べにてん

2013年3月28日(木)中崎町・イロリ村

桂 南天 「幽霊(ゆうれん)の辻」
桂 紅雀 「不動坊」

アンケート
①あなたの自慢できる知人
②最近泣いたこと
③強引だなあと思ったこと


不動坊、べにてんスペシャル版って感じでした(^O^)
偏頭痛を押して行って良かった~。;;



この日は、頭がぼんやり痛くて、
寝込むほどの痛さではなかったのですが、
悩みながらべにてんに行きました。
地下鉄堺筋線で家の方へ引き返そうかなと思ったくらい(^^;)。
谷町線で元気が出てきたのが不思議です。
(土曜日にぶり返しましたが・苦笑)

というわけで、
南天さんの落語と、紅雀さんの落語前半くらいまで、
ぼや~っと聴いていたので(汗)、
南天さんの感想メモがめっちゃ少ない。
もしファンの方がここを読んでたら、申し訳ないです。


南天さんの「幽霊の辻」は、初めて聴きました。
なんでも、2月末にネタおろししたばかりだとか。
さきさんも聴くのは2回目だそうです。
何となく、ほのぼのした落語のイメージが、
南天さんにはあったので、けっこう残酷なテキストも言うんだなと
驚きました。(佐ん吉さんの時にはテキストが残酷とは思わなかった・謎)。
庄屋さんの娘が出てくるあたり、ほんとにあった話っぽく聴こえて、
ぞっとしましたね。
 おばあさんが地域怪談話をしているのですが、
これからそこへ出かけなければならない主人公のことを思うと、
お客さんは所々クスクス笑ってました。
 主人公が提灯を持って突然「わ~~~!」ってダッシュする所が
めっちゃ可笑しかったです。こういう演出は他の噺家さんで見た記憶が
ありません。
 この一席が終わったあと、トーク時に南天さんが「首くくりの松」部分が
抜けてしまったと告白(!)。聴いていて、何の違和感もありませんでした。
首くくりの松に美しい娘が出てくるのですが、サゲに彼女が再登場します。
最後の怪談とサゲが繋がってるんですね。ところが、
それまで怪談話を延々と聞かされていたので、首くくりの松を飛ばして、
全く関係のない幽霊が出てきても、変に思わなかったんです。
最後に美しい娘が唐突に出てくる、それもかえって新鮮で良いかもしれませんね。
 私は庄屋の娘のくだりで、お腹いっぱいになったので、首くくりの松を
聴いていたら、どんな気持ちになっていたのか分かりません。聴いていたら
また別の感想を持つとは思うのですが。
 さきさんは、お婆さんが夕日を拝むところがヨカッタ、なんて
言ってましたっけ。ぼんやり聴いていたわりには、感想が書けました。


