MOVING寄席

2012年4月22日(日)旭区千林・ムービングブルー

桂 佐ん吉 「阿弥陀池」
桂 紅雀  「替り目(半ば)」


米朝事務所のYさんと、
バーのマスターから、
どうやってこの会を知ったのですか?
と、訊かれました。
「ツイッターですよ!」



夜の八時から始まったこの会、
間違った時間に出かけてしまい、
千林商店街のアーケード部分を、
三往復くらいして、
足をいためてしまいました。
(まぬけすぎる)

まず、美容室に1時に予約したのが
間違いでした。そのまま、なかもずの
地下鉄に乗って、淀屋橋で京阪に乗り換えて、
千林に付いたのが4時半です。
お金が無いから、ぞんびのように
さ迷い歩きました。
(と、言いつつ、去年の夏に二回も紛失した
白い帽子の代わりとなる帽子を購入^^)

千林商店街は、
天神筋橋商店街よりも道幅が狭く、
通る時に両側のお店が見れるのが良い点です。
とても賑わっていて、
年齢層の幅も広く、
地域振興には、商店街を作るべきでは、
と思いました。
(北野田は潰してしまいましたが…)
一度商店街に出ると、
流し見して、あれもこれもと思うのが人情です。
実際、3時間近くさ迷って分かったことは、
同じ人と沢山すれちがったこと。
目的の物を買うだけでなく、
あれこれとお店を見回っている人が
数多くいるように思いました。

古本屋、本屋さんがつぶれずに、
いくつもあったのが印象的でした。
採算は取れなくても、
商店街に来た人の足止めになります。
すると疲れて、お茶でもしようかということになり、
商店街が潤うきっかけになっているのでは、と。
(これは妹の受け売りですが)

鳥肉屋さん、グリルチキンを販売して、
とても美味しそうでした。
「焼きたてですよ!夕飯にどうですか?」
って、道行く人に声をかけてました。
古本屋さんも含めて、懐かしい光景です…。


散々さ迷って、
行った晩ご飯のお店は「王将」。
商店街の脇道に入ったところにありましたが、
三時間もさ迷った甲斐あってか、発見できました。
千林店ならではの、セットメニュー。
デザートが少ない(これは健康に良いかも^^;)
適当に頼んで、お店のお手洗いの水場を綺麗にし、
(暇すぎる人間の所業)、
お腹いっぱいになってから、
駅前のミュージックバーに初めて入りました。
バーに入るのも初めてだったので、
緊張しましたが、入ってみると、
格式ばった感じはせず、薄暗い喫茶店のよう。
バーのマスターに、
「紅雀さんのファンということで」と、
何故か小さなパウンドケーキを頂き、
(多分、ツイッターで問い合わせた
一番目の人間だったのだと思う)
細い蛍光灯で文字が作ってあるネオンの横にある、
赤い高座を眺めながら、開演まで待ちました。

だんだん人が増えてきて、
前売は完売したようです。
(後日ツイッターで知りました)。
殆ど商店街の近所の方たちのように見え、
私が来ても大丈夫だったのかなあと。
(一人ぐらいどうってことないよね!)


開演時間になり、
バーの奥さん?が、ご挨拶を。
携帯電話を切るようにとアナウンス。
あっさりしてて良かったです。
たまに挨拶が長い人がいるんですよね(^^;)

出囃子が鳴ってから、
佐ん吉さんが、お客さんの出入りするドアから、
出てきて、高座に上がりました。
 マクラは鉄板ものと、
聞いた事が無い内容が付け足されてました。
師匠の思い出話だったかな。
マクラからよく受けてました。
初めて落語を生で聴く方! と挙手を求めるも、
お客さんの顔が暗くて分からないと(笑)。
高座の所だけスポットライトが当たっている感じ
だったので。
「阿弥陀池」は久しぶりの二回目。
この間、感想で、阿弥陀池は雀五郎さん、南天さん、
由瓶さんしか聞いた事が無いと書いてしまったのですが、
佐ん吉さんも、get's 待っツ亭で聞いていました。
初めに聞いた時は、首を落とす場面が
ちょっとえぐく感じられて苦手だなと思ったのですが、
今回は、全くそう感じさせませんでした。
明るく弾けてて良い一席だったように思います。
佐ん吉さん、こんなに若いのに、
こんなに達者で、将来伸び悩まないのか不安です。
(大きなお世話)
上手いなと思っても技巧的に感じないのが
いいなあと思います。噺に入りやすいんですね。
 噺の途中、高座の後ろで、
バサッと何かが落ちる音がして、一瞬気を取られた
ようですが、大して崩れず、早く持ち直したところに、
彼の底力というかプロの年季を感じました。
※メモ
尼さんが「あやまたずここを撃て」と、
乳房をわざわざ出す場面があった。
これは文屋のテキストにあったのだろうか。


お次は、紅雀さん。
同じ様に、お客さんが出入りする入り口から
暗がりを通って、ご登場。
マクラで、このバーで落語を出来るように
してくれたマスターとお客さんにお礼を言ってました。
マネージャーのYさんの行きつけのお店らしく、
その繋がりで、ここへ紅雀さんも来たらしいのですが、
何度か暴れたけども(どういう風にかは不明)、
マスターは変わっていて、面白い人やなあと。
高座は、マスターの手作りで、
紅雀さん、それを見たときは涙が出たとか。
それから久しぶりに神戸屋のパンの話を聞きました。
このパンの話に入ったくらいから、
話すスピードが落ち着いたように思います。
マクラの前半いつもより早口で、
若干聞き取りにくかったのは、
一体何を予兆していたのでしょうか…。
 紅雀さんの「替り目」の出だしは、
数字の歌です。ここの歌、噺家さんによって
違うので面白いですね。まん我さんも南天さんも
皆ばらばらだったように思います。
この日の「替り目」は、いつもの70%くらいの
力しか出てないように感じました。
120%出して欲しかったです。
(120%出したら200%と私は言うのでしょう)
奥さんとのやり取り、
何かがいつもと違う、ちょっとした違和感があり、
それが最後までぬぐえませんでした。
南天さんの替り目の影響を受けていると思われる
箇所がいくつかありまして、それ自体は別に
否定はしないのですが(他のネタでも同様のことが
あると思われるので)、それがちゃんと、
自分のものになっていない、未消化な印象を受けました。
後から思えば、この奥さんとのやり取りの
違和感は、後日ネタおろしする「宿替え」の奥さんと
上手く頭の中で分離できなかったのかなあと。
そんな事を考えてしまいました。
「宿替え」のネタおろしは素晴らしい内容でしたが、
ムービングのお客さんはそれを知らないでしょうし、
(満足した方はおられるかもしれませんが)、
個人的には悔いの残る内容でした。


紅雀さんは、替り目を恐らく、
後半までしない人なんだと思います。
噺家さんは、一度噺を短くしてしまったら、
長く伸ばせないのではないかと、
思っています。

南天さんにとって替り目は大ネタですが、
紅雀さんにとっては中ネタなんでしょうね。

それは人それぞれだからしょうがないとして、
問題はやっぱり中身です。
ネタの長さよりも、内容です。

今回、大変勉強になりました。
(精神的に色々やつれましたが)

秋に、またムービング寄席があると
人づてに聞いたのですが、
今度は登場人物の多い噺をして欲しいなあと
思います。崇徳院とか(笑)

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