お知らせ色々

2月の27日28日29日に、
べにこごの会場にて、モーレツ落語会のような
会を開く話について「べにこご」の記事に
出演メンバー変更の追記をしています。
紅雀さんが抜けて、まん我さんが入る、
佐ん吉さんが抜けて、しん吉さんが入る。

他のメンバーは、前回と一緒だと思うのですが、
正式発表まで、今しばらくお待ちください。



1月3日(水)に、べにこごがあるので、
たぶん、その時にもう一度言ってくれると思います。

こごろうさん、雀喜さん、まん我さん、
しん吉さん、ひろばさん、雀五郎さん

私が把握しているメンバーは上記の噺家さんです。
 これは、さきさんが「べにこご」の記事にコメントで、教えてくれたことなんですが、コメント欄を読んでる人は、全員ではないと思ったので、改めてこちらに書かせてもらいました。


それからもう一つ、
このブログ記事のカテゴリー分けについて。

今まで、「落語会」というカテゴリーは、
私自身が落語会に行っていない、
メールで教えてもらった落語会の情報も、
「落語会」というカテゴリーに入れていました。
それだと、
自分が行った落語会の数が分からなくなってきたので、
メールで頂いた落語会の情報は、
頂いた落語会情報」という
新たなカテゴリーに入れ直しました。
(漏れがあったら済みません)

せっかく、情報を頂いて、記事に転載させてもらったのに、
次々と私の記事によって流れてしまうのが、
本当に惜しいです。
検索して、読んでいただけたらなあと思います(汗)。



最後のお知らせは、
たぶん世界で私しか喜ばないだろうという内容です。

三代目桂三木助の「崇徳院」で、
若旦那の告白に、
思わず、ブーッと熊五郎が吹き出すくすぐりが
ありまして、
ここは、三木助が思いついたくすぐりだと
思っていたのですが、
志ん生の「幾代餅」のテキストを図書館で借りたら、
似たようなくすぐりがありました。


清蔵「へッ、おかみさんでございますか」
親方の女房「どうしたの、おまえ? え、親方が心配しているよ。おまえ、なんか自分で思ってることがあったら、はっきり言ったらいいじゃないかねえ…」
清「へえ、ですけども」
女「ですけどもじゃないよ。あたしにお話しなよ。えェ、誰にも言わないから…」
清「へえ、私の病気は自分でよくわかってンです
(下線、三木助の「崇徳院」に同様の台詞あり)
女「何なの?」
清「何なのって、これを言やァ、笑われるから…」
女「笑やしないよ。言ってごらんなね」
清「じゃァ言いますが、笑わないで下さい」
女「なンだね?」
清「実ァね……」
女「うん……」
清「笑われそうで……」(めっちゃ引っ張るなあ^^;)
女「笑わないったらさ、笑うわけがないじゃないか。病気って、なンなんだよ」
清「へえ、私の病気は、お医者さまでも草津の湯でも、惚れた病は直らねえって…(原文のママ)」
女「恋患い? お前が、アハハ、恋患い?」
清「ほォら、笑ったじゃないか
女「お前が恋患いだなんて、笑いたくもなるよ。(以下省略)」
(『志ん生艶ばなし』より抜粋)


吹き出してはいませんが、
三木助は、ここのくすぐりから発展させたのだろうと
思われます。次は、三木助の「崇徳院」です。

熊五郎「どうしやした若旦那、お加減が悪いって、え? 病名が分からないッてね。そいつがいちばん始末が悪(わり)い」
若旦那「医者には分からないけど、私にはよォくわかってる
熊「へえェ? 医者にはわからなくッって、あなたにわかってる? お前さんが医者になったほうがいいや、そりゃ。なんです、病気は?」
若「言ってもいいけど、お前笑うから
熊「冗談言っちゃいけねえやね、他人(しと)が体が悪(わり)いてえのに、笑うやつがあるもんか。言って御覧
(がん)さい言ってがンさい、どこが悪い」
若「本当に笑わないかい?」
熊「笑わない」
若「笑わなきゃ言うけどね、実は……実は……あァはは、あはァ、あはァは、笑うよォ
(下線、志ん生にはないくすぐりで、馬生の幾代餅にも引き継がれていない。米朝さんの「崇徳院」に影響か)
熊「お前さんが笑ってるんじゃねえか。私(あっし)は笑いもどうもしやしないよ。きまりが悪いことも、なんにもないから言ってごらんなさいてえのに」
若「本当に笑わないかい? そんなら言うけどね……私(あたし)の病気は恋患いなン」
熊「うふッ(思わず吹き出す)」
若「ほォらごらん、笑うじゃないか


・・・三木助の「崇徳院」の吹き出し方って、
うふッ」なんですね。
馬生の「幾代餅」は、
プッ―」ってなってます。
弟の志ん朝は、どうなんでしょうね。


志ん生の「幾代餅」って、
三木助の「崇徳院」にも影響を与えたのかなと。
そして、馬生の「幾代餅」は、
志ん生のテキストをベースに、三木助の「崇徳院」の影響と、
自身の工夫を加えています。

