特攻野郎Bチーム

2011年12月14日(水)南森町・繁昌亭

桂 雀太  「色事根問」
桂 雀五郎 「看板の一」
桂 まん我 「寄合酒」
ねこまんま(こごろう&雀喜の漫才)
桂 紅雀  「不動坊」
~中入り~
桂 こごろう「強情灸」
桂 雀喜  「仮面ライダーなにわ」
メンバー全員による大喜利

とても佳い会でした~(^^)



※感想が長くなってしまったので、
中入り後の感想は、別の記事にしています。


この日は、朝からお腹がじんわり痛くて、
出かけるかどうか随分迷いました(-_-;)
で、ファンデーション付けても、
ダメだったら止めようかなと。
付けたら、元気が出たので行く事に。
(お出かけスイッチが入るらしい)
そしたら、二日くらい寝込んでしまいました。
お腹じゃなくて、頭痛で…(何故だ)。


晩ご飯は、ふらふらと商店街を歩いて、
上等カレー」というお店に。
初めて辛いカレーを食べれたという、
思い出のお店です(笑)。
“色どり野菜カレー”を頂きました。
晩ご飯前の時間帯だったので、
客は私一人で、店長さんとちょっとだけ
お話さしてもらいました(^^)
「さっき八光くんと会ったよ」
えっ!
どうもロケか何かで来られていたらしいです。
他にも吉本の芸人さんも来られたことがあるとか。
ウーウェイ!の人(スマイル)も。
噺家さんも来られるようですが、
名前が分からないそうです(^^;)
しん吉さんと佐ん吉さんのお名前は仰ってました。
ギャラリーフジワラというビルがすぐ近くにあって、
そこで落語会を開かれているということで、
ご存知だったようです。
 初めて紅雀さんを見たのはテレビだとか、
そういうとこから話を始めてしまい、
長々と話してしまいました…。
店長さんゴメンなさい(笑)。


はじめは、うどんを食べるつもりだったのですが、
弱り気味の身体に気合を入れたくて、
カレーを食べました。^^


「特攻野郎Bチーム」は、
首を長くして待っていた落語会です。
入りは、ほぼ満員。
でも、私の右隣は何故か空席で、
ちょっと気を楽にさせてもらいました。


トップバッターは、雀太さん。
「色事根問」は、雀の学校で聴いたことがありました。
お客さん、始めからもの凄く温かくて、
くすぐりのところで、ふわ~っふわ~って、
笑うんですよ。
私は、周りの空気について行けず…orz
まだ心の準備が出来てなかったのでしょうか?
演者さんが遠いなとか、
マイクが邪魔だなとか、
そういう事を考えてしまいました。
 色事根問のテキストそのものは、
華紋さんの方が好みなんですが、
それを雀太さんが話せばよいというものではない、
ということは、はっきりと分かりました。
 テキストと仕草や間合いの割合などは、
人それぞれ合うものを模索されていると思いますし、
仕草が占める割合が高いと、テキストは自然と
削られていきます。ざっくり言うと、
噺家のタイプが違う。ただそれだけなんですけど(^^;)
 雀太さんは本といい噺家さんだと思うのですが、
(天狗刺しとか芝浜とか!)、中々、
私の中でスリーセブンが出ません。
前座噺なので、時間が短いから、と私自身が
心を狭めているのかも…。
雀の学校で見つけた彼の良さ、今回は、
それ以外の発見が欲しかった所なんですが…。
あ、「わいの顔はどおや?」と
ご隠居に主人公が顔を突き出した表情が、
とっても良かったです。お金の額を言い渋る所も。
しかし私はもっと大きな波が欲しいのです…。
じわじわ波が来て最後にビックウェーブ!みたいな。
 30日にもう一度「色事根問」を聴く機会が
ありそうなので、もうちょっと注意して聴いてみます。
少し古い言葉をちょいちょい出していたような
気がするのですが…。