 お次は紅雀さん。
マクラがうろ覚えです。^^;
新聞の統計したアンケート結果を信じて良いのかとか言ってた様な。
自分にとって都合の良いことを書くのは、ブログも新聞も変わりませんね。
 話を元に戻しますと、この日の紅雀さんもマクラでは別人に見えました。
私の知っている紅雀さんじゃないのです。片山さんと紅雀さんの間くらいの顔っぽい。
この日は若干紅雀さん寄りだったかな。
 「不動坊」は、この冬でまだ二回目だそうです。
Bチーム以来ということでしょうか。なのに内容はノリノリで、かなり画期的な設定が
盛り込まれていました。Bチームでは出てこなかった(気付かなかっただけかも)所を
メモメモ。(電車の中でメモを書いたので相変わらず酷い字です…)
・主人公の利吉が、縁談話を持ってきた家主さんを、見送るところ。
今回、かなり高座の座布団から離れて見送ってました(笑)。うわ~ノリノリやなあと
思いました。利吉が照れて頭をグリグリ撫でるところも初めて見ました。
・お滝さんが納得して今晩中に本当に来てくれるのか、急な話なので来てくれたら凄いこと。
彼女も寂しかったのかもしれない、という台詞が入ってました。
 縁談の話が出た日の晩に、相手に来てもらうというのは、確かに凄い設定ですね。
落語っぽいというか漫画っぽいというか、お話っぽい(笑)。そこをフォローすると言うか、
現実味を出す工夫を入れていました。この日の「不動坊」はけっこうアダルティで、
利吉以外の三人が屋根上で揉めた後、終盤、利吉とお滝さんが出てくるのですが、
利吉がお滝さんに「ぬくかったなあ」と同意を求めるような台詞が入りました(笑)。
お滝さん、身をまかすの早すぎです。寂しかったのかという台詞がここに繋がるのかと。
・風呂屋で「ずっと体を洗ってなかった」利吉に、
他の客が「近寄らんといて」と言う。
 確か、湯船に漬かって、「風呂はいつ以来やろ?」と独り言を言って、
一週間ぶり、いやいや、二週間…違う。え? もっと前? そんなまさか…。
というようなことを言ってました(笑)
 これは吉弥さんの「不動坊」で出ていた、風呂は春と秋の二回だけ、
というくすぐりを踏まえたものかと思います。(吉弥さんは、番頭さんに
「年に二回しか来てないくせに」と言わせて笑いを取っていました)。
 紅雀さんの利吉は、家主さんに「襟垢が真っ黒やで」と言わせる他は、
お風呂に長い間入っていない素振りをそれまで見せていなかったので、
今回、驚きました。湯船での他の客とのやり取りも、それまで耳にしなかった
台詞が入ってましたね。この日だけ、特別だったのでしょうか。
・風呂場で、「お滝さんが可哀想」と、利吉が言い出す所。
それまで、その後の利吉台詞がよく分からなかったのですが、
今回、やっとすっきりしました。「それがそうなって、これがこうなって」
という台詞の周辺部分です。実は、南天さんの「不動坊」では、
この場面の台詞がかなり分かりやすく、紅雀さんが参考にしてくれたらと思ってました。
利吉からしてみれば、借金を返済してくれる人だという理由だけで、
お滝さんにお嫁に来て欲しくないんですね。双方の思いがあって結ばれるのだと。
借金と縁談の話は成るべくバラバラに考えたい。でも完全に切り離せないので、
もどかしさが伝わってきます。
・見台なし。
Bチームの時にはありました。
見台からはみ出たところは、井戸の真上(危険ゾーン)という、
視覚的な設定が無くなり、聞き手の想像力に委ねられました。
 以前まで、見台は、多角的にお客さんに見られる大ホールでは、
向いていないと思ってました。見台からはみ出た部分というのは、
角度が急な端の席のお客さんにとって分かりづらいのではと。
 今回、小さな会場で見台無しを体験して思ったのは、
その逆で、想像力が働きやすい小さな会場では見台無しの方が
良いのではと。大ホールはどうしても聞き手の集中力が欠けやすい
ので、視覚的に訴える見台があった方が良いのではと思いました。
・この日も「ゆうさん」は最高でした。
あんころ、の後、にこっと笑うのです。屋根の上の三人組のやり取りは、
いつも本当に可笑しくて好きです。ゆうさん、今回は
ちょっと幼さが薄くなって見えました。これくらいの方が好みかも。
・カルタ先生が宙吊りになって、ぐるぐる回る
Bチームの時は、こんなに回ってましたっけ。余りに回るので、
本当に可笑しかったです。地面に落ちた時も、今まで括られていた
お腹の紐の圧力が消えて、ちょっと楽になったと言ってました。
・カルタ先生にお金を渡す利吉
今までよりもちょっとリアルな感じ。もうちょっとお金でモノを解決することに
ためらいを見せて欲しかったかも。利吉が冷たい人に見えました。
 でも、今回は、前半の利吉と後半の利吉が、以前よりは
別人に感じなくなりました。やっぱり「ぬくかったなあ」という台詞が
ききましたね。


今回の不動坊は、この冬2回目とは思えない内容でした。
高座に繰り返しかけ続けて育てた噺のように思えるほどでした。
一体どこでお稽古をしたのでしょうか…。
べにてんの会場のほどよい狭さと、「家族のような」お客さんが
居る環境で、生まれた一席だなあと思いました。
稀に、声が小さすぎて聴こえないところもあったのですが、
それすらも良いと感じたくらいです。ここでしか聴けない特別な
紅雀さんを見た思いがしました。



アンケートによるフリートーク。
いつも頑張って三つ書きますが、二つ三つ外しますね(苦笑)。
書いたときは、これでトークが盛り上がるだろうと
確信しているのですが。^^;<どこからそんな自信が…。


①の「自慢できる知人」は、レディーガガの衣装を作ったことがある人に、
バンドのステージ衣装を作ってもらったという人が居ました。凄い。
 あと、甥っ子がバレンタインでもらったチョコを…
字が読みづらいのか、しばらくお二人がアンケート用紙を
にらんでいました。ついに南天さんが「読めません!」と(笑)。
「叔母さんのが一番美味しかったよ」と言ってくれたらしいのですが。
 あと、テレビか映画関係で活躍されている人と知り合いだと
いう人が居たような気がします。(うろ覚えですみません)。


