第2回 紅雀の

2012年4月24日(火)難波・ワッハ上方

桂 そうば 「時うどん」
桂 紅雀  「まんじゅう恐い」
桂 しん吉 「若旦那とわいらとエクスプレス」
桂 紅雀  「宿替え」


二席とも、とても面白くて…!
\(T▽T)/嬉しい



この日は、無印の定食屋さんで、
腹ごしらえ(晩ご飯)して、
何か差し入れをした方がいいのかなと、
30秒くらい店内をウロウロしたのですが、
時間が時間なので諦めてワッハへ行きました。
(諦めるの早すぎ)

ワッハの4階へ行くと、
エレベーター横まで、
開場を待つお客さんの列が伸びていました。
(衝撃)
「この列って、落語会で待っている人たちですか」
「ええ、そうですよ」
開場時間になり、お客さんが中へ入ってしまうと、
沢山いるように見えたお客さんの列が分散してしまい、
思ったほど沢山いなかったのだなと思いました。

第1回ほど、ぎゅうぎゅうにお客さんが
入りませんでしたが、
2回目も、割と席が埋まりました。
40人くらいかな(アテにならない目算)
お客さんを見て思ったこと。
べにこごのお客さんが意外と少ない。
1回目はそこそこいたのになあ。汗
あの会ってほんと、雰囲気を楽しむ傾向も
ありましたし(落語がメインでないというか)。
べにこごのお客さんで、
確認できたのはピーマさんとDさんくらい。
(他にもいたらごめんなさい)
駅の利便性も関係しているのでしょうか。


開口一番は、そうばさん。
この噺家さん、私が落語会に通い始めた時に
出会った人なので、意外と思い入れがあります。
紅雀さんの独演会の後、面白い落語会が続いたので、
通うようになりました。
その内の一つがそうばさんの勉強会だったんです。
 一番前の列で、そうばさんを見ると、
つくづく、この人は若手の雰囲気が無いなあと
思いました。中堅以上のオーラを感じます。
姿勢がぴしっとして良いせいかな。
他の噺家さんが彼を頼りたくなる気持ち、
何となく分かります。しっかりしてるっぽい。
 マクラは、ラーメンの麺の固さについて。
福岡では麺の固さが選べるのだそうです。
色んな固さが登場しエスカレートした結果…
とんでもない固さの麺が出てきたとか。
大阪でもそういうラーメン屋さんが出来たと
知ったそうばさんは友だちと出かけることに。
(あとは割愛^^)
 「時うどん」は、お客一人バージョン。
主人公が、賢い人のマネに固執しすぎると、
違和感を覚える噺なのですが、
(二人バージョンだと、清やんが
「呼吸(イキ)と間が肝心」と喜六に言って、
喜六が頑張ってマネするというやり方)
一人バージョンのそうばさんの噺は、
違和感を覚えませんでした。
そういえば、一人バージョンって違和感を
覚えたことがないかも。なぜ?
あの時、あいつどうやってたかなあと、
主人公が思い出しながらやっているさまが
自然に感じるのかもしれません。
 うどんの食べ方って、噺家さんの個性が
で易いのかなあと思いました。
そうばさんのうどん、めっちゃ長い(笑)。
ここ、リアルな食べ方にする人と、
笑いを取ってやろうとする人に分かれる所…
なのでしょうか。
紅雀さんの「かぜうどん」はきし麺みたい
だったし(今思い出しただけでも笑える)。
 要所要所をつかんで笑いの多い高座。
流石やなあと思いました。
一つだけ気になったのは、客がうどん屋に
話しかけて、うどん屋が相槌を打っている…
と思われる箇所が、客の台詞の中に
あるのですが、そこがちょっと早く巻いている
ように感じたので、
うどん屋さんが早口に相槌を打っている印象を
受けたことでした。
開口一番だから、早く高座を下りないといけない
という思いもあったのかもしれませんが…。
まったりたっぷり聴きたいなあという
感想は、前座さんに対して酷な要求ですね^^;