お次は、雀五郎さん。「看板の一(ピン)」
この噺って、前半は、おやっさんの凄みを見せる
場面があるので、余り笑う所が無いんですね。
お客さんも以前より静かです。
淡々と噺が進んでいくのですが、
とても、引き込まれてしまいました。
私が求めていたのはコレなのよ(涙)。
やっぱり紅雀さんの看板の一より好きだわ!
おやっさんが啖呵を切るところ、
そんなに大きな声で言わない所がいいですね。
お年寄りだから、
そんなに大きな声が出るはずがない、
そういう事なのかもしれませんが、
静かな声なのに、おやっさんの迫力が
凄く伝わってきました。
 後半の、若者がおやっさんの真似をする
場面で、やっと笑い声が出てきます。
この噺は、とてもシンプルだけど、
いい噺なんだなあと実感。
さすが古典だわ。
そして、それを引き出す雀五郎さんの腕に
感服(><)。
 何だかとっても悔しいです…!
こんな淡々とした渋い味わいって、
紅雀さんは出せるのでしょうか?
う~ん。う、牛の丸薬、で、出していたような、
気がします…(記憶が掠れかけている)。
それから三枚起請の清八の長台詞もそうだったかな。
でも看板の一は、やっぱり雀五郎さんの方が
好きです。これだけは譲れません。
私の中のスタンダードになってしまいました。
こういうことって、
(紅雀さんの噺より他の人の方が好きという事)、
ちょいちょいあるので、私は、
そういう人間なんだなと思います。


お次は、まん我さん。「寄合酒」
ちょっと久しぶり。
この間のめいぷるの会は落語ではなかったので、
賞を獲って初のまん我さんなのかもしれません。
何だか貫禄めいたものを感じました。(><)
 マクラはあっさりと、
「女・博打の話に続いて酒の噺を」と。
まん我さんはお酒が好きで、この後の打ち上げも楽しみ…
何てことを仰ってました。あのメンツで
(お酒が飲めないか、飲んだら悪酔いしそうな人たち)
打ち上げは盛り上がったのでしょうか^^;
とても想像できません…。
 「寄合酒」は、米二さんのフルバージョンを、
聴いたことがあります。この日のまん我さんは、
短縮版だったそうで、噺を短くした分、
ゆったりと余力を持って話しているように感じました。
(米二さんのは、もっと飄々とした感じだったように思います)
 犬を追い払うところが良かったです(^^)。
「シャイシャイ」って言ってもきかないし、鯛をあげても、
戻ってくるのが、めっちゃ早い(笑)。
そのやり取りが可愛いなあと思いました。
 頭を濡らすっていうくすぐりも、
面白かったのですが、フルバージョンだったら、
もっと面白いんだろうなあと、頭の隅で、
そんな事を考えてしまいました。
 まん我さんは、所作も良くって、テキストも
ちゃんと詰めてくるイメージがあるので、
いつもこれという注文が出ない噺家さんなのですが、
今回、聞きなれない言葉を耳にしてしまいまして。
私の空耳なんでしょうか?
皆がとんでもない調理をしている事が明らかに
なっていく中で、誰かが、
「パッチワークしてる場合やあれへんで」
って、言っていたような気がするんですね。
パッチ縫うてる場合やあれへんで、
の聞き間違いなのでしょうか。
まん我さんもカタカナを使う時があるんだなあと、
ほのぼのしてしまいました。
はっきりと何と言っていたのか分からなかったんですが、
あそこの間合いというかくすぐりは、
凄く好きだなあと思いました。


お次は、こごろうさんと雀喜さんによる漫才。
コンビ名は“ねこまんま”で、
去年の年末に、一度だけ見たことがあります。
今年は、三色だんごの会をしてくれないのかなと、
雀喜さんを恨めしく思ったこともあったのですが、
もしかして、Bチームが三色だんごの会の、
代わりなのかも! と思うに到りました。
 去年見た、ねこまんまでは、お二人とも、
私服っぽくチェックの長袖とジーンズ姿?
だったように思うのですが、今回は、
真っ白い服に赤い上着? という、
漫才師らしい姿で登場。こごろうさんは眼鏡を
かけてました。(やすしきよしのきよしを意識?)
雀喜さんがボケ役で、こごさんがツッコミ。
雀「みかんと、カイロと、金○、その共通点は?」
こ「う~ん、分かりませんわ」
雀「よく揉みます」
こ「よお、そんな下ネタ…ここで出せるなあ(慌)」
・・・
打ち合わせは綿密に行われていなかったのでしょうか?
こごろうさんの焦り方が、リアルでした(笑)。
アドリブっぽいんですが、息が合っていて、
とても面白かったです。
 その他にも、アタック25ではなく、
アタック4というクイズゲームを、
雀喜さんがこごさんに出題。
「そこで何故、角を取らない」
「全部角やん!」
 雀喜さんの暴走を、こごろうさんが、
まぜっかえして笑いを取っていたように思います。
いいコンビだと思うので、
これからも活動して欲しいと思います。
 去年よりもパワーアップしているなあと
いう印象でした。
漫才で一番笑ったというお客さんもいたような。
ふわ~って気楽に笑えるのがいいですね。
(複雑な思いを持つファンの方もいるようですが^^;)
 たぶん、紅雀さんが漫才をしていたら、
こんなのんきに感想を書いていないと思います。


