岡本梅林寄席と王子の狐

ブログ記事のカテゴリ分けが、
段々おかしな事になってきています。
というのは、一つの記事の中に、
色んなカテゴリが混ざっていることが
とても多いんです。

今回も、色々混ざった記事です。
かなり遅くなりましたが、
岡本梅林寄席の演目を。
(メールをもらったのはずっと前です)



2012年2月12日(日)14時
岡本梅林寄席

露の 眞   「時うどん」
桂 雀喜   「ポイントカード」
桂 こごろう 「へっつい盗人」


検索しても中々、演目が出てこないので、
こちらでメモ代わりに書いておきます。
メールを下さった、さきさん&もずさんに
感謝します(^人^)。

眞さんの時うどんは土塔庵寄席で見たことがあります。
今回も良かったようですよ。
 雀喜さんの「ポイントカード」は、
某ブログの感想で一度見てみたいと思っているのですが、
中々、めぐり合えません。紅雀さんと一緒に出演される機会が
少ないので^^; そういえば、雀喜さん、東京の独演会で
「崇徳院」を出すそうです。き、気になる…!
 こごろうさんの「へっつい盗人」は、
六代目松鶴のサゲ(へっついなだけに焚き付けられました)
だったそうです。
ずっと前、ひろばさんをしごく会でも、出されたネタですが、
サゲがこうだったか思い出せません^^;<サゲ無しだったかも?
六代目松鶴のサゲは、切りの良い、いいサゲだと思います。



ピーマさんからのメールで、
今度の文我さんの会で、
「王子の狐」に似た噺「乙女狐」が
出ますよと、知らしてくれました。

「王子の狐」については、色々書いてきましたが、
ネット上の音源を元にして書いていた事もあり、
今までぼかして書いていた点もありました。
その辺を勇気を出して、直球で言いますと、
十代目 金原亭 馬生の「王子の狐」(三十八歳の音源)
が、好きなんです。



上記のリンクからニコニコ動画で聞けるので、
良ければ聞いてみて下さい。
(初めからこう書けば良かった…)
(しかしCDの売り上げが落ちないかという心配もあったので)

それから聞いた人にお願いがあるのですが、
(一度気軽に聞いてもらって、気に入って頂けた方で
けっこうです。布団の中で聴くのがベストかなと…)
上記の音源で聞き取れない箇所がありまして、
大変困っています。
金原亭 馬生「王子の狐」テキストで、赤字で【?】としてあります)
そこが聞き取れたのであれば、
メールかコメントでお知らせして頂ければ幸いです。

『馬生集成』という本の中では、
上記の音源とは異なった速記(テキスト)が
載っておりまして、
私が好きな方の「王子の狐」は、
完全にテキスト化できておりません。

上方落語の感想ブログで、こんなことを書くのも
アレだと思うのですが、
奇特な方がいらっしゃいましたら、
ご協力をお願いします。


そういう訳で、
私がこだわっているのは「王子の狐」ではなく、
十代目馬生の「王子の狐」、なんですね。
もちろん、「乙女狐」という類話があったなんて、
知らなかったので、メールをいただけた事は、
大変嬉しいです。それでも、
文我さんの「乙女狐」が出る会は、紅雀さんが出てたら
行くかなあとは思うくらいです。
京都っていうのもちょっと遠いですね。^^;
(せっかく教えてくれたのに申し訳ないですが)

 以前も、こごろうさんの「崇徳院」が出る会の
チケット情報を下さった方がいたのですが、
高額のためお断りしたという、情けない経緯があり、
私のストライクゾーンは、人から見ると
どうなっているのか良く分からないようです…。


しかし、高倉狐の他にも、「王子の狐」と似た噺が
上方にあったんですね。これはちょっと驚きました。
この噺もけっこう上方と江戸を行ったり来たりして、
育っておりますので、大変興味深いです。
 「乙女狐」を改作して「高倉狐」が生まれた、
という噂ですが、一体どう違うのか。
実は、高倉狐の主役が酔っているのが、
どうしても気に食わなくて、王子の狐が余計に好きなんです。
(枝雀さんの「高倉狐」は、不思議と最後まで聞けましたが)
乙女狐の主役は素面(シラフ)だといいですね…。

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王子の狐

こんばんは。今日は、雀三郎さんの独演会に行ってきました。やたけたな男をやらせると雀さんの右に出るものは居ませんな。特に「八五郎坊主」のがらっぱちは、はまり役でした。

