2月10日動楽亭昼席

2012年2月10日(日)動物園前

桂 優々  「動物園」
桂 ちょうば「おごろもち盗人」
桂 雀五郎 「短命」
桂 南光  「火焔太鼓」
~中入り~
桂 紅雀  「親子酒」
桂 米團治 「不動坊」


初めてざこばさんを電車で送ったマクラを聴けて嬉しかったです。
マクラから全力投球で(多分)、親子酒も凄い気迫を感じました。
 親父ママさんには、お会いすることが叶わず(><)。満員御礼の人の多さでしたし、
赤いメガネじゃなくて、ワイン色と言った方が良かったかな…。汗



この日は、急遽、会に参加することになったにも関わらず、
ピーマさんとさきさんとランチをご一緒することが出来ました。
私は果報者です。

前回はこのメンバーで遅刻しちゃったので、
再びそういうことをしないように、
今度は一番乗りで(^-^)v

ソニーボーイで、一番安い定食メニューを頼み、
さきさんからチーズケーキを頂きました。
ふわっとしていない、かっちり系のチーズケーキ、
美味しかったです。ご馳走様でした~(>人<)。
 噺家さんの話題が殆どでしたが、
面白いのは、東京の噺家さんの知識が、三人ともバラバラという
ことでした。上方の噺家さんでさえ、お互い知らない話が出たりして、
面白かったです。


9日の反省を踏まえて、
この日は、早めにソニーボーイを出ました。
12時半に動楽亭に着くようにしました。
すると、並んでいる人は、まだ数人で、
これで二列目はゲットしたなと思いました。

この日も早めに会場を開けてくれたと思います。
知らない内に、会場はいっぱいに。
あとから、もずさんが到着し、だいぶ遅くに会場入りしたにも
関わらず、前から二列目の通路席を手に入れられました。
(聞くところによると、前の席にそんなにこだわりは無いそうです。
付き合いで前の方へ行くことはあるそうですが・笑)

親父ママさんを探して、きょろきょろ。
人がいっぱいで、遠くにいらっしゃるのかなと。
中入りに、声をかけてもらえそうだと、勝手な思い込み、
ポジティブ思考で、昼席が始まりました。


開口一番は、優々さん。
携帯電話を切るアナウンスを。
最後まで鳴りませんでした(嬉しい!)
黄色いチェック柄のお着物、昨日の「牛ほめ」よりも、
この日の「動物園」の方が、ぴったりだなあと(笑)。
何となく、虎っぽい色。また、言い方もこなれた感じがしました。
 苦手なくすぐりがあったのですが、
段々慣れてきた感じ。主人公って、こういう奴なのよ~。
って思えてきました。まあ、生命の危機に念仏唱える時代ですからね。
 鶏の鳴き声は、雀々さんもやっているのかな?
「パンくれ~」っていうくだり、面白かったです。


お次は、ちょうばさん。
何年ぶりでしょうか。
紅雀さんのサヤカの会で「ハンカチ」を聴いた時以来です。
写真で見るより、ずっと格好良いですね。
あの時すでにご結婚されていましたが、男前が上がるというのは、
奥さんの力添えもあるのかなと、思ってしまいます。
 マクラで、大阪人には、イタリア人の血が流れている…
と噺家さん特有のホラ話を(笑)。
でも、ほんまに、イタリア語と関西弁って、イントネーションが
似てるそうですよ。イタリア美術の大学の先生が言ってました。
その先生は八尾ご出身だったかな(うろ覚え)。
 「おごろもち盗人」、すごく面白かったです。
強盗が、脅し文句を言うときも、あまり怖くなくて楽しめました。
佐ん吉さんのときは、ちょっと怖かったです(笑)。
あの時は、本調子じゃなかったっぽいけど。
ただ、話の立体感は、佐ん吉さんの方があった気がしますし、
この調子で、いつか噺の中にタイムワープさせるくらいになって欲しいです。
南天さんみたいに。
メモ:泥棒の赤ちゃん言葉は、もう少し控えた方が好きかも。
好みが渋くてスミマセン…。


お次は、雀五郎さん。
雀五郎さんって、凄い! と思い始めた頃聴いたネタが、
「短命」です。(「くやみ」とどっちが先だったかな)。
雀の学校で、タン麺にしてやられた思い出が。
 この日は、夜更かしがたたって、ウトウトしてしまい(><)
申し訳なかったです。
 雀五郎さんの「桜の宮」聴きたいなあ。モーレツの会、
去年は、雀五郎さんの「佐々木裁き」を聴き逃して大後悔しました。
桜吹雪のお奉行さんが出たそうです。すごく良かったと、後から皆に
聞かされたときの寂しさといったら。
…と、お茶を濁して感想(じゃない)をしめます。


お次は、南光さん。
マクラは骨董店(道具屋さん)に行ったときの話だったかな。
米研(会の正式名称を失念)の時とは、少し違っていて、
楽しめました。全く同じでも楽しめたと思いますが。
「火焔太鼓」は、東京からの移植ネタですが、
南光さんの工夫も、相当入っている気がします。
荷車で火焔太鼓を運ぶくだりは、馬生さんがやって、
お父さんに怒られたやり方です。向こうは背負って運ぶらしい。
今は、どうなんでしょう。
 以前よりも、奥さんに見直されたい、という気持ちが
前に出ているように思いました。落語って、話の始めと終わりが
わりとくっつくものが多いと思うのですが、
(おバカさんはおバカさんのままだったりする)
南光さんの「火焔太鼓」は、主人公がおバカさんのままなのに、
話が未来へ踏み出している感じが良いですね。奥さんが変わるというか。
やっぱりおバカさんは治って欲しくないです。十分素敵なので。
 個人的には、米研の方が、たっぷりした感じがあって、
好きなのですが、テキストはこの日の方が良かったかなと。
初めて聴いたもずさんは、かなりお気に召したご様子でした。


