落語「高津の富」のサゲに似てる?

すいません、こじつけかと思いますが、中国の故事に落語「高津の富」のサゲに似てるかなあ、と思った話があったので、ここにメモしときます。


高津神社の富くじに当たったと知った、宿屋の主人は「富くじが当たったら半分ずつ分けよう」と言われていたので、富くじを買ってくれた客の寝床へ押しかける。


田舎の金持ちを装っていた客は、ガタガタ布団の中で震えながら、
「富くじが当たったからと言って、何やと言うんじゃ」
と、強がる。宿屋の主人の足元が見えて、
「こら! 人の寝間へ下駄履いたまま来る奴があるかい」
と、客は宿屋の主人を寝ながら叱り飛ばす。
「あ、ほんに、すまんこって(悪びれる様子もなく)。つい、うっかり。旦(だん)さん、寝てる場合やおまへんで!」
宿屋の主人が、客の布団をバサーッとはがすと、客は雪駄はいたまま寝とった。(落ち)



中国の故事

西暦383年。
漢民族でない胡人の国(チベット系のテイ(抵の手偏を無くす漢字)族が建てた前秦が、
他の国と連合軍を組んで、
東晋(漢民族の国)を攻めに来た。
怒涛の勢いでやって来て、
副都まで落としたので
東晋が滅ぶかと思われるほどだった。


が、先鋒軍がとある地で(漢字でない。さんずい編に肥、水・ひすい)思いもかけず負けたため、連合軍はちりぢり、前秦の王も流れ矢に当たり、命からがら逃げて行った。


「この東晋軍勝利の知らせを受けたとき、(名宰相)の謝安(しゃあん)は来客と棋(ご)をうっていたが、普段と変わることのない落ち着き払った態度を示したという。そして、何食わぬ顔で対局を終えた後、客を送り出したとき、珍事が起こった。このとき彼のはいていた下駄の歯が折れたが、彼はそのことに気づかなかったと伝えられるのである。」


「中国の歴史 05 中華の崩壊と拡大〜魏晋南北朝〜」(2005年発行。川本芳昭 著)P131 より抜粋


…………
これ、別に謝安じゃなくても良かったんじゃないの? っていうエピソードですが、まあ、こういう話が中国にありますよ〜ということで。

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