ところで、馬生の「王子の狐」聞かせていただきました。東京の落語となるとさっぱり疎いので、馬生って誰やったかな?と思ったら、志ん生の息子の、志ん朝の兄の、池波志乃の親父なんですね。また、渋いとこ突いてきますね。

正直言いますと、私、江戸弁で喋られると「粋でいなせな」感じが先に来て、どうも笑えないんですね。なにをやってもかっこ良すぎて。なんか、日本昔ばなしで、江戸という一地方のお話を聞いてるみたいな、客観的な捉え方しかできないんです。これって、東京に対するコンプレックスなんでしょうか?
とはいっても、たまに波長の合う人も居て(そんなにたくさん聞いてないけど)志らく、鯉昇はお気に入りなんですけどね。

で、「王子の狐」のテキストですが、私の聞いた範囲で、こうじゃないかな?っていうのをお伝えします。

【なまえの?】は、たぶん「稲叢」(いなむら)ですね。稲叢は、刈り取った稲を乾燥させるために野外に積み上げたものです。日本の典型的な農村風景ですね。「稲むらの陰からこっちみてやがる」でしょう。

【第一?】【殺?】はその通りですね。ただ、江戸っ子なんで「でえいち」「たたっころし」となっていますが。

【うさせやがって?】が一番の難問ですが、これは「うざってえ」ではないかと思います。「うざったい」という言葉は、最近、若者言葉として使われるようになった言葉と思われがちですが、元々は多摩地方の方言です。王子は現在の北区なので、多摩地方とはいえませんが、23区の中では北部にあたり、多摩地方の方言が使われていた可能性があります。ウダウダと言い訳をする店の者に対して、店主が「うざってえ」と切って捨てたと考えるのが妥当だと思います。

あと、赤が入っていなかったところで3カ所ほど気がついたところがあります。

卵焼きをもらった男が「あとで、板前さんに、余計に湿ったものを上げるようにね。」とありますが、これは「余計に捻ったもの」つまり「おひねり」でしょう。お土産をもらったお礼に、便宜を図ってくれた板前さんに支払いとは別の「チップ=おひねり」を上げるということではないでしょうか。これは、馬生が江戸っ子ということもあり、江戸訛りが強く「ひ」を発音できないことから「ひねった」が「しねった」と聞こえてしまうことからくる錯覚だと思います。

次に、狐の化けの皮が剥がれていく場面。「こいふっとい尻尾が出て」とあるのは「こう、ふっとい尻尾が出て」ではないでしょうか、映像がないので推測しかできませんが、「こう」といいながら、手で尻尾の太さを見せているのではないかと思います。結構、落語の中でよく出てくる表現方法ですね。

最後に、狐のいる部屋に飛び込む時の掛け声「しのろくのみ」は「ひのふのみ」ですね。つまり「1の2の3」です。これも「しねった」同じく「ひ」の発音が「し」になることによるものでしょう。

以上、今日も長々とお付き合いありがとうございました。

ピーマさんへ

こんばんは。
私の我侭にお付き合いくださって、有難うございます(TOT)。東京落語が苦手なのに、テキストを目で追って最後まで「王子の狐」を聴いてくれたんですね。私も東京の落語は、江戸という一地方のお話を聴いている気持ちになります。それでもこの噺が気に入ってしまったのは、ピーマさんにおける志らくさんや鯛昇さんのように、波長が合ってしまったからなんですね。運命の出会い! ただ、どんな噺でも十代目馬生が一番という感覚はありません。「鰍沢」は今のところ林家正蔵の方が好きですし…。

 「王子の狐」で不明だったテキストの部分を解読してくれて本当に有難うございます(涙)。赤字の【稲叢】(いなむら)、【うざってえ】などの部分は、候補になる言葉さえ見つからなかったので、本当に助かりました。江戸っ子訛りで、こちらがはっきりと聞き取れない部分がやっぱりあったんですね。
 あと、黒字の【 】部分なんですが、何で黒にしたのかよく思い出せないんですけれども、ひょっとしたら、初めは赤字の【 】だったものが、『馬生集成』(速記本)を読んで、判明した部分かもしれません。もう一度本を取り寄せて確認してみます。それでもピーマさんの書いてくれたテキストを併記したほうが読む人にとっては親切だと思うので、そうさせてもらいます(^人^)。色々と本当に有難うございました!

追伸…八五郎坊主は枝雀さんのCDでしか聴いたことがありません(><)。紅雀さんも過去に出したネタのようですが、一度生で聴いてみたいお噺です。
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