中入りに、お手洗いに行って、
またもや、キョロキョロ。
挙動不審だった私を、どうかお笑い下さい。


中入り後は、紅雀さん。
以前、もずさんから聞いた「ざこば師匠を電車で送ったとき」のマクラ、
やっと聴けました。噂を聞いたのは去年の秋くらいでしょうか。
直ぐに聴けると思っていましたが、中々出会えず。
もずさんが聴いた時は、「昨日の出来事」をとっさにマクラにされたそうで。
出来立てほやほやのマクラとは、少し違うかもと思いつつ耳を傾けました。
(何故、私はここまでクールなのでしょうか…)
(お客さんを笑わそうという意識を強く感じるとこうなるのかも)
他の皆さんは凄く笑っていたし、どっとウケていたと思います。
 「親子酒」は、めいぷるの会で初めて聴いて、
枝雀さんとテキストが似ているなあと、衝撃を受けたネタです。
その後、べにてんでも聴いたのですが、ポストのくだりが
なくなっていたり、うどん屋とのやり取りも、めいぷるの時より少し
違っているように思いました。
(台本とおりじゃなくて、自然な人と人のやり取りっぽかったです)
このまま行くのかなと思っていましたが、多分、めいぷるの会の時の
親子酒に、ちょっと歩み寄せた感じだったと思います。
ポストも出てきました。(^O^)<相変わらず痛そう
 紅雀さんの酔っ払いって、全然怖くないから好きです。
人(ポストだけど)にぶつかった時の反応とか、
めっちゃ優しい人やん! って思いました。ああいう時って、
大概、本性が出るものです。何すんねんっていう。
何すんねんって言っても良いけど、言い方が怖かったらやだなっていう、
ただそれだけの話なのですが。
 うどん屋さんとのやり取りも、酔っ払いvsうどん屋っていう
構図がはっきりしていないところも、他の人と違っていいなあと思います。
何か、プラスって感じ。酔っ払い+うどん屋。
 この日は、べにてんの時と同様、「親子酒」を演じる紅雀さんの
迫力に圧倒されっぱなしでした。あと、二列くらい後ろの方が、
もっと笑えたかなあ(笑)。


トリは米團治さんの「不動坊」。
ベテランさんの不動坊を生で聴くのは初めてです。
最高年季の噺家さんは吉朝さん。映画で見ました。
噺の語るテンポがやや独特で、吉朝さん-吉弥さんとも、
紅雀さんとも違う感じです。
 お滝さんの美しさを強調されているところが印象的でした。
ここは女性の視点から見ると、余り言葉で強調して欲しくない所です。
やったーって喜ぶだけで、十分お滝さんの器量の良さが伝わってきます。
「掃き溜めに鶴」っていう台詞が、その他大勢の女の一人としては
聴くと辛い。それ以上強調されるとなお更です(噺に入りすぎ)。
でも、ここは米團治さんが噺を良くしようと工夫された所ですから、
頭ごなしに否定したくない。工夫を思いつかない人の方が多く、
彼の工夫に唸らされたことも少なくないからです。
 あと、覚えているのは、利吉が風呂屋に行ったとき、
引き戸を開けると、湯気が沢山! という表現が出てきたことです。
これは南天さんが思いついて入れたと思っていたのですが(笑)、
発端は南天さんではない、ということなんでしょうか。
うーん、多分ですけど、吉朝さん吉弥さん紅雀さんは言ってなかったと
思います。若い感性がないと入れられない台詞かなと思います。
 それから、ゆうさんの表情! 口を少し尖らせていました。
これは初めて見るアホっぽい男の表現です。文太さんも口をせわしく動かしますが、
尖らせるまではしません。中々面白い試みだと思います。
 おしっこする場面もありました。やっぱりシンさんがしているのかな?
若旦那は省くのかなと思っていた箇所です。工夫も入れますが、
古典の味わいも大事にされているのだなあと思いました。
紅雀さんには無い場面ですが、ゆうさんのキャラが強烈なので、
無いほうが変に尾を引かなくて良いと思います。
 サゲは「遊芸稼ぎ人です」。最近では、古いタイプのサゲだと思います。
マクラで説明が必要ですし、それでネタがばれてしまいますから。
米朝さんのお弟子さんなのだなあと、再認識したサゲでした。
「宙に浮いておりました」というサゲは、ひょっとしたら、
米朝さんの孫弟子あたりから使っているんじゃないのかな。
※メモ
利吉の風呂場のノロケ場面がはっきりと思い出せません…。
一つ一つは迫力があって良かったけど、横に繋がらなかったのかな。



終演後、親父ママさんを待って、最後の方まで会場に居ました。
何度か目が合っているそうで、ということは、親父ママさんも、
最後の方まで居たことになりますね(笑)。すれ違ったままだと悔しいので、
次の昼席に望みを託します。


※2013年2月23日に感想を書き終えました

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