枝雀さんの「佐々木裁き」(CD)

初めて落語で泣いてしまいました…。
枝雀さんは、ほんと罪作りな人です。

下記は過去の日記から抜粋したもの。
2010/10/21 (Thurs.) 19:11:31

 楽しみが減るから聴くまいと思っていた、知らない噺「佐々木裁き」(by枝雀さん)のCDをつい聞いてしまいました…。私は予習しないで落語を聴きに行くタイプで、分かりにくかったら、はっきりとアンケートに書きます(特に紅雀さん>何と云うえこひいき)。
 別に泣かなくてもいいような場面で泣いてしまったような気がします。私は「まめだ」で、子だぬきが、膏薬の貝殻を身体にいくつもくっつけてぽっくり死んだ場面で笑いそうになった女です。ちょっと滑稽な死に方だなあと思いまして。吹き出さなくてよかった…。

 私は、「佐々木裁き」に出てくるシロちゃんを、ずっと犬だと思っていました。他の落語感想ブログで「シロちゃんが可愛い」とあったので…。違いました。四郎吉という男の子でした(あだ名がシロちゃんだったんですね)。友達と奉行所ごっこをしている所を、本物のお奉行様に目撃されてしまい、奉行所までお父さんと一緒に呼び出されます。
 ユニークな男の子シロちゃんを気に入ったお奉行様は、少しいじわるな質問を投げかけたりしますが、シロちゃんの弁に負けてしまいます。その問答の一つ、
奉「お前は、父親と母親、どちらが好きか?」
シ「お奉行さま、ここにあるまんじゅうを二つに割ったとして、右と左、どちらが美味しいでしょう?」
 ここで大泣きです。
寝ながらCDを聴いていたのですが、枕が大分ぬれました。元から、親子ものに弱かったのですが、まさか、まんじゅうの喩えで泣くとは思いませんでした。
 前半は、お奉行ごっこをしている子供たちが楽しく、後半は、まあ子どもの口を借りたお上批判とも取れる内容ですが、身分の高い侍であるお奉行さまと、町人の子どものやり取りが面白いです。ここは、ちょっとファンタジーだなあと思えますが(実際にはありえないことなので)、前半の奉行所ごっこは、作者が、直に見た景色を脚色したような気がします。罪人役の子どもを竹棒でしょっぴく場面とか、子どもがする事にしては過激のように思えますが、かえってリアルなものを感じます。
 でも、子ども達は、どこでお奉行様の口真似を覚えたのでしょうね。奉行所のお裁きの場面は、滅多と見れないような気もしますが。野暮な突っ込みでした。

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