第22回 阪南寄席

2013年5月30日(木)阪南市・尾崎

桂 あおば 「強情灸」
桂 ひろば 「はてなの茶碗」
桂 紅雀  「親子酒」
桂 ひろば 「皿屋敷」


何と、月末の忙しい最中に、阪南市に行けました!
新しく来たバイトさんに感謝したいです。(ToT)
阪南寄席、すごく良かった…!
次回は 7/30(火)。林家 染左さん、桂 鞠輔さんをお迎えするそうです。



行くのを半ば諦めていた落語会でした。
月末、事務処理がてんこ盛りだったのですが、
職員さんや新しく来たバイトさんのお陰でヘロヘロにならずに済み、
なんと、阪南市まで行くことが叶いました。

南海本線「堺」駅から、
特急サザンに乗って3駅、あっと言う間に「尾崎」駅に到着。
帰りも、本線から高野線の乗換えがスムーズにいって、
10時前に帰宅できました。諦めなくてよかった~。

落語会の会場は、駅から歩いて数分で、
チラシの地図が印刷しすぎてかすれていたのですが、すぐに分かりました。

会場となっている尾崎東住民センターは、
何と畳の上にシート?を引いて、パイプ椅子を並べていました。
前2列は座布団席だったかな。こじんまりした会場でした。
気楽堂さんよりも狭いか、同じくらいかも。


出囃子が、遠くから聞こえてきました。
楽屋から流しているのかな。割と新鮮でした。


開口一番は、そうばさんと佐ん吉さんのラジオで、
いじられていた、あおばさん。顔立ちが整っているのですが、
中身とのギャップが激しそうです(笑)。
小さな会だからか、マクラも振ってくれました。
奈良の落語会で、お偉いさんの挨拶が衝撃的だったという話を。
マクラはまだ言い慣れていないのか、たどたどしい感じもしましたが、
ネタに入ってからしゃきっとするところが面白いです。
 ネタは強情灸。勢いがあって良かったです。はじめはお客さんも、
あおばさんの勢いに圧倒されている面がありましたが、女性が登場した辺りから?
(女性の台詞のほどんどが、くすぐりになるような言い方にしてた・笑)
次第に笑い声が大きくなり、終盤の「あーつめた」で、どっときました。
ここで笑いを取ってる人は初めて見たので、吃驚。
 大阪市内のお客さんって、笑いが起きづらくて、くすぐりの場所が
分かりづらい。阪南市のお客さんはよく笑うので「ここはくすぐりだったのか」
という新鮮な発見が幾つもありました。
 今回、あおばさんの落語を聴いて、初めてざこばさんのイメージが
ふっと横切りました。勢いというか、豪快さがあるような気がします。
所々、早口で聞き取りづらい台詞があり、そこをはっきりとお客さんの耳に
届けさせることが出来れば、落語の情景をもっと広げることができるんじゃないかなあと
思いました。丁寧にしゃべりすぎると、勢いが無くなってしまいますし、難しいですね。
でも、あおばさんに丁寧にやれって言っても無理な気がする(笑)。
そのまま突っ切って欲しい。テンポが悪く聞こえる箇所って修行している内に
良くなる気がします。今は長所を大事にして欲しいですね。


お次は会の主役である、ひろばさん。
今回、初めて先輩の噺家さんを呼んだそうです。
第一号が紅雀さんだなんて、嬉しい。
マクラは、旬な話題を。エベレスト登頂に成功した三浦さんの話や、
梅田に新しく出来たビル街(グランドフロント大阪)の話など。
ひろばさんのマクラをいつもより長く聞けるのも新鮮でした。
 ネタは、めいぷるの会でウトウトとしてしまった「はてなの茶碗」。
絶好のリベンジの機会です。会場が狭くなったせいか、
めいぷるの時よりも迫力があって、身近に感じ、とても聞き取りやすかったです。
主人公のお金に困っているさまが、ひろばさんが演じるとしっくりきました。
大金を目の前にして心が動く場面も良かったです。お金をじっと見つめるのはやや強引な
感じもしましたが荒技が好きなので。その前に心の葛藤をもう少し見たかったかな。
もう少し、もったいぷったら良かったのになあと、思ったのは、
間合いが他の人よりも短く感じられたせいで、本当に安手の茶碗か、と
再確認するところと、大金を押し問答するところ、お天子さんと
つぶやく場面。お天子さんという場面は、枝雀さんのやり方が、
私の中で馴染み深くなっているのでしょうか。関白で驚いて、お天子さんで
腰を抜かす印象があるのですが、ひろばさんの場合は関白とお天子さんが、
同列にある感じがしました。今の感覚だと同列になっちゃうのかな。
 米紫さんの「はてなの茶碗」の主人公も、真に迫った感じがして
良かったのですが、ひろばさんも、古典噺の良さをぐっと引き出している
感じがして良かったです。でも、後で「皿屋敷」を聴いたら、
「はてな~」はもっともっと良くなるはずだと思いました。
メモ:番頭と茶金さんの台詞がかぶっている所は、くすぐり。
正確に言うなら、番頭さんの台詞はくすぐりの伏線で、茶金さんはくすぐり。
更紗の布を褒めてるところで、阪南のお客さん、けっこう受けてた。