お次は、紅雀さん。
拍手が長く感じます(^^)。
マクラは、娘さんを連れて、
3月末で閉店した「しんかなシティ」へ
行ったこと。ここ、私の職場が近いので、
どっきりしました。こんなところに来る事も
あるんだなあと^^;
もうすぐ店を閉めるという事で、
値段が安くなっていたと。
子どもを預けるスペースも同様で、
小さな子が沢山いたと。
そこで子どもの遊びに巻き込まれ…というもの。
あと手提げランプの油?を入れる部分の
フォルムがどうのこうの言ってたのですが、
その辺は割愛します。
オチは特に無くて「日常スケッチのような雑談で…」
というような事を言っていたような気がします。
ファンにとっては鉄板マクラより、こちらの方が
嬉しいです。できたてホヤホヤっぽい(笑)
 「まんじゅう恐い」は、冒頭、
これだけの人数が集まって…と言っていたので、
「寄合酒」が始まるのかと思ってしまいました。
アリが出てきてやっと「まんじゅう」だ!と思いました。
この場面、以前、気楽堂で聞いた時は
キツイつっこみやなあと思ったのですが、
今回は、別の言葉に(ほっと一安心^^;)
へびの仕草をマネる紅雀さんが面白かったです。
あと、「(わてが恐いのは)“けつね”や」の
台詞に、何故か客席から笑い声が。
けつねっていう関西弁を使う人、少なくなったせいかな。
まさかのくすぐりポイントになってました。
穴をのぞく場面は、3回以上繰り返して言ってました。
わりと粘りますね(しん吉さんも言ってた気がする)。
 怪談の場面は、聞かせどころ。
ここが出てくるなら、まんじゅうの場面は
おまけみたいなものです(そこまで言うか)。
おやっさん、登場してから、しばらくして、
やっと「上がりや」か「上がらしてもらう」という
台詞。ずっと立ち話してたんですね…。
足、しんどくなかったのかな。
 それはそうとして、怪談の場面、良かったです。
私にとっては、ぞっとするような場面なのですが、
中にはクスクス笑うお客さんもいて。
紅雀さんの顔が面白く感じるせいでしょう。
こういうのって、いいなと思います。
 以前よりも、みっちゃんのみんなに嫌われている、
という悲壮感が薄らいで感じました。皆は皆で、
イザという時は、アイツに頼らなあかんから、
ずっと黙ってたんやけど…と。
この噺、何気に人間のダークな部分が
しっかりと出ています。
人間の暗いところって、紅雀さんは
中々話してくれない(というか機会が少ない?)
ので、聴いているとウキウキしました。
明るい噺だけじゃなくて、
こういうことも出来る噺家さんなんだって
思います。暗いけど、じめっとした嫌な感じは
しません。(ファンの欲目かも^^;)
牛の丸薬もその噺の一つなのですが、
中々お目にかかれないネタですね。


お次は、しん吉さん。
やっと出番が回ってきました、と
いうような言葉を。
まんじゅう恐い、けっこう長かったようです。
50分くらい?
お囃子の笛の音が綺麗だったのは、
しん吉さんがいるからかなあと勝手に想像。
彼の「鉄」のマクラ話は、
以前よりものめり込んで聴いている自分がいて、
吃驚しました。落語会には、電車で移動する
ことが殆どなので、知らない内に馴染みある話に
なっているのかもしれません。
紅雀さんが、マクラで終点の「なかもず」の
一つ手前の「新金岡」止まりの電車に憤慨(笑)
していたのですが、それは、
「僕もちゃんと見たわけじゃないのですが、
なかもずと新金岡の間に車庫があるせいだと
思います」
と。おお~!と心の中で思いました。
(車庫があると何故「新金岡」止まりになるのか
それは忘れてしまいました^^;)
確かに、新金岡からなかもずへ行く途中、
信号待ちのように止まっている時があるんです。
あれは車庫があるせいだったのかも。
あと、もう一つ車庫の場所を言っていたのですが、
(しん吉さんにとって、そちらの方が馴染み深そう)
ど忘れしてしまいました。
ええと、地下鉄が地上を走っている
(電車が地下鉄を走っている?) 
阪急電車の話だったでしょうか。普段使わないと
頭に入ってきませんね…^^;
 乗り鉄が高じて出来た、しん吉さん自作(多分)の
「若旦那とわいらとエクスプレス」は、
何年かぶりですが、二回目。
一回目は、ピーマさんの仰るとおり、
展開が読めてしまって、あともう一歩という記憶が。
ところが二回目となると、展開を知っているので、
“先を読む”必要が無くなり、純粋に噺を楽しめました。
もうすぐ面白いことが起こるぞっていうワクワク感。
これって古典落語と一緒ですね。
展開は知っているのに、楽しめるっていう。
「どこまで行くねん!」という
お客さんのツッコミが聞こえてきそう。
若旦那って、古典では余り苦労している人を
見かけないのですが、この噺だと、
やや苦労性かなと(帰りは楽してるけど)。
親(年上)に振り回されている感じが、
古典と違って現代的かなあと思いました。
 一回目より二回目の方が
パワーアップしている感じがしたのですが、
どこがどういう風に…と特定できませんでした。
イイナイイナは前からあったかな?


