ハゲネタの小咄

噺家さんの中には、ご自身の頭髪の薄さ・無さを、逆手に
笑いを取っている方がいらっしゃると思うのですが、
悲しいことに、雀三郎さんしか思い出せません。

もっと沢山いると思うのですが…。

これは、現代語訳したら、
マクラの小話に使えるのでは?!という話を見つけたので、
ここにメモっておきます。
※短いので、少し引き伸ばす必要があると思います



 盗人の用心に、親父、蔵に寝る。それでも盗人来て、家尻(やじり)を切り、まづ一人、蔵の内へ入(い)れば、外の一人は、持出す道具《を》受取る手筈(てはず)で、しゃがんでゐたり。ときに親父、目をさまし、壁に穴の明いたるは合点(がてん)がゆかずと、件(くだん)の穴より頭をさし出したるに、外にいる盗人、「ムゝ、薬罐(やかん)から先か」。



『鹿の子餅』(明和9年(1772)刊)という江戸の小咄本で「盗人」という題です。

一行目からもう可笑しくて…
『盗人の用心に、親父、蔵に寝る。それでも盗人来て…』
こういう短くて面白い文章は、引き伸ばすと魅力が無くなってしまいそうで怖いです。
ここは噺家さんの話術で、何とか。「昔はこういう親父がいたんですよ」こういう感じ?
 蔵の穴に、ピカピカの頭を突っ込む仕草を想像するだけで、面白かったです。
夜だから、外の盗人もあさっての方を見て、眉をしかめて触り、
「…ヤカンから先か」と、言うのでしょうね。


本には、「やかん泥」の原話とありましたが、上方に来ているのでしょうか?


家尻(やじり)…家・蔵などの裏の方、と辞書にあります。
 今では想像付きにくいですが、
日本家屋は、木と紙で出来ている(土壁は?)らしいので、
切り落として、中に入ることも可能だったのでしょう…(ほんまかな)

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