お次は、ゲストの紅雀さん。
後輩の落語会に呼ばれて嬉しいと、にこにこ顔。
高座から楽屋にいるひろばさんに向かって愛?を叫ぶ紅雀さん。
凄い、もうブレーキが壊れかかってる。
マクラは、ひろばさんと北海道旅行に行ったことと、
ざこば師匠を地下鉄でお見送りした時のエピソードを。
後者の話は何度か聞いた事があったので、徐々に脳がだれ~っと
していくのが分かりました。こことこことでちゃんと受けるのかという
心配もしつつ。話の終わりになって漸く、いつもと違う語り口調に
目が醒めはじめ(失礼千万)、お酒に酔った人の見本をしてから「親子酒」へ。
 ぐでぐでに酔った父親が眠気をガマンしている顔が面白かったです。
寄り目の表情とか初めて見たかも! 酔態(変顔?)でお客さんを沸かす紅雀さん。
阪南のお客さん、おお~! って感じでした。誰かが「似てる」っていう
感嘆の声を上げて、今回ばかりは、むっとしなかったです。
(私は枝雀さんの生の高座を知らないため、似ていると言われても、
共感しづらい世代?ひねくれ者なのです)。よく考えたら褒め言葉なんですけれども。
 酔った息子は、酔態メインじゃなくて、うどん屋との絡みで
可笑しさを出していく場面。「親子酒」を見るたびに違うなあと思うのは、
うどん屋さんとのやり取りが少しずつ台詞が変わっているからなんでしょう。
「100杯!」っていうくすぐりは初めて聴きました。
それから、消し炭が分かる世代は昭和20年代生まれで、高い山ネタが分かるのは、
大正生まれだと(笑)。これも初めてです。次は無くなってるかもしれないので、
ここにメモさせて下さい。「辛い~!」っていう表情も良かったです。^^
お水のお替りするところは前の方が面白く感じたのですが、何が違うのか分かりません。
私の心境の変化でしょうか?
 噺の終盤、酔った息子が家々を叩いて回る場面がめっちゃ可笑しかったです。
「自分の知らない内に、嫁が男を連れ込んでいる!」
ここで、今世間をお騒がせしている元アイドルの名前を使って紅雀さんが突っ込むと、
思いの他、お客さんが受けて、紅雀さんは次の台詞を忘れて?しまいました。
有難う紅雀さん。あなたは最強です…\(T▽T)/ ちなみに詰まったのは一瞬で、
ちゃんと台詞も言って、綺麗にサゲまで行きましたよ。美しい着氷でした。


お次は、ひろばさん。
紅雀さんの高座で笑い疲れたお客さん、「まだあるの?」といった空気。
(※個人的な感想です)。
しかし、良い高座は連鎖するというジンクス(これも噺家さんの実力の内?)
は当たりました。「皿屋敷」、すっごく良かったです。
噺のテンポが聴いていて心地良くて、ここまで良いなあと思った「皿屋敷」は、
今までないくらい。今のところ、私の中でひろばさんが1番です。
 怪談の場面も、ことさらお客さんを怯えさせる口調ではなく、
さらっとしている所が良いなあと思いました。特に擬音が綺麗に決まっていて吃驚。
お菊さんを吊り上げている縄を切った音、それから、お菊さんを斬った音。
斬った音自体はバサッと、短めに言って、「ここからここへ…」と傷口を説明します。
場面そのものは陰惨なのですが、口調がグロテスクになりすぎない所が良い。
その辺のバランス感覚が本当に良く取れていると思います。
 後半の笑いが多くなるところも、喜六がとても可笑しくて良かったです。
清やんが、ちょっと冷たいなあと思うこともあるのですが、今回は、その冷たさも
不思議と感じませんでした。お菊さんが出てくるところは、お客さんも
本当に良く笑っていたように思います。ひろばさんの演じるお菊さん、
とっても美人に思える。多分、私好みの美人の描き方なんでしょうね。
ちょっと俯き加減で(これはどの演者さんもそうしますが)美人オーラが少ない、
というか、自分が美人だという自覚が無い美しさというのでしょうか。
天然美人な感じがするのです。それがおだてられて…(笑)。
 お菊さんを見に来る野次馬も、お菊さんグッズも、そんなにテキストを
いじらずに(多分)、素朴な笑いを作っていたように思います。
その分、USJに飽きたら…というフレーズがガツンと来ましたね。
お菊さん音頭は、「ハア~♪」と歌詞が出る前のところだけでしたが、
凄く良い声で吃驚しました。お客さん手拍子を始めてましたよ。
唄が出てくる噺を手がけてくれたらいいのになあと思いました。


