それも言うなら

「崇徳院」を聴くと耳に付く言葉があります。
米朝さんや枝雀さんでは何となくスルーしてしまったような
気がするのですが
(えこ贔屓なのか話術の巧みなのか)
びちゃびちゃの女子(おなご)が入ってきたと説明する熊五郎に対し、
大旦那が、
「それも言うなら、綺麗な娘さんと違うか」
と云う台詞があります。
「それも言うなら」の“も”が気になるんです。。
「も」って、
2回目に使う言葉ですよね。
その台詞を聴くたびに、
「旦さん、まだ1回目やけど…?その“も”って何?」
と思います。
特に、中堅から若手の人の「崇徳院」を聞くとそうなります。
台詞が板についていない所為なのでしょうか。


それにしても、
米朝さん→枝雀さんの「崇徳院」、松鶴さん→仁鶴さんの「崇徳院」、
文枝さん→春蝶さんの「崇徳院」。
それ以後の新しい「崇徳院」を中々耳にする機会がありません。
そこで時間が止まっているというか…。
生喬さんくらいかな?
私も熱心に聴きに行ったりしていないので、何とも言えませんが…。
こごろうさんの「崇徳院」はチケット代が高くて諦めてしまいましたし、
文華さんも聞き逃しました。
東京の噺家さんは、小遊三さんで打ち止めになっています^^;
まだまだ聴いていない人は沢山いるので、
(東西合わせて1000人近く噺家さんっていますよね)
変に失望したりしないようにします。

上方落語メモにある「崇徳院」テキストは、米朝さんのものなんですが、
改めて読むと凄いなあと思います。
今は少し変えて演じている人も多そうです。(四十七銭の台詞を外したり)
また、変えなくても、しっくり来るかどうか…。
私は、枝雀さんの「崇徳院」は、米朝さんのテキストから自身に合うように練られた、彼のみにしか対応できないテキストだなあと思うところが多いので、
やっぱり、米朝さんから次世代の「崇徳院」を見てみたいと思う気持ちが強いです。

米朝さんの師である四代目米團治の「崇徳院」テキストは、
凄く気になる所なんですが・・・。
五代目松鶴と米朝さんの「崇徳院」を足して二で割った速記を、
作れたらなあ。さじ加減が難しそう(^^;)


昨日、中之島の図書館に行ってきました。
「上方はなし」は、やっぱり仁左衛門→二代目三木助の流れで「崇徳院」が伝わったという箇所は発見できませんでした。その代わり、花柳という「上方はなし」メンバーの一人が、
「崇徳院」を演じたようで、お客さんの感想が「上方はなし」に載っていました。^^
・短冊が風で落ちてくる演り方ではなく、お嬢さんが直接歌を書いた
・最後まで演じず、途中で切り上げたらしいが最後まで聴きたいと思うほど良かったと褒められていた
・『三越で米之助さんの「崇徳院」を聴いた時は、あまりの見幕でこの人喧嘩しいかいなァと吃驚した。「上方はなし」を読んでなるほどとわかったが、それだけに米之助さんの「崇徳院」が一番印象の深いものであった。』
(上方はなし第47集、紫檀桜という人の文章です)

・・・あまりの見幕って一体・・・。
米之助(四代目米團治)、力入れすぎ?
それだけこの噺に熱意があったという事なんでしょうか。

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