もずさんからもらった文紅情報

もずさんからもらうメールの中には、
けっこう歴史が刻まれたような内容がありまして、
私のメールボックスに埋もれさせるには、
余りに惜しいなあということで、
例の如くお願いして、メールをこちらへ転載させて
もらうことになりました。

きっかけは、
桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み
を、図書館で読んだところ、
もずさんもそれを読んだ、とのこと。



その後、私が『芸能懇話 第六号』を読むと、
「"我やん" を悼む」というタイトルで、
桂文紅の寄稿文が載ってあり、
それがエッセー風で、
「桂文紅日記 若き飢エーテルの悩み」
の続編みたいに感じたんですよ。

若き飢エーテル~は、若い頃の日記で、
「"我やん" を悼む」は、割と年を取った時の文章です。
(同年代が亡くなる位の年頃)
若い頃、腹を立てていた事が、
年を取ってから改めて思い返すと…という
感じが面白く思えたんですね。
(根っこはあんまり変わってませんが^^;)

「"我やん" を悼む」は、4Pくらいの内容だったし、
面白かったので、もずさんにコピーを渡しました。
そしたら、もずさんが若い頃の事を思い出してくれて、
メールで教えてくれました。
大体、昭和42年~43年頃の話ということです。


<もずさんからもらったメールを抜粋&転載>

文紅コピー、有難うございました。以下に感想を述べます。
大学に行く前は、テレビの「お笑いとんち袋」をよく見ていたので、記憶がよみがりました。まあ、今の笑点のような番組です。

文紅さんや我太呂さんは、中々よい答えをしていました。
墨を塗られていたのは、枝雀 ざこばさんが多かったように思います。

崇徳院を見たのは我太呂さんが、初めてですし、すごく印象に残っています。
「くやみ」も生で聞いていますが、少し色っぽくて印象的でした。

私は、文我襲名披露公演の初日の昼の部に、参加しています。(千日劇場)
かなり客席は空いていましたが、「短命」をたんたんと演じられました。
変ったネタだなと思い短命を聞きました。
上の三つのネタは、聞いたのは文我さんが最初です。

襲名披露興行の昼の部が終わった時に、文我さんがロビーに現れ、なじみのお客さんに
ニコニコしながら挨拶をしておられたのが印象的でした。
それが彼を見た最後です。

文紅さんは、千日劇場では見ていません。もう、松竹に移っていたのかも?
角座で、何回かは見ました。「時うどん」のテレビも角座からの中継でした。
漫才中心の小屋なので、そんな大したネタはやらなかったと思います。ネタの記憶がありません。この劇場は団体さんでいつも満員でした。

ただ出て来るといつも、以下のように話し始めました。
「エロ映画に、パチンコ・麻雀・競輪・競馬と あまた どぎつい娯楽設備も多い中、切り抜けてお運びを頂き、誠に有難うございます。どうぞ、最後まで、ごゆっくりとお遊びの程、お願い申し上げておきます」

これは口調まで今でも覚えています。
その当時はプライベートな事は、全く知りませんでしたが、最初にパチンコが出てくるのは今となっては、なるほどと思います。

ただ彼の代表作「鬼あざみ」は一回生で、聞いた記憶があります。(上方落語メモ参照)
これって、文紅師しか当時は、しなかったように思います。

今はこごろうさんがすると、噂で聞いています。笑いの少ないネタなので、うまく演じるのは難しいと思いますが、一度聞いて見たいものです。

あのコピーでは、先代染丸師や立川談志まで、出てきて面白かったです。


<もずさんからもらったメールの抜粋はここまでです>

桂文紅のマクラを思い出してくれたのが、
一番びっくりしたことでした。
日記の中で、パチンコ中毒っぽかった文紅さん。
その影響がマクラにも反映されていたのでは…
という所が面白かったです。

私は、まだ生まれていない時代ですが、
昭和42、43年の桂文紅(および3代目文我)を
知る手がかりとして、
とても重要なメールだと思いました。


本当に貴重な体験談を教えてくれて有難うございます。
いつもの如く転載してすみません(もはや常習犯)。

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