最後(トリ)は、紅雀さん。
マクラは殆ど無かったように思います。
お客さんの噺を聴く姿勢が、
前の演者さんによってもう作られているから
必要ないのかもしれません。
 紅雀さんの「宿替え」は、
本当に良くって、しばらくメモが書けない
くらいでした。私は大体、帰りの電車の中か、
翌日の通勤途中のバスの中で書きます。
メモを書きたくないっていうのは、
言葉によって、感動が限定的に表現されてしまい、
薄らいで感じてしまうのが嫌だったんですね。
 前半の夫婦のやり取りはバツグンに、
面白かったです(バツグンって!笑)
可笑しすぎてどうにかなりそうでした。
キーワードは、“たけとんぼ”と、
“夫婦は他人”です(これはメモしとこ!)
位牌を抱いて寝る場面は、
雀三郎さんでは、大暴れ(笑)している感じ
でしたが、紅雀さんは、そこまでいきませんでした。
秋の夜長に…わしを思い出して…
意外とシリアス?
 兎に角、夫婦のどたばた劇(っていうか、
夫の空振り具合)が面白かったです。
ちんどん屋や祭りの行列に付いていってしまい、
道に迷ってしまう夫が、踊りをミックスさせる
ところが凄く可笑しくて、めっちゃツボでした。
 後半は(どこから後半なのか、私もよく
分かっていません)、釘を打ち付けて、
失敗する場面。余所見をして打つ夫。
そして汗だくの紅雀さん(^^;)
 部屋を間違えるくだりは、
「みかん屋」と似てますね。ここ、少し
間延びして感じました。削ったらダメなのかな。
夫婦の馴れ初め(回想場面)は、
ちょっとアダルティな雰囲気に(笑)。
でも、これって夫の思い出なので、
奥さんからしたらまた別なんでしょうね。
 夫婦の馴れ初め話のあとは、
衝撃的な場面(阿弥陀さんの隣に…!)。
たっぷりぎっしり聴けた一席でした。
もうお腹いっぱいです。。

南天さんの襲名関係で、
常に脇役だった紅雀さん。
(私の中ではそうでした…)
やっと主役になれる日が訪れて、
感涙です。

こんなに宿替えが面白い噺だったなんて、
枝雀さんのCDも借りてみようかな。
(まんじゅう恐いは、確か聞いたハズ)

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宿替え

「枝雀」入門10年目小米時代の「宿替え」を発見してしまいました。音声だけですけど。
http://www.nicozon.net/watch/sm13537918
まあ、ためしに一回聴いてみてください。
昔、この「LPレコード」を持っていて何回も何回も憶えるぐらい聴きました。
こんなところで再開するとは(涙)

訂正

失礼。
再会でした。

ピーマさんへ

とっても貴重な音源の在り処、有難うございます。(^^)。今夜、布団の中で聞かせてもらいます♪
落語ファンにとって、ネット音源は宝の山ですね…
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湖涼

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