第25回 久々の紅雀と阿か枝

2010年4月11日(日)

笑福亭 喬介「時うどん」
桂 阿か枝 「太田道灌」
桂 紅雀  「七度狐」
~中入り~
桂 紅雀  「孝行糖」
桂 阿か枝 「しびんの花生」

喬介さんの時うどんに衝撃。

下記は過去の日記から抜粋したもの。
2010/4/17 (Sat.) 15:48:56

先週の日曜日、初めて上方ワッハへ行きました。難波のジュンク堂は知ってたので、意外と早く見つけることが出来ました。
補助席が出るほどの盛況ぶり。30人以上入った模様。紅雀さんも阿か枝さんも二席目の方が良かったです。

・笑福亭 喬介さん「時うどん」
 初めて落語を聞く人でした。マクラで「みなさん付いてきて下さいね~」と仰っていた理由がよく分かる、勢いある内容。前座の「時うどん」は、内容をけっこう端折ってする事が多いのですが、今回は、たぶんフルバージョンで、出だしが衝撃的でした。清八と喜六が、廓(くるわ)遊び帰りの道すがらという設定で、うどん屋に行き着くまでに、暇つぶしに喜六が都都逸(どどいつ)を歌ったりするんです。何だか二人のお伊勢参りの旅を思い出してほっこりしました。
 私は常々、落語の「あほの人がかしこい人の真似をする」場面に、違和感を覚えていたのですが(あほの人が余りにかしこい人をそのまま演じるので、別人のように感じることもあるし、異常な感じさえ受けることもあるので)、喬介さんの「時うどん」は違いました。どうして喜六が清八の真似をそのまましようとするのか、ちゃんと説明されてました。たった一言のフォローで、しっくりくるんです。落語の矛盾点も…(涙)
 難を言えば、もう少し美味しそうにうどんを食べて欲しかったですね。他がちゃんと個性豊かに出来ているので、そこまで個性を出さなくてもいいと思うのです。鼻からうどん出すのは、年配の方や小さい子ならもっと受けるかも??

・桂 阿か枝さん「太田道灌」
 喬介さんの作った空気に、おずおずと入ってきた阿か枝さん。控えめな人柄のよう。なにわ探険クルーズでお客さんから「うまい事」を言われてしまった経験をマクラに。
 15歳の少女が太田道灌(江戸城を作った人!)に山吹の花を差し出す場面があるのですが、もうちょっと色っぽく言って欲しかったかな。何となく、阿か枝さんは女性の役を上手く出来そうな気がするんです。後半の笑いは意外と静かな印象。どっと笑いを取るタイプではないのかしら。

・桂 紅雀さん「七度狐」
 七度狐は、内容そのものが余り好きじゃないんです(何と!)。狐が一方的に悪ものになってる点が辛い(清八と喜六が盗みをはたらいた場面が端折られているので)。それから、七度狐が七回も化かしてないんちゃうかと思ってしまう。さらに、狐は大きな川に化けたあと、尼さんに化けるのですが、その後、棺おけを担ぐ「二人の男」が現れる。・・・狐って、同時に二人の人間に化けれるもんなん?別に紅雀さんが悪い訳じゃないんですが、違和感を感じてしまうんですね。こういう辛口を言えるのは紅雀さんの落語だけで(何故に)、他の人には言えません。
 清八が服を脱いで川に入った後、喜六が服を脱がずに川に入ったように見えたのですが、私の見間違いでしょうか…。(※DVDで確認した所、清八が頷きながら「そうそう、そうやって脱いだらええねん」と喜六に話しかける場面があり、直接喜六が着物を脱ぐ描写はないようです)

中入り後、
・桂 紅雀さん「孝行糖」
 珍しく、マクラで枝雀師匠の思い出を話される紅雀さん。「孝行糖」は九雀さん(兄弟子)に教えてもらったネタで、まだ覚えたての時に、枝雀独演会の前座でしろと、師匠が言ったそう。会場はだだすべりだったのに、“何故か”師匠だけ大うけだったと。それが何回か続いたらしい(涙)。
 親孝行の息子が、奉行所で褒められた。縁起が良いからと、人気歌舞伎役者の出した飴にあやかって、“孝行糖”を売ることに。その飴売りの歌が凄いんです。現代にないテンポで歌うから余計インパクトがあるのだと思うのですが・・・何か、アンパンマンに出てくる天丼マンの歌をちょっと思い出しました。めっちゃ楽しかったです。景気が上がるんじゃないかと思うくらいの明るさ。落ち(サゲ)は親父ギャグでした。
 奉行所の場面で、褒美に主人公が何か貰ったのですが「竹?」しか聞き取れなかった所だけが悔しかったです。一言フォローが欲しかった。

・桂 阿か枝さん「しびんの花生」
 話を聞いていて、とても阿か枝さんと相性のよいネタだなあと思いました。しっくりぴったり。お侍が、珍しい壷を買おうと思って、道具屋がそれは尿瓶(しびん)ですと止めるのですが、お侍は、それを作者名と思い込むんですね。そんな事あるはずない!と思うのですが、阿か枝さんが語ると「あるかも」と思ってしまう不思議さ。独特の間に説得力を感じます。道具屋は侍を騙すと後でエラい目に遭うので、最初は売るまいとしているのですが、このお侍は遠方に住んでいて「大坂には二度と来ない」と言うんですね。そこで道具屋は、
「・・・ああ、そうで、ございますか」(わー今日、俺ツイとるわあ)
って顔するんです。そこの間も良かったです。
 このお侍、騙されたと分かって道具屋に乗り込み、斬ろうとするのですが、寸でのとこで思い留まり…格好良かったですね(^^)。道具屋のずる賢さも光る佳品でした。

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