お次は、紅雀さん。「不動坊」
中トリです。
こごろうさんと雀喜さんの漫才が、
もの凄く受けていたので、
その空気の中、言葉を探しあぐねていました。
「あー・・・(考え中)、
ほんとあの兄さん方は、ご熱心で(笑)。
服をちゃんと買いに行ったそうですよ」
今、思い出したのですが、
紅雀さんも吉弥さんと買いに行ってましたね。
 マクラはそこそこに、本題へ。
世間話をする噺家さんがいません(笑)。
 この日は、本当によく受けてました。
(二回くらい言葉に躓いてましたけど)
(↑絶賛をしたくない天邪鬼)
 利吉の“のろけ”や、
ゆうさんのキャラは、
紅雀さんの力でとても魅力的に仕上がって
いたように思います。
 枝雀さんの口調と思えるものが、
以前よりも少し抜けているように感じました。
利吉が、鉄瓶を下げて風呂屋に行こうとした時、
自分を責めて頭を叩く所があるのですが、
この前、聴いたときは、その台詞が、
噺からちょっと浮いて聞こえたんです。
たぶん、枝雀さんの口調が強く出すぎたのかなと、
勝手に思っていたのですが、
今回は、柔らかな口調になって、
噺とよく合っているように感じました。(^^)
 また、噺の終盤に、利吉がお滝さんに、
「この世に恐いものなんかあれへん」
と言う台詞が、以前、あったのですが、
(枝雀さんのCDにもあります)
これは利吉が格好良すぎるだろうと思っていた所、
今回は、「恐いことあれへん」というような
台詞になってました。
 それから、私が苦手だなと思っている箇所を、
二つも克服できたことは、凄く大きな収穫でした。
(腹痛を乗り越えて行ってよかった…!)
カルタ先生が、登場した時に、
雪が降る中、やって来たので、三人がお酒を勧める
場面があるのですが、
今回も、そこはカットされてました。
以前、カットされた噺を聴いたときは、
もの凄く腑に落ちなくて、紅雀さんが、
うっかり忘れたのかなと、そう思っていたのですが、
違いました。あれは、意識して出さなかったのだと
思います。紅雀さんの不動坊は、屋根の上の場面が長いのか、
たぶん他の噺家さんよりも時間が長くかかるネタなので、
あの場面を入れると、間延びしてしまうのかなと。
(今度見たときは、その場面が入ってたりして^^;)
兎に角、この日は、この場面が無くても違和感なく
噺を聴けました。無くて正解だったのかもしれません。
それがとても嬉しかったです。
 それから、ゆうさんをなだめるのに、
飴ではなく“せんべい”を遣るから、と
徳さんが言う台詞があるのですが、
これも、前まで「飴」がいいなあと思ってたんです。
今回はせんべいだったのですが、
これもまた違和感がなく聴けましたし、充分笑えました。
ワンクッション、台詞が入って、
「せんべいを遣るから」
と言ったのが良かったのかもしれません。
うろ覚えなんですが、
前回記憶しているもの:
ゆうさんがキレる→徳さんが作業に戻る→ゆうさんが泣くので「飴(せんべい)をやるから泣くな」と徳さんが言う
今回見たもの:
ゆうさんがキレる→徳さんが作業に戻る→ゆうさんが「あんころは後で食べよう」と言う→徳さんが冷たくあしらう→ゆうさんが泣くので「せんべいをやるから」と徳さんが言う
 前回は、本当にゆうさんが子どもっぽい印象だったので、飴の方がいいのになと思ったんです。今回は、ちょっと大人びて見えたので、せんべいでも良かったのかな。
 あと、これは凄いなと思った仕草。前回は無かったかもしれません。カルタ先生が、屋根から吊るされる場面、見台(膝隠し)があるところは、安全な場所で、見台(膝隠し)から(舞台に向かって)左に外れると下に井戸のある危険な場所になるという設定で、カルタ先生が、空中をぶらぶらするのですが、時々、見台から外れた方へ、体が自然と行ってしまうんですね。すると「あっ、危ない」と言って、慌てて自分の居場所を安全な方(見台のある部分)へ戻るんです。
 私は、吉朝さんのように、井戸というおいしい道具があるのなら、飛び込むくらいの事はした方が面白いと思っていたのですが、こういう、井戸のおいしい使い方があったのだなあと、紅雀さんを尊敬してしまいました。
 最後に、惜しいなと思ったことを一つだけ。
屋根の上の騒ぎに、宙に吊るされたカルタ先生が上を見上げるタイミングが、やや遅く感じました。騒ぎが起こってしばらく経ってから、上を見上げたので、その後すぐに、下におろされる場面が来てしまい、カルタ先生の上を見上げる、という突っ込みの仕草が効果的に感じなかったんです。上を見るタイミングが遅いというのは、吉朝さんと比べてそう思ったので、また次回よく見ておこうと思います。ゆうさんがおしっこをする場面が無かったですし、それで何かがズレてしまったのかもしれません。
 サゲ直前は、ちょっと台詞がごちゃごちゃして、場面をきちん思い浮かべることが出来ませんでした。井戸に落ちたかと思ったけど、違ったんですね。サゲ(落ち)は「頼りない人やな」「さっきまで宙に浮いてました」。