②の「最近泣いたこと」、は書かなかった人が多かったみたいです。
全くメモが無くて、思い出せません(汗)。
私は年老いた盲導犬が、ご主人と別れるドキュメンタリー番組の話を書きました。
あれ、ほんまに別れなアカンのかなあと、南天さん。
中には、新しい盲導犬が来ても、前の引退した盲導犬を、
家で引き取る人もいるそうですよ~。と言いたかったです。
多くは老犬ホームの施設に入るようですが…。


③の強引だなあと思ったことは、
十代目馬生さんが「崇徳院」で鼻をかんで、
台詞がうろ覚えなのを上手くカバーしたことを書いたのです。
南天さんが、米朝師匠の鼻かむ仕草は本当に綺麗やけどなあと、
言ってくれました。何だかフォローしてくれたような。
馬生さんも、本当は台詞を忘れたんじゃなかったのかもしれない。
 他のアンケートの答え、忘れてしまいました。
あんなに楽しい時間だったのに…。


そうそう、紅雀さんがトイレに行って手を洗わないと言ってる件、
今回も尾を引いていました(笑)。
紅雀さんに握手をしてもらった人が居て、そのことについて、
茶化して書いていましたね。この話題の時、南天さんが眉間に手を置いて
悩んでいるポーズが凄く格好よかったです。
「嘘でもええから、手を洗ったと言ってくれ。頼むわ」
前回も、
「この歳になって、俺にこんなこと(手を洗えと)言わせるな」
と言っていて、大受けでした。
 正直、どこまでほんまなのかなと思っています。
お客さんや兄さんをおちょくっているだけなのかも?
(と、一応書いておきます^^;)


この日は、雀五郎さんとそうばさんと優々さんが
お手伝いに来ていて、紅雀さんは誰かの陰謀やと
言ってました(笑)。そうそう、マクラは陰謀関係の
本を読んでいて、何もかもが陰謀に思えてしまうと
言ってましたっけ。

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幽霊の辻

あぁ~ん(>_<)
また南天さんの幽霊の辻、見逃したやんか!

幽霊の辻

あらら、ピーマさん。
南天さんの「幽霊の辻」アタシは2回目です^^うっしっしー!
・・・ってか、アタシは怖い噺は苦手なので、結構ビビリちゃんです。
 ラストの女の人の目線の使い方は かなりヤバかったっス(ぶるるっ)

今回のべにてんは、飛び切り楽しかったですよ。ねー?湖涼さん^^
年度末だし、私も日々の諸々に忙殺されてたので、ちょっと癒されたかも。

改名しました

平仮名に改名しました。
元々、インコの名前なのでカタカナやったんですけど
人間らしく、平仮名で!

って、どうでもいいけ、ど楽しんじゃってますねえ(>_<)
取り敢えず、明日には「関空なう」を発信しちゃいますから
せいぜい羨ましがってくださ~い\(^o^)/

来週職場に帰るのが怖い(;´Д`)

さきさんへ
 あれ? 幽霊の辻、二回目なんですか?
もっと高座にかけてはるのかなと思ってました。
二回目の幽霊の辻を見れて光栄です。^^
意外とホラータッチな幽霊の辻でしたね。
ほのぼのした口調が私の中で板についていましたから、
びっくりしました。ホラーが苦手なさきさんも、
南天さんの怪談噺でじわじわ慣れていくのかもしれませんね。
 そうそう、今回のべにてんは、落語もトークも
結構盛り上がった会でした。(いつもはどやねん・笑)。
前回に引き続き、トイレの後、手を洗わないと言い張る紅雀さんに、
頭を痛めている南天さんの姿が素敵でした(^o^)
紅雀さん、以前は、手がべたべたしている気がして、
つい手を洗いすぎてしまうと以前仰っていたのですが、
両極端ですねえ。


ピーマさんへ
 改名されたようですが、
今回のコメはカタカナになってますよ(^m^)
関空に行っていると言われても、私は余り羨ましく思わないほうです。
引きこもりベスト体質なんで(笑)。
息災をお祈り申し上げます(^O^)。
 つくづくピーマさんってリア充なのだと思う今日この頃(><)
オタクっぽい一面もあるのに、羨ましい限りです。

ほんまや(;´д`)

勝手にカタカナに変換しよる、このクソIMEめが。
でも、リア充ってやっぱし若いね。
今では既に死後なのかもしれませんが
この手の言葉のサイクルは短いから。

Twitter発信してます。
興味がなくても見るように( ̄▽ ̄)
プロフィール

湖涼

Author:湖涼
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