 本当に凄く充実した会で、今後も頑張って続けていって欲しいと思います。
ひろばさんの恩師っぽい人や、提法寺寄席のお客さんも来ていたような。
お次のゲストは、染左さんです。
一人だけ、追っかけている人を知っているのですが、特急サザンで…是非!
行きは運良く座れましたが、帰りは余裕で自由席でも座れました。

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是非!

「拍手釦」かなんか付けてくださいませ。
コメントするほどではないけど、阪南寄席よ~行った!と(バイトさんの存在よりご本人の行く気が重要やと思うので)いう気持ちを、その釦に込めたいです(^^)

にこさんへ

コメント有難うございます(^^)
拍手ボタン、さっそく付けました。
にこさんに言われるまで、拍手ボタンは要らないかなと
思っていましたが、よく考えると、わたしもにこさんのブログで、
コメントできない時によく押してました(笑)。
人によっては必要なツールなんですね。

なるほど!拍手釦ですね^^

にこさんにつられて拍手釦クリックしてみました^^
以前、にこさんブログで、うっかり手があたって
拍手しちゃったことがあります。
今日は生涯で2拍手目w

なるほど!拍手釦ですか(´ー`)

やっぱり、阪南寄席行ったんや~
ひろばくんも地元で力入っとんたかなあ~
って「皿屋敷」の感想まだやん
そういえば、紅雀さんの感想も...
まだ書きかけなんやね!

オォ!こんなんついてたっけか?
今、にこさんとこで押してきたとこやけど。

っで、コメントを見て納得でございます。

Facebookでいうところの「いいね!」ですわね。
あったほうが良いと思います。

さきさん&ぴーまさんへ

こんにちは。
思ったより多く拍手ボタンを押してくれる人が居て
吃驚しています。これは頑張らねば!
にこさんからコメントが来た時も思ったことですが、
べにてんコンビからもコメントが来ると、
気が引き締まりますね。笑

べにてんコンビって(`・ω・´)

べにてんコンビじゃなくって、べにてんトリオでしょうが!
今日も湖涼さん来いひんのかなあ?って
気にかけてる仲間がいることを忘れないで(`・∀・´)
 とか、青春ドラマ風に決めてみました(>_<)

そういう意味では、めいぷるトリオの方もよろしく。
一応、来なかった時には、『今日は来ないのかしら?』
って心配して欲しい、今日このごろです。(爆)

トリオ!

2ヶ月ほどお休みをしているべにてんで、
気にかけてくれてるなんて、恐縮です(>_<)。
今度はトリオになるよう、ちゃんと参加しますね!

めいぷるは、いつもにこさんと、
ぴーまさんの噂をしてますよ(笑)。
いつも居る席に居ないね~とか。
今日は早いですね~! とか。^O^
来なかったら、事故の心配をしてしまうので、
ツイッターでつぶやいて下さい。
携帯を持っていないので、ツイッターを見るのは、
帰宅後になりますが(汗)

めいぷるトリオの1/3

ツイッターチェックは私が携帯を持参致しておりますので、ご安心のほどを~(^^ゞ
しかもぴーまさんのことはちゃ~んとフォローしています(^^)b
めいぷるに限らへんかも知れませんが、いつもいらしている方々って、大体同じエリアに座ってはりますよね(^^)

それにしても16拍手とは…!?私はそないに拍手を頂いた記憶がないので、羨ましいですわ。。。

めいぷるトリオ

めいぷるトリオって凄く良い響きですね。
べにてんトリオを今月こそ復活させたいです。
携帯を持っていないばかりに、周りの人のお世話になりっぱなしで(汗)
いつもすみません。
 そうそう、めいぷるでは、私完全に下手側になりました。
元々にこさんが座ってはった位置でしょうか。動楽亭でも下手が多いです。
紅雀さんの喜六顔がよく見えるから(>v<)。無学亭は何故か上手側で、
初めて行って座った場所の影響ですね。
 16拍手は本当に吃驚してます。前もって、阪南市がいかに遠いかという
記事を書いたせいでしょうか。拍手ボタン設置を勧めてくれて有難うございました!
プロフィール

湖涼

Author:湖涼
ブログ管理人(湖涼)の連絡先
jaimo.koryou★gmail.com (★を@に変えて下さい)
@koryou_ツイッターです。
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