ちょっと感想が長引くので、
中入り後の感想は、別の記事にします。
特攻野郎Bチーム 感想その2
を、お読みください。
書くほうも読むほうも根気がいるブログですね…

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非公開コメント

調子はどうですか?

14日にお会いした時は、そんなにしんどそうには見えなかったけど、「無理して来た」的なことを言うてはったので気になってました。
いつもすぐに更新されるブログがなかなか更新されない。それも楽しみにしていた特攻野郎Bチームだったので、これは大変なことになっているのではと心配してました。
でも、今日の書きっぷりを見てるとそれほど心配することもなさそうですな。続きも楽しみにしてます。紅雀さんの「不動坊」はどうでしたか?私は好きでしたけど。またまた枝雀色に惹かれてしまいました。
まあ、無理はせんとボチボチ(^_^;)

大丈夫?

私も心配してましたよ。
湖涼さん、お加減いかがですか?
とりあえずブログ更新されたから安心したけど・・・?

な訳で、Bチームお疲れ様でした。
帰りの道すがら、ちょっぴりガールズトークができて
嬉しかったです。
ひっさしぶりに、ちょっとゆっくり話したいですね^^

2日も寝込みはったとは。。。

おはようさんですぅ。
ノーテンキな私は珍しく落語会の後満足げな湖涼さんやったので、ブログなんぞUPせんと余韻に浸ってはるのかなぁ。。。なんぞと想像していました^^;
でもいくらかご回復のご様子…ですよね?
続きを楽しみにしています。

ピーマさん&さきさん&にこさんへ

ご心配をおかけしてすみません(汗)。
ご察しの通り、回復後は、いつものように書いています。Bチームはとても良い会だったので、早く感想を書きたい気持ちはあったのですが、中々頭痛が抜け切らなくて(完治するまで待っていたという^^;)。

ピーマさんへ 紅雀さんの落語が、あんまり私の心に届かなかった場合は、感想を書かない事もありますし、次の土日になってから感想を書く事もあります(^^;)<最近、更新が早いのは休職中だからです(苦笑)

さきさんへ メール有難うございました(><)ガールズトークは喫茶店でしたいですね。地下鉄のホームじゃ寒いですよね。いつかきっと落ち着いた所でしましょう。

にこさんへ 落語会の情報、折角いただいたのに、更新できずにすみません。ご心配をおかけしました。二日も寝込んで自分でもびっくりです。きっと紅雀さんの不動坊を真剣に聴きすぎたせいでしょう…。感想は、ぼちぼち頑張ります(^^)
プロフィール

湖涼

Author:湖涼
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