名人が名人を生むんですね(^^)


ちなみに、
三代目円生の「紺屋高尾」で、
天井のしみがお嬢さんの顔に見える、
○○が(失念)お嬢さんの顔に見える…、
というくだりがありました。
これも、三木助の「崇徳院」にありますし、上方の「崇徳院」にも影響を与えた箇所ではないかと思います。明治大正期の上方の「崇徳院」には無い部分なので。


「紺屋高尾」は浪曲にもあり、
元は落語ネタではありませんでした。
(講談ネタだったとも言われています)。
(幾代餅は、紺屋高尾の派生噺でしょう)

落語はやっぱり、最終地点だなと思います。
浄瑠璃→歌舞伎→落語とか、
講談→落語とか、
逆は、ちょっと考えにくいですね。
(あったらごめんなさい)


※追記
「紺屋高尾」の元ネタは、
中国の「売油郎独占花魁」という説話らしい…!
すごい、中国まで行っちゃった。


『もともとは中国の説話「売油郎独占花魁」という話が1700年代後半に翻訳された『通俗赤縄奇縁』等が日本で広まり、それを大阪の 司馬芝叟が1816年頃に長咄「売油郎」に翻案した。それが上方の落語「油屋与兵衛」となり、やがて江戸で翻案されて「紺屋高尾」と「幾代餅」になった、ということだった。』
(“落語「紺屋高尾」が作られたのはいつ頃か”より抜粋)


落語「油屋与兵衛」って何?
って調べてみたら、どうも人情噺だったみたいです。
歌舞伎にもなって大ヒットしたらしいのですが、
この噺自体は明治以降、演じ手がいなくなったそう。

中国の説話「売油郎独占花魁」→翻訳本
→江戸から上方に来た浄瑠璃作者・司馬芝叟が「油屋与兵衛」を作る
→歌舞伎「油商人廓話」、上方落語「油屋与兵衛」が生まれる
→→浪曲「紺屋高尾」、講談ネタにも?
→落語「紺屋高尾」「幾代餅」が生まれる


う~ん。
良く考えたら、
「紺屋高尾」(幾代餅)と「崇徳院」の共通点って、
“恋患い”の部分だけなんですよね(汗)
やっと我に返りました。

花魁と若衆の、住む世界が違うのに夫婦になった話って、
昔からどこの国にもありそうな感じです。
一般の男がお姫様と結婚する民話も沢山あります。
お姫様じゃ余りに非現実的なので、
花魁が出てきたのかなと。
 一方、
堅気の男女(お嬢さんと若旦那の話)「崇徳院」って、
けっこう落語の世界ではマイナーな存在だったように思います。
(タブーと言ったらおかしいけど…)
浄瑠璃の「新薄雪物語」でも、姫と若殿の話です。
 堅気の男女って、心中でもしなきゃドラマ性に欠けるので、
やっぱり「熊五郎」が番頭に成り代わって登場して
活躍するようになってから、有名になった噺なのでは。
「崇徳院」って、生まれてからしばらくは、
地味な存在だったかもしれません。

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モーレツかもしれない落語会

こんばんは
さきさんから詳しくはこちらでと聞いていましたが、思えば紅雀さんが不参加の会…今回は紅雀さんだけ別のスケジュールが入ってはるのでしょうか。
(モーレツの時にはまん我さんのスケジュールが塞がっていたということでしたよね。)
べにこごには不参加の私なので、Bチームの日に何かわかると嬉しいな。

ところで一つ見つけました。
法然院さんの歳末落語会(12/23)
http://www.honen-in.jp/N-0230-J.html

にこさんへ

 さきさんから、まさかそんなお言葉が!私より彼女の方がよく記憶されていると思ったのですが(^^;)。
 Bチームは、確かにモーレツ落語会2(仮称)のメンバーとよくかぶってますね。お盆の時は、確かにまん我さんを誘ったという話を聞きました。次回の紅雀さんもそうですが、こごさんの思う日程で、3日連続、仕事が空いている噺家さんでないと、参加できない会だと思います。Bチームの時に何か分かればよいのですが、取り合えず、1月3日のべにこごは、耳をダンボにして会の詳細を聞いてみます^^;。

 法然寺の落語会情報、有難うございました。早速、メモに追加させてもらいますね。(^O^)

あららっ

にこさん、湖涼さん、ごめんなさい。
犯人は私です。

湖涼さんが、べにこごレポートを載せるときに
きっと2月末の落語会の情報も乗せるだろう・・・
という予測で、先走ってにこさんにご案内していました。
 ・・・反省。
 すみませんでした・・・しょんぼり。

さきさんへ

いえいえ、私は、こごろうさんの話を半分くらいしか聞いてなかったので(2月にモーレツ落語会があるんだなあくらい)、さきさんの聞き覚えた情報も加えないと本とダメダメでした。べにこごのレポに2月の落語会情報を載せたかったんですけど、結局、助けてもらって何とか別の記事に載せた次第です。反省なんてしなくていいですよ(笑)。根がおしゃべりなんで、ブログに載せるのは決定的だった訳ですから。^^
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