へっつい盗人のサゲ

明日、更新できないんで、
今日は二回更新します(^^;)

ちょっと遠出したついでに、
いつも寄れない図書館に行きました。
すると最寄の図書館には無い、
「桂文紅 若き飢エーテルの悩み」
という本を発見!
(日記+落語速記)本です。



この本は、四代目文我さんが、
文紅の日記の面白いところや大事なところを
選んで本にまとめたもので、
珍しい落語の速記もついています。
鬼薊と、島巡りと、テレビ葬式と、胴切り?
うろ覚えですみません…。

昭和32年から36年にかけての日記だそうで、
当時、崇徳院を高座にかけてた人は、
どのくらいいるのかなと、思いまして。

この、桂文紅が、
日記を書き始めたのは、確か三年目のことで、
のちに三代目文我を襲名する我太呂と、
性格が全く違うのに(酒上戸と下戸)、
同居したり、
パチンコが止められない苦悩を綴っています。
(芸の悩みも多いけど、↑が面白い)。


ざっとしか見てないのですが、
取り合えず「崇徳院」だけチェック。

・昭和32年12月8日
梅田の落語会にて桂文光(のちの文紅)「崇徳院」

・昭和33年2月2日
梅田の落語会にて桂我太呂「崇徳院」

・昭和33年5月14日
新日本放送にて 桂米朝「崇徳院」

・昭和33年10月22日
桂文光「崇徳院」(“かけあがり”でとある)
かけあがりの意味は不明。

・昭和33年10月25日
桂文光「崇徳院」10分。(←まさかの短記録)

・昭和33年11月4日
桂文光「崇徳院」。呼吸が乱れた。
日頃やってないせいだ。

・昭和33年11月10日
桂文光、2回目の出番で「崇徳院」。

これ以降、36年まで読みましたが、
崇徳院を高座にかけた記録は見つからなかったです。
四代目文我さんが、
選ばなかった日記に入ってるかもしれないですけど…。


びっくりしたことは、
三年目で「崇徳院」を手がけていること。
10分で「崇徳院」が出来たということ。
それから、
我太呂が、昭和33年には、崇徳院をしている、
ということ。
(彼は、米朝さんに教わったそうです)
四代目米團治が亡くなってから、
七年ほど経った時期ですが、
米朝さん、すでに後輩に教えるほど、
崇徳院のネタがもう完成していたという
ことなんでしょうか。
文紅も、一緒に教えてもらったのかな?
それとも、師匠の文團治に教えてもらったのか、
ちょっとその辺は分かりません。


で、やっと「へっつい盗人」のサゲについて。
このネタ、サゲが無くて、
「わあわあ言っております」で、
よく終わるネタだそうです。

文紅の日記には、
枝鶴(のちの六代目松鶴)を、
凄く褒めている事が多いのですが、
その枝鶴の「へっつい盗人」にサゲが
あったという記述がありました。


・昭和33年3月8日
文楽にて枝鶴兄「へっつい盗人」。
面白いサゲをつけていた。
道具屋の親父が出てきて、喜六をつかまえ、
「お前だけの知恵やないやろ?」
「へえ、へっついだけに、焚きつけられました」


この、焚きつけられましたっていうサゲ、
どうも、そうばさんもしているみたいです。
(今もやっているのかな?)
GUNLUKに感想がありまして。
2009年9月1日のものです。

私は、落語はなるべく落ち(サゲ)があった方が
好きなので、このサゲが広まったらいいなあ、
なんて思います。

あんなに大きな物音を立てるのですから、
親父さんが起きてきてもおかしくないんじゃないでしょうか。

まあ、どんなサゲにするのかは、
噺家さんの噺に対する好みだと思いますが…。

コメントの投稿

非公開コメント

私もこの本を読んでいます。初めて時うどんを見たのは、テレビの文紅師でした。
崇徳院を初めて聞いたのは、我太呂さん(昭和42年千日劇場)でしたが、だいぶ前からやっていたのですね。
先日ビデオの整理をしていたら、2000年暮れの、「朝まで落語会」の月亭八方の崇徳院を発見しました。
米朝型で落ちは鏡でした。
いよいよ明日は、舞台も客席もオールスター勢ぞろいですね。私だけ置いてきぼりで淋しいです(笑い)
_| ̄|○★ガクッ

もずさんへ

 もずさんが来られないのに、大集合なんて言ってすみません(汗)。なるべく詳細にレポート書きたいと思います(><)。
 それから、桂文紅の「時うどん」は、どうでしたか? 本を読んでいると、パチンコ中毒っぽいので、この人の将来が心配だったのですが…。
 八方さんの崇徳院は、鏡が割れる落ちなんですね。有難うございます。^^
 崇徳院一覧表には、我太呂さんの欄に、もずさんの情報に加えて、念のため本で得た情報も書きました。
http://jaimo.web.fc2.com/sutokuin-itiran.htm
赤字の部分がそうです。本当はざこばさんの情報も入れないといけないのに、作業が追いついていません。。

文紅師の時うどん

なんせ初めてうどんを食べるシーンを見た訳ですので、すごい感動を受け、この人は名人かと思いました。
昨日の不動坊は、ツイッターによると絶賛の声が多いですが、湖涼さんがどのような判定を下されるか楽しみにしています。ウフ

もずさんへ2

 文紅師の時うどん、良かったみたいで何よりです。^^ 初めて落語を見る人であっても、感銘を受けるか否かは噺家さんの腕にかかってくると思います。

 紅雀さんの不動坊、良かったですよ~(^^)。二回くらい噛んでましたけど(また余計な事を…)。ちょっと無理して行ったので、体調と相談しながらボチボチ書かせてもらいます。m(__)m
プロフィール

湖涼

Author:湖涼
ブログ管理人(湖涼)の連絡先
jaimo.koryou★gmail.com (★を@に変えて下さい)
@koryou_ツイッターです。
2つのアクセスランキングに参加しています。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 落語へ
↑にほんブログ村

最新記事
最新コメント
リンク
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
